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気候変動※左端の「27W」は台風23号、左から2番目の「マンクット」が台風22号、右から3番目がフローレンス @jamaicaweather/twitter
これも気候変動の影響なのか――。米国に向かう大型ハリケーン「フローレンス」、フィリピンに迫る台風22号の脅威が報じられている今週、これらを含む9個の熱帯低気圧が発生している様子をとらえた衛星写真が投稿された。
民間の気象情報サイト「ジャマイカ・ウェザー」は9月10日、太平洋から大西洋にかけて9個の熱帯低気圧が並ぶ衛星画像をツイッターに投稿し、「今週末は大変なことになりそうだ」とのコメントを添えた。
英メディア「デイリーメール」は、「壊滅的な災害をもたらしうる9個の嵐が地球を取り囲む」という見出しをつけた記事でこの衛星画像を取り上げた。
米南東部に向かっている大型ハリケーンのフローレンスは、当初勢力が5段階中2番目に強い「カテゴリー4」だったが、その後「カテゴリー2」に弱まった。それでも依然、14日に上陸する見通しのノースカロライナ州を中心に大きな被害が予想されている。
アメリカに接近するハリケーン・フローレンス 12日のハリケーン・フローレンスの様子 大西洋上の3つのハリケーンの様子ロイターの記事によると、フローレンスの予想進路上にあるブランズウィック原子力発電所では、運営会社のデューク・エナジーがハリケーン直撃に備えて原子炉の停止作業を開始したという。
13日の台風22号
一方の台風22号は、5段階で最高の「カテゴリー5」で、フィリピンの各自治体は警戒警報を発令して災害に備えている。今のところ22号、23号とも日本への直接的な影響はないとされている。