『連続テレビ小説「半分、青い。」総集編(前編)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)
- 鈴愛
- 秋風羽織
- 世界
- 漫画
- 先生
- お母ちゃん
- ミレーヌ
- 自分
- 律君
- お前
『連続テレビ小説「半分、青い。」総集編(前編)』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用
♬~
ほい。
お~い! おい 律!
ありがと!
<まだ 名前もない頃に出会った。
1971年7月7日
同じ日に私たちは生まれた>
現在放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」。放送初回から第14週まで、前半の見どころを凝縮した88分の総集編前編。あの感動の名場面が、鮮やかによみがえる!
詳細情報
番組内容
現在放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」。初回から第14週まで、前半の見どころを凝縮した総集編。何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい…幼少時に片耳を失聴し、失敗や挫折をくり返しながらも、持ち前のユニークな発想とバイタリティーで昭和・平成を駆け抜けるヒロイン、鈴愛(すずめ)の姿を描く。すでにご覧の方には懐かしく、まだご覧でない方にはわかりやすく、名場面をまとめた見ごたえたっぷりの88分
出演者
【出演】永野芽郁,松雪泰子,滝藤賢一,佐藤健,原田知世,谷原章介,中村倫也,清野菜名,志尊淳,矢本悠馬,古畑星夏,奈緒,上村海成,井川遥,余貴美子,豊川悦司,中村雅俊,【語り】風吹ジュン
原作・脚本
【作】北川悦吏子
♬~
♬「おはよう 世の中」
♬「夢を連れて 繰り返した」
♬「湯気には生活のメロディ」
♬「鶏の 歌声も」
♬「線路 風の話し声も」
♬「すべてはモノラルのメロディ」
♬「涙零れる音は」
♬「咲いた花がはじく雨音」
♬「悲しみに青空を」
♬「つづく日々の道の先を」
♬「塞ぐ影に」
♬「アイデアを」
♬「雨の音で歌を歌おう」
♬「すべて超えて響け」
♬「つづく日々を奏でる人へ」
♬「すべて超えて届け」
♬~
ただいま!
<時は 1980年です>
ただいま!
はい お帰り。 お帰り。
行ってきます!
え?
お前 何 持ってる?
ないしょ!
<岐阜県の東にある小さな食堂で
長女として生まれた
楡野鈴愛は
小学3年生になりました>
(五郎)キャベツ持って どこ行くんや!?
芋虫!
(笛の音)
律~!
<あっ 申し遅れました。
私 鈴愛の祖母です。
1年ほど前に
ピンピンコロリで逝きまして
そのせいか 最近 おじいちゃん
元気がありません。
そこで鈴愛は
仙吉さんと私を話させるため
三途の川を渡せるくらいの
長~い糸電話を
作ろうと思い立ちました>
律~!
「律~!」。
聞こえた!
「鈴愛~!」。
聞こえた!
嘘…。
川挟んで 名前大声で呼び合うとか
愛やないの?
違うの?
は…?
律~!
<鈴愛の耳に異変が起きたのは
9歳になった秋の事です>
<その時
初めて 鈴愛の世界が揺れました>
鈴愛!
鈴愛!
ムンプス難聴といいまして
おたふくかぜのウイルスが
内耳に感染して
急性発症する難聴です。
いや 娘 おたふくかぜなんて…。
いえ おたふくかぜの症状が
出ない事も多いんです。
はあ…。
あの それは…
左は
もう完全に聞こえなくなって
それは 戻らない
という事なんでしょうか?
はい。 左は完全に失聴しています。
♬~
鈴愛の左耳は
もう 治らんのやと。
今の… ままやと。
ずっと?
うん。
一生?
うん…。
バイバイって言えんかったな…。
元気な時の左耳に
バイバイ 今までありがとなって
言えんかった。
突然やった。
♬~
草太 呼んでくる。
「8時だョ! 全員集合」。
ヒゲダンスに間に合う。
♬「ババンバ バン バン バン」
♬「ババンバ バン バン バン」
<鈴愛は 一粒の涙も
こぼしませんでした>
代わってやりたい…。
ピカピカで産んだのに。
ピカピカの鈴愛やったのに…。
あの子に申し訳ない…。
じいちゃんなんか
両耳やってもいい
代わってやりたい
もう老い先短いから
とか言うけどもさ。
薬 のむか?
さっき のんだ。
うん…。
お白湯でも飲んで
落ち着くか。
♬~
今まで泣かなかったのに 鈴愛。
うちのお母さんが
鈴愛ちゃんは
一回も泣かないんだよ。 偉いって。
晴おばさんが そう言ったって。
泣く時がなかった。
泣く時が見つけられんかった。
私が泣くと みんな泣く。
つくし食堂が
泣き虫食堂になってまう。
泣き虫のお母ちゃんは
鈴愛が泣いたら
余計泣くに決まっとる。
(泣き声)
びっくりしたぁ。
(泣き声)
(泣き声)
帰ってもいいぞ。
いいよ つきあうよ。
(泣き声)
<1980年 9歳になった秋
私は 左耳の聴力をなくした。
私の世界は 半分になった>
<私は 生き物として弱くなった>
<両方の耳で音を聞いている時
世界は 力強くたくましかった。
しっかり そこにあった。
今は 何の音も
かぼそく 頼りない。
足元が ぐらぐらした。
心もとなかった>
<でも 本能が生きようとした。
世界を楽しもうと していた>
♬~
あっ お母ちゃん!
面白い! 半分だけ雨降っとる!
右だけ雨降っとる!
そうか。 左 聞こえんもんねえ。
鈴愛の左側は
いつだって晴れやね。
うん。 行ってきます!
(晴)行ってらっしゃい。
♬~
お~い! こっち!
こっち こっち~!
鈴愛!
鈴愛 雨やんでる!
♬~
半分 青い。
♬~
<9年後の平成元年。
鈴愛は
高校3年生になっていました>
ふぎょぎょ!
じゃがまろ!
やきそばパン!
<花も恥じらう乙女…
になっているはずが…>
菜生!
鈴愛 構うな!
私の分まで頼んだ!
了解致した!
<この時分には
鈴愛のバランス感覚は
すっかり治りまして
こうして
飛んだり跳ねたりしております>
≪鈴愛~! 鈴愛~!
<まっ しかし やはり
左の耳は聞こえないままで
音の方向は 悲しいかな
片耳では特定する事はできず…>
ハッハッ やきそばパン
いっただき~!
ブッチャー!
許せん!
<ブッチャーは
相変わらず反則ブッチャーです>
鈴愛~! あっ…!
ありがとね。 ありがとう。
またね!
ごめんねえ じゃがまろも
やきそばパンも人気やもんでね。
ほしたら…
羊羹サンドとミックスサンド。
<そして 律君も
このように美しく成長し…>
律…。
何で?
男子 前の時間 サッカーだよね?
東校舎より遠いやん!
あ~ 何か下級生たちが くれた。
ふぎょぎょ! じゃがまろまで!
幻のじゃがまろ…。
あっ いる?
欲しい!
どうしよっかな~。
3回 回って ワンって…。
ワン!
おっ おっ… あっ やばい。
えっ? 律?
死んだ?
やってまった!?
<でも 僕たちは
いつまでも昨日の続きで
子どものままで…。
お互いが異性だって事すら
気が付かなかったんだ>
ワン!
あの2人は 何かがあったら
どうにかなるかもしれん。
…と
私は 常々 にらんでいました。
そりゃ 私だって そこ
思わなくないですよ。
ほやろ? ほやから これは逆に
いい起爆剤になるかもしれん
と思って。
菜生ちゃん 結構 機微あるな。
キビ? キビダンゴ?
機微だよ! 心の機微!
うわ~ いい写真やねえ。
(弥一)この前 体育祭で
朝露高校行った時にな。
撮ってやった。
もう来年には卒業やもんね。
早いな。
<高校最後の夏>
♬「世界でいちばん」
<鈴愛の人生に転機が訪れます>
ごめん 俺 渡したいものある。
ん?
<きっかけは 律君が貸してくれた
漫画のコレクションでした>
ちょっと恥ずかしいんやけど…。
<それは カリスマ漫画家
秋風羽織の作品でした>
(草太)おねえ 何 読んどるの?
ん?
少女漫画や。
今まで少年誌一筋やったのに…。
あんたは気楽でいいね
みんな 受験勉強してるのに。
受験ないもん。
ちゃんと卒業できるんやろね?
うん…。
おっ 「いつもポケットに
ショパン」 秋風羽織やん。
知ってんの?
(草太)知っとるよ。
あ… 恵ちゃんに借りて
読んだんやな。
余計な事 言うな。
<ページを開くのは
どこか扉を開けるのに似ていた。
新しい世界が そこに広がる。
その言葉は歌うように美しく
その絵は この世界が
こんなふうに見える眼鏡が
あるなら
その眼鏡を私にも貸してほしい
と思った。
私は 秋風羽織じゃないから
うまく言えないけれど…。
私は 風に吹かれながら
秋風羽織を読んだ>
あっ そうや。
これ持ってきた! 秋風羽織。
お~。
ありがと。
これで 鈴愛
ほとんど 秋風羽織 制覇。 うん。
この夏で みんな読んだ。
すばらしかった。
霧が晴れるようやった。
もやっとしたのが…
自分の感じてる事が
はっきり分かった。
秋風羽織 すごい 天才!
憧れる! こんな人がいる!
そんなにか…。
模写してみた。
えっ すげ…。
秋風羽織の漫画には
私の思ってる事が
みんな描いてある!
私は 世界が分かった。
私の中の何かが
開いたような気がする!
そんなにか…。
夢中や。
就職も決まったし 暇やし
駅前のスーパー岩田屋で
バイトして お金ためて
秋風羽織 全部買おうと思っとる。
お前 漫画描けば?
え?
絵も描けるし
鈴愛 言う事面白いから
セリフも書けるんやないの?
は?
まさか 無理無理。
ほんでも 秋風羽織って
どんな人やろう?
基本 秘密やろ?
考えると わくわくする。
美少女って気がするなあ…。
それか きれいな おねえさん?
行ってても 28ぐらいの?
えっ 私は 美少年やと思う。
すっごい きれいなさ
この漫画に出てくるような
東京のカサノバみたいな男の人。
(2人)どんな人かなあ…。
<こんな人でした。
何と言いますか
思いの外…>
<おっさんや>
では 次の質問に…。
<この日2人は名古屋に赴き
秋風羽織 初のトークショーを
見に行っていました>
その時のお気持ちなど…。
別に。
そ… そうですよね。
それでは ひと言で言って
先生にとって漫画とは何ですか?
言いたくない。
(小杉)ああ… なんて 息の詰まる
トークショーなんだ。
菱本さん 秋風先生
なぜ 急に顔出しして こんな事。
秋風は自分のファンに
直接会ってみたくなったのよ。
秋風羽織先生!
あの これ…。
差し入れです。
どうも。
♬~
うっま!
(小杉)はい 五平餅!
ありがとうございました
写真まで。
(秋風)五平餅 ありがとう。
これは 紛れもなく真実の五平餅。
あの… 先生!
私 漫画描いてるんです!
あっ 今日 持ってきてるんです。
えっ…。
♬~
君 漫画描くの初めて?
あっ 2作目です。
まあ 1作目も こんな感じで。
何も考えないで いきなり本番。
はい。
<こういう事です>
天才?
えっ?
あ… 秋風先生 大丈夫ですか?
あの こいつが規格外すぎて
何か やられてません?
ところで 君 えっと… 名前は。
あっ 鈴愛です。 楡野鈴愛。
そう 楡野鈴愛さん。
私の弟子になりませんか?
なります。
え?
<しかし 鈴愛
就職が決まっていました>
私 農協には行かん。
何 言っとる?
明日にでも 農協行って
内定取り消してもらう。
東京に行く。
はあ?
そいで…。
それで 漫画家になる!
何 言っとるの!? あんた!
(幸子)まあまあ まあまあ…!
晴さんも鈴愛ちゃんも落ち着いて。
ほんなら
今日のところは これは…。
置いてって。
この子が入社式に着る!
私は入社式には出ない。
スーツは着ない!
置いてって!
ねえ あの だから…。
お代も払わないかん!
私が払う!
何 言っとる!
ちょっと うわ~! やめやって!
破れる!
(破れる音)
東京に行く事は許さない。
お父ちゃんは?
今 おかあちゃんが話しとる。
晴さん 感情的にならんといて
なっ。
私は東京へ行く。
漫画家になりたい人なんか
いっぱいいる。
そんな競争の世界で
あんたが やっていける訳がない。
お母ちゃん
漫画は競争の世界やない。
夢の世界や。
私は 夢の種を手に入れたんや。
(和子)フフフフッ…。
面白かった。
本当に?
ちゃ~んと漫画になっとるね。
面白かった。
ほうか…。
鈴愛ちゃん すごいと思う。
私は才能あると思う。
あと そんなふうに自分の意志が
はっきりあるのって
すばらしいと思う。
え?
普通は もっと みんな臆病やよ。
この町から東京に出ていく
女の子なんて いないもん。
こんな優しいとこを
あの子は離れて…。
どうやって生きてく?
ねえ 晴さん。
あ… また 金八先生みたいに
なったら どうしよう。
ああ… フフッ ええよ。
和子さんの金八先生 聞きたい。
(金八先生のモノマネで)
このバカチンが。
(2人)フフフフッ。
私 思うんだけど
耳の事があるから
より心配なのは分かるけど
鈴愛ちゃんには
鈴愛ちゃんの人生があって
そいで 律には律の人生があって。
私たちはさ…。
子どもが SOSを出した時しか
もう 立ち入っちゃ
いけないんかなあって。
だって もう あの子ら
大人になってまった。
(晴)この前まで
子どもやったのになあ…。
えっ… 本当に?
うん。
お父ちゃんも?
うん。 みんなで話した。
おじいちゃんも?
うん。 いい話だと思うよ。
俺も賛成。 姉ちゃんの部屋と
2つ使えるようになる。
寝室と勉強部屋 分ける。
やった~!
明日ね 農協にお詫びに行こう。
あんた 一緒に農協行くんやよ。
うん。 あ…。
おじいちゃん 口利いてくれた…。
大丈夫や。 もう 話はしたから。
ありがと。 ごめんなさい。
そうと決まれば
律に電話していい?
律 心配しとる。
何や お姉ちゃん 秋風先生とこに
電話するんやなくて
まずは 律にいちゃんとこか?
あ… そうか。
あっ でも 秋風先生は
別に逃げない!
律にいちゃんも逃げんけどな。
うるせえ。
イッタ!
おい…。
お母ちゃん。
晴さん。
あんたは楽しいばっかりでいいね。
おかあちゃんは…
おかあちゃんは
さみしくてたまらん。
(晴)あんたは もう
18かもしれんけど
おかあちゃんの中には
3つのあんたも
5つのあんたも 13歳のあんたも
全部いる。
まだ いる。
大人や
もう大人やって言われても…。
(泣き声)
♬~
<今日は
朝露高校平成元年度の卒業式です>
おいしい。
うめえな。
うん。
さっき撮った写真が出来る頃には
もう みんな おらんね。
梟町におらんね。
独りぼっちや。
私… 私
涙が焼けるの初めて見た。
アホな鈴愛がおらんくなったら
つまらんな。
梟会がええ! ここがなくなったら
どうしたらいいんや!
一人で京都とか怖すぎる。
<鈴愛の上京も
明日に迫っていました>
あんたは アホか。 いい年して。
しかたない。 怖~い夢を見た。
あれ? お父ちゃんのいびき
聞こえんようになった。
起きたか?
うん?
(いびき)
寝とるよ。
♬~
な~に あんた。
おんなじ匂いや あのころと。
[ 回想 ]
こうすると 怖いのがなくなる。
あんたの手は大きなった。
生まれた時は 紅葉みたいな手で
こうやって キュッて握っとった。
それは赤ちゃんの原始反射
って言うんや。
どんな赤ちゃんもやる。
手に触ったものを握る。
これも原始反射かね?
どんな18歳でもやるの?
これは… 愛や。
お母ちゃん 泣いとる?
残念でした 泣いとらん。
お母ちゃん…。
うん?
ごめんね。
何 言っとる。
あんた 頑張るんやよ。
うん…。
♬~
<翌朝 鈴愛は
ふるさとを旅立ちました>
♬~
(チャイム)
(菱本)来ました 五平餅。
明日は朝10時から。
今日は もう休んでいいです。
おやすみなさい。
生原稿 すごい…。
ああ…。
見ていいですか?
うん。
<やってまった…>
いいですか?
朝10時に秋風オフィスへ。
窓を開けて換気 掃除
3階から1階まで。
そのあと買い出し。
朝は皆さん
おのおの食べて入りますので
12時昼食 3時におやつ
夜は 7時に夕食。
メンバーは 秋風先生 私。
私は いつも
ここで食事するとは限りません。
同じく 若手アシスタントの
ボクテ ユーコ。
ベテランアシスタントの
中野さん 野方さん。
えっ…。
もしかして
料理あまりした事ない?
すいません。
大丈夫。
漫画を描く人は 手先が器用。
教えます。
あなたは メシアシです。
メシアシ?
メシアシスタント。
ああ! あっ ごはんを作るから
そう言うんですね。
もちろん
線に勢いがついてくれば
デッサンなんか どうでもいいって
話もありますが
まずは 君たち 基本!
ここ しっかりやってなくて
どうするって話です。
<先生 若手にレクチャー中です>
ひと休みしよう。
菱本君 コーヒー。
先生 楡野さんがお話があると。
岐阜の猿が… 何?
コーヒーぶちまけた事なら
もういいです。
あっ いえ… あの 先生。
私 言わなければならない事が
ありました。 はい?
私 左の耳が聞こえません。
小さい頃に 病気で。
だから?
えっ?
私は 左の耳が聞こえないから
人と違ったものが描ける。
人と違った世界を
知っているから
オリジナルなものが
描けるとでも?
は?
いいか そういう事に甘えるな。
経験があるから描ける
ないから描けない。
自分の境遇は描ける
そうじゃないものは描けない
だと 描くものは狭まる。
要は 想像力だ!
それさえあれば何だって描ける。
想像の翼は どこまでも飛び立つ!
お母ちゃん ここは すごい!
片耳聞こえない事が
ハンディじゃなくて
上乗せになる世界や!
は? どういう事?
秋風先生に耳の事言ったら
何にも気にしん。
ここには ゲイもおる。
ゲイ?
ここは描くものが全てだ。
作ったものが全てだ。 その人が
どんな人であるかは関係ない。
片耳聞こえなくても問題ない。
いや いっそ 何か期待されてる。
お母ちゃん ここは自由や。
よかったね いいとこ入れて。
うん。
(ブザー)
お母ちゃん あかん!
ピ~ッて言った! またかける!
ああ… うん。
またな お母ちゃん!
☎(不通音)
え?
え?
えっ?
あっ いや 電話代高いから。
<そんなこんなで
鈴愛の東京での毎日が始まり…
一方 西北大学理工学部に進学した
律君には
人生を変える
大切な出会いがありました>
♬~(「ふるさと」)
<一人は
自動演奏ロボットを開発し
一躍 名をはせた名物教授>
ロボットは医療 福祉の分野に
活用されていくのです!
科学は 時として人を狂わせるが
うまく寄り添えば
人類最高の親友になりえる。
耳は…
例えば 片耳 失聴してたとして
それの助けになるような事は?
ふ~む…。
<そして もう一人は…>
イタッ! (鳴き声)
え?
どこの子?
でもさあ マア君
私 幸せだったよ。
マア君といた時間 忘れない。
ドラマの撮影?
くるみちゃんの次でも
キョウコちゃんの次でも
ミレーヌの次でもよかった…。
ミレーヌ…。 フランス人か?
(鳴き声)
ミレーヌ!
あっ いや 俺 律… 萩尾 律。
ミレーヌ 駄目じゃない。
それ もらう。
あ…?
ああ。
寝てたら うちに来たから。
う~ん 駄目じゃないか ミレーヌ。
マア君 ひどい!
私 ミレーヌ以下なんだ!
もういい!
えっ? あっ いいの?
別れ際は
よく切れるナイフで スパッと。
これ鉄則。
はあ…。
ない?
はい。
念のため
お風呂の中も見たんですが…。
そんなはずはない。
昨日 私は一気に描いたんだ。
世紀の傑作を。
タイトルも決まっている。
「さよならは私から言う」。
夢じゃないんですか?
いえ 描きました。
この手で描きました。
<事件です。
天才漫画家 秋風羽織の
次回作のネームが
なくなったのです。
ネームとは ストーリーを
組み立てるための設計図。
ドラマにおける
シナリオのようなものです>
今日 本日
私の部屋の掃除をしたのは誰だ?
今日 私の部屋の掃除をしたのは
誰ですか?
私です。
私の ネームを知りませんか?
あの 何か落書きのようなものが
何枚も床に散らばってまして…。
それは あの ゴミかと…。
捨てたの?
はい…。
それが 私の 大事なネームです。
あ… でも 丸まって 床に…。
丸まってなんかいない!
ちゃんとそろえて
机の上に置いてあった! え…。
私のネームが もし見つからねば
君も切腹してもらう!
(笛の音)
律。
クビ?
お母ちゃんに どう言ったらいい?
こう言っちゃなんだけど…
2人とも喜ぶよ。
鈴愛が帰ってきたら。
親は子どもの夢よりも
一緒にいてくれる事の方が
うれしい。
そっか…。
そうかもな…。
そしたら ほしたら…。
私の夢は どうなる?
漫画家になりたい。 なりたかった。
なれると思った。
今もなりたくて たまらん。
漫画が描きたい。
(チャイム)
律 今日行くよね? マハ…。
マハ?
ジャロ?
え? マハジャロ行くの? 律。
何で分かった?
変な格好しとる。
精いっぱいのおしゃれなのに…。
(正人)鈴愛ちゃん 頑張れ~!
♬~
フォ~!
<鈴愛
上京して ひとつき足らず。
漫画の世界との別れを覚悟し
バブルにはじけた夜でした>
(一同)フゥッ!
ただいま。
(宇太郎)鈴愛。 鈴愛! どうした?
眠い。 今は寝かせて。
簡単に説明をします。
失敗をして クビになりました。
以上です。
クビって 鈴愛…。
今は寝たい。
おやすみなさい…。
しょうがない子や…。
≪ごめんくださ~い!
こんにちは。
(草太)律にいちゃん!
実は今日
お客さんをお連れしてて…。
(晴)お客さん?
秋風先生です。
秋風羽織です。
(戸が開く音)
(晴)鈴愛。 鈴愛! 起きて!
起きろ! 起きて!
イッタ~…。
もう学校?
(晴)何 言っとる。
秋風先生 見えた。
先生?
秋風先生?
うん。 急いで。
こんなとこまで追いかけてきた。
新宿まで一人で出れん
方向音痴の先生が。
殺される。
お母ちゃん 私 殺される!
この子の不始末は
私たち家族の不始末です。
できたら どうぞ
孫の命だけは…!
(せきばらい)
ご家族 仲がよろしく
大変結構。
鈴愛さん。
なくなったネームの事だが…。
はあ…。
あなたが捨てたものは
本物のゴミでした。
えっ? え… じゃあ ネームは!?
私が酔っ払って
電子レンジの中に…。
♬「あなのあいた れんこんさん」
♬「すじのとおった ふーき」
♬~
まことに申し訳ない。
ネームはありました。
私の勘違いでした。
♬~
このような事は もう二度とないと
思ったので 記念に。
<東京に戻った鈴愛は
メシアシを卒業。
アシスタントとして
カケアミ ベタ塗り
背景も任されるようになり…。
秋風塾では
裕子ちゃんやボクテ君と一緒に
先生のレクチャーを
受けられるようになりました>
だからさ 何度言ったら分かるの?
話が上っ面なんだって!
「感動をありがとう。
あなたが私の王子様」。
何じゃこれ! こんなセリフ
生きてて人が言うか!?
すいません!
お前は こんなダサい事
言った事があるのか?
ない。 な… な… ないです!
何のために生きてるんだ!
漫画のためだろ!
こんなものは紙クズ以下だ!
えっ?
初めて作ってみた。
えっ これ 正人君が?
きれい…。
元気出してのプレゼント。
正人君…。
あなたが 私の王子様。
♬「泣かないで恋心よ」
♬「願いが叶うなら」
(ノック)
はい!
さっきから何回
同じ曲 聴いてるの?
うるさい。 ボリューム下げて。
(ラジカセ)「Are you ready?」
あっ!
この曲は違う!
♬「白い季節の」
片思いソングの決定版
「木枯しに吹かれて」。
「抱かれて」だから。
もしや 鈴愛ちゃん
誰か好きな人でもできたの?
えっ やだ まさか
そんな訳ないじゃん!
こんな分かりやすい人類が
いまだかつて
地球上にいただろうか?
<そして 恋の季節は律君にも>
おめでとう 律君。
え…?
久しぶり。
<「待ってて」。
彼女の唇が
そう動いたような気がした>
<僕の… 初恋の人>
萩尾 律君だよね。
旋律の律と書いて 律。
清さん。
え?
伊藤 清さん。 さんずいに青。
清いと書いて 清。
♬~
よかったら コーヒー飲みません?
はい。
おお 鈴愛ちゃん 元気?
あの!
この前 花火… 花火するって
言ったじゃないですか?
あれって 社交辞令ですか!?
買い物に行くと
全っ然 似合ってないのに
「あ~ すごくお似合いですよ」
とか言われる
あれと同じやつですか!?
あっ 友達の彼氏の写真見た時に
「うわ~ ないわ~」と思っても
「うわ~ すてき!」とか
「優しそう」とか とりあえず言う
そういうやつですか!?
鈴愛 駄目だよ。
追い詰めちゃ駄目だってば。
ん? 違うよ。 しようよ 花火。
自分 この前 電話したよ
鈴愛ちゃんに。
えっ… 本当ですか?
明日 しようか? 花火。
明日?
♬~
初花火。
鈴愛ちゃん 金魚みたい。
え?
近くまで来たかなって思うと
スッて行っちゃう。
ヒラヒラッて泳ぐ 金魚みたい。
♬~
金魚…。
すくって下さい。
♬~
正人君 燃える!
燃えとる! 燃えとる!
あ?
脱いで 脱いで! 早く早く!
あっ 死ぬ。 俺 死ぬ。
大丈夫 死なない! 死なない!
<あの時 正人君の上着が
ろうそくに くっつかなければ
キスしてたんだろうなあと
鈴愛は今も思う事があります>
<ところが…>
(裕子)突き飛ばされた?
うん…。
イルカ公園で?
うん…。
自分
そういうつもりじゃなかった。
え… えっ 嫌だよ!
正人君 好きだよ!
離して。
嫌だよ マア君! ねえ!
マア君とか やめて。
マア君! ねえ!
離してってば!
(藤堂)ちょっと 何それ。
僕って ゲイじゃないですか?
でも 男として許せない。
信じられない。 ひっど~い。
てか
君たち両思いじゃなかったの?
そのつもりだった。
完全に いけたと思っとった。
今回。
自分 律が大事だから。
は?
律の好きな人とは
つきあえないよ。
はあ?
えっ お前 何 言ってんの?
違うの?
違うよ!
俺には 清がいるし。
え…
鈴愛は正人が好きじゃん 現に。
お互いに気付いてないだけだよ
自分の気持ちに。
えっ 何 その言い方
神様みたいに。 何様なの?
自分が一番
分かってますみたいなの。
えっ むかつく。
お前が俺と鈴愛を語るな。
俺と鈴愛の歴史を語るな!
俺 ちょっと 鈴愛のぞいてくるわ。
(正人)うん。
律 裏貸して。
裏?
表でなくていい。 裏。 背中。
ほい。
♬~
小さい時 怖い夢 見ると
お母ちゃんの背中に
よう抱きついとった。
俺は お前のお母ちゃんか。
律の背中は あったかいな。
余計 泣けてくるな。
そう?
いくら泣いてもスズメの涙
なんつって。
フフフフ…。
こんな時でも
律が笑うと うれしい。
ホッとする。
俺さ 鈴愛。
ん?
多分
生まれて初めて聞いた泣き声が
鈴愛の泣き声なんだよな。
どういう事?
お前の5分前に
同じ病院で生まれた。
あ… なるほど。
左の耳が聞こえんくなった時も
律の横で泣いた。
そんな事もあったな。
あったよ…。
<そして 七夕がやって来ました>
(笛の音)
律!
お誕生日おめでとう!
行こう。
毎年 お誕生日おめでとう
言い合ってたんだ。
≪(窓が開く音)
清さん…。
やってまった…。
帰ったら 梟会の写真が破れてた。
清は鈴愛が破ったって言った。
(清)私 律に私の知らない時間が
ある事が嫌なの。
それが過去でも。
帰ります。
あのさ!
マグマ大使だか何だか
知らないけど
人の恋人 3回 笛吹いて呼ぶの
やめてくれないかな。
こんなものがあるから
いけないんだ!
やめて!
これは 律のお父さんが
弥一おじさんが撮った大事な写真。
帰ってきた律が悲しがるから
そういう事するの やめて!
律が悲しがるって何なの?
あなたは律の何なの? 消えろよ!
律を返せ!
律は私のものだ! 生まれた時から
律は私といたんだ! 律を返せ!
はあ!? 律は 私のもんだよ!
鈴愛が 律は私のものだって
清に言ったら もう駄目だよ。
取られると思うと
返せって言っとった。
いつも 私は 律の隣に おった。
小学校のお誕生日会でも
梟会でも 教室でも
律の隣は 私の場所やった。
何で…
何で あの子が 律の部屋におる。
この町を越そうと思う。
鈴愛と距離を置くためだ。
私は…
私は ただ 今までと同じように
律と いたかった。
律に そばにいてほしかった。
律のそばにいたかった。
そのつもりだったよ。
でも ルール破ったの
そっちじゃん。
そっちじゃない?
もう 子どもじゃ
いられないんだよ。
♬~
私は 律がいなくなると思うと
立ってる地面が
なくなってまうみたいや。
地面が すっぽりなくなってまう。
怖い。
遅いよ 鈴愛。
もう 遅い。
今日は鈴愛から。 ネタを話せ。
「月が屋根に隠れる」。
おっ いいタイトル。
男女が別れ話をしていると
月が見えていて…。
(秋風)いつになく大人っぽいね。
2人で 小さい頃の 自分たちの
思い出話なんかをしてるんです。
糸電話。 川挟むやつ。
やった。
最後は
暗くなりたくなかったから。
楽しい気分で別れたかったから。
ゾートロープ。
ともしび。
私は 律に
「あっ 見て 月きれいだね」って
言えなかったんです。
何で?
思い出縛りだったから?
思い出しか言っちゃいけない。
今の事は
言っちゃいけないような…。
もう 2人の思い出
増やしちゃいけないような…。
何か 言えなかったんです。
楡野 今だ。 今 描け。
お前 絶対 いいものが描ける。
お前 才能がある!
これは神様がくれたチャンスだ。
いや 律君がくれたチャンスだ!
律…。
律って口に出したら悲しい…。
頭の中で思うより ずっと…。
もう しゃべるな 鈴愛。
しゃべらなくていい!
もったいない! 漫画にするんだ!
それを描け!
鬼…。
鬼上等! 描くんだ!
♬~
最後は見送らせてよ。
おっ。
バイバイ 律。
さよなら 鈴愛。
♬~
駄目! 全然駄目!
構成がなってない。
セリフに溺れるな。
視点の誘導ができてない。
吹き出しの位置が違う!
ベタが雑!
パース取れてない。
お前は いつまで 「月屋根」
描いとるんじゃ おんどりゃ~!
日が暮れて カラスが鳴くぞ~!
<結局 「月が屋根に隠れる」は
お蔵入りに。
それでも2年後
鈴愛は裕子ちゃんたちと共に
デビューを果たします>
<デビュー作「一瞬に咲け」は
連載が続き
おかげさまでコミックスも
4巻まで出ました。
時は 1995年になっていました>
先生。
楡野は いません。 永眠しました。
違います 先生。
岐阜の木田原菜生さんです。
<それは 鈴愛も生まれる時に
お世話になった
貴美香先生の還暦パーティーが
開かれるというお知らせでした>
あ… 貴美香先生!
鈴愛ちゃん!
遅くなって すいません。
おめでとうございます。
ありがとう。
鈴愛ちゃん。 律君。
律の方が早く生まれたのに。
レディーファーストや。
律 きれいな顔しとる。
うん。
律君も来てくれたよ。
今日 もう 京都に帰らないかん
みたいやったけどね。
夏虫の駅から帰るって
言っとったよ。
律!
(笛の音)
鈴愛。
律…。
♬~
俺 5年前
鈴愛の夢を盗んだ。
ん?
鈴愛を送ってった七夕の帰り。
バイバイ 律。
さよなら 鈴愛。
♬~
夢 かなえたね。
ありがと。
何で?
こっちが ありがとうでしょ。
でも 律の夢は 私の夢やったもん。
♬~
えっ しおり?
夢のしおり。
ここで 夢がかないました。
…の印。
パイナツプル。
鈴愛。
俺 就職決まった。
うん?
大阪の菱松電機の中央研究所。
そこでロボット作る。
すごい。 誰でも知っとる!
一流や。
おめでとう。
ありがとう。
ジャンケンホイ!
勝った。
チヨコレイ…。
レイトで戻る。
えっ 嘘?
本当。
レイト。
ん?
あっ…。
あ…。
あ…。
短冊が…。
まあ いいよ。
もう 夢かなったし。
鈴愛とも会えたし。
律…。
鈴愛。
結婚しないか?
♬~
<時は流れて 世紀末>
違う!
う~ん 描けない。
<21世紀までに
結婚できそうにない鈴愛は
あの時の事を何度も思い出します>
結婚しないか?
京都に一緒に行かないか?
♬~
ごめん。
無理だ。
そうだよな。 いや 冗談。
あ?
いや 冗談じゃなくて
本気だったんだけど…。
俺と鈴愛は
そういうんじゃないもんな。
何つうか おんなじ日に生まれて
兄妹っつうか
ソウルメートっつうか…。
ごめん 今のは忘れてくれ。
それってさあ どう聞いても
お前とは無理って聞こえるよね?
いや そういう意味じゃない。
今は無理。 売れたら迎えに行く
くらいの。
どうして
そこまで言わなかったの?
言う前に 電車が来てまった。
う~ん…
誰か考えてくれんかなあ。
<漫画家として成功し
いつか 律と…。
そんな鈴愛の期待は
あっけなく裏切られます>
はさみ はさみ…。
<律君は鈴愛に振られたと思い
会社の受付嬢と
結婚していたのです>
<やがて 漫画家としての
生き残りを懸けた仕事で
鈴愛は原稿を落としてしまいます>
律…。
鈴愛 描けなくなっちゃった。
♬~
鈴愛ちゃん やめて。
(吾妻)
ど… どうしてくれるんだよ!
雑誌に穴開いちゃうよ!
本当に… 本当にごめんなさい。
すいません。
いや 代原があります。
えっ!?
(秋風)私が描きました。
それでよかったら
使って頂けたらと。
これです。
(秋風)原作というか
原案は楡野スズメです。
連名となりますが
よろしいでしょうか?
あっ 共作という事ですか?
はい。
<それは
鈴愛と律の絆をテーマに
天才漫画家
秋風羽織が描き下ろした
「月が屋根に隠れる」
でした>
すごい…。
これが プロだ…。
鈴愛ちゃん!
寝てくれ 鈴愛。
今は もう何も考えずに
休んでくれ。
鈴愛 頑張ったねえ。
ん?
ペンダコすごい。
☎
はいはい 楡野ですが。
☎おじいちゃん 私や。
おお どうした?
おじいちゃん
誰にも言わんといてな。
言わんよ。
私 ま~ あかんかもしれん。
そうかあ。
漫画家 ま~ あかんか。
うん。
まあ しょうがないな。
あっさりしとるなあ。
まあ
こっちへ帰ってきてもいいし
帰ってくるの嫌やったら
そっちで ほかの事すればいい。
ほかの事…。
何か見つかるやろ。
このご時世 どうやったって
生きてけるぞ。
そうなんか?
要はな 鈴愛。 どうにでもなるぞ。
大丈夫やって事や。
人間はな 強いぞ。
ほうか。
ああ。
ほんで また
鈴愛は殊の外 強いぞ。
ほうか。 知らなんだ。
教えたったわ。 ハハハハッ。
私は頑張っても
三流の漫画家にしかなれない。
それだったら やめたい。
漫画を描いて楽しいのは
才能のある人だ。
飛べない鳥が
飛べる鳥を見上げて
下を歩くのは ごめんだ。
人生に曇りの日が増える。
私は 自分の人生を晴らしたい。
曇り空を晴らしたい。
私は 私の人生を生きる。
♬~
漫画家を やめたらいいと
思います。
先生…。
漫画を…
もう やめたらいいと思います。
分かりました。
先生。
今まで お世話になりました!
♬~
気持ちいい~!
(裕子)最高~!
空は青~!
何だ それ?
クレヨンで塗ったみたいな青。
青~!
♬~
♬「あなたの事思うと」
♬「すごく胸があつくなるの」
♬「いつもは ユーウツな雨も」
うわ~!
(裕子)海だ~!
(裕子 鈴愛)あっ!
<それでも 鈴愛の上に
青い空は広がっていました>
♬「ユメ ユメ」
♬「ユメ」