女性向けエロが男性向けエロと比べて問題視されにくいのは、現実で性的な被害にあっているのは主として女性であって、女性から男性への性暴力というのは体格や筋力の差などからあまり考えにくいということがあると思う(もちろんパワハラなどを利用した男性の性的被害の事例がないわけではない)。歴史的に見て陵辱されてきたのは常に女性であって、男性ではないという事実がある。
女性側による男性の性的消費はたしかに倫理的に問題はあるが、男性はそれを見て「女に犯される」という恐怖を抱くことはほとんどない。せいぜい、「気持ち悪い」「不快だ」程度の感情が湧く程度。
一方、男性側による女性の性的消費は倫理的に問題があるだけではなく、女性はそれを見て「男に犯される」という恐怖を抱くこともある。実際にかなり多くの女性が痴漢を一度は経験しているし、事件にならないものも含めて世の中には男性からの性暴力で苦しんでいる女性は多い(PTSD化して長期間後遺症に苦しむ人もいる)。「気持ち悪い」「不快だ」という感情ももちろんあるが、それ以上にポルノに触れた時の女性の感情が「恐怖」を含むものであるということを理解するべきだ。
オタクは女も同じだろーなどというが、完全に同じ構図というわけではない。女は筋力が弱い。極端な話をすると、キモオタはいつでも美少女を陵辱することができるが、腐女子は男子中学生以上のイケメンを陵辱することはできない。
とにかく男女の体の作りには明確な差異があり、男の場合と女の場合を簡単に並べることはできない。
穏当な解決策としては、行きすぎたラノベのポルノ表紙もBLも等しくゾーニングするというものになるだろう。しかし、そういった書籍を出版することに対する規制には両陣営が手を取り合って反対していくべきだ。
重要なのはお互いがうまく棲み分けて共存することだ。敵を叩きのめして締め出して満足、というのではただの子供の喧嘩だ。
現状、ゾーニングに反対しているオタクは多いが、社会の構成員のひとりとして、性暴力に苦しんでいる女性たちの気持ちをどう取り扱うかというのはもうちょっと真剣に考えてみてもいいんじゃないだろうか。
>社会の構成員のひとりとして、性暴力に苦しんでいる女性たちの気持ちをどう取り扱うかというのはもうちょっと真剣に考えてみてもいいんじゃないだろうか。 その考えは危険だね。...
全く同じ文脈で「歴史的に見て男性は筋力にまさるせいで、女性に肉体的な重労働や、戦争行為を押し付けられてきた。扶養責任を押し付けられてきて、人間関係的な恐怖を覚えている...