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藤嶋、中継ぎ待機 竜ミラクルCSへ総力戦

2018年9月15日 紙面から

キャッチボールで調整する藤嶋=マツダスタジアムで(伊藤遼撮影)

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 奇跡の扉をこじ開けろ!! 中日は14日、広島戦(15日、マツダ)に備えてマツダスタジアムで指名練習した。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出は断たれているが、3位の巨人がこの日、DeNAに敗れて2・5ゲーム差。勝ち続ければ奇跡の逆転CS出場も視野に入る。残り12試合。広島、巨人と続く3連戦は一つも落とせない戦い。登板間隔の空く藤嶋健人投手(20)を中継ぎ待機させ、投手陣のスクランブル態勢で白星街道を突き進む。

 可能性がある限り望みは捨てない。逆転のCS進出へ、3位の巨人と2・5ゲーム差と接近。それでも歓喜を呼び込むには勝って、勝って、勝ちまくるしかない。その切り札となるべき存在が配置転換される藤嶋だ。

 2年目右腕は3勝目を挙げた8日の広島戦(マツダ)を含めた5試合連続で先発してきた。しかし、15日の広島戦、16、17日の巨人戦を終えると21日のDeNA戦(横浜)まで3日間試合がない。首脳陣は先発ローテーションに余裕ができることもあり、藤嶋を中継ぎ待機させることを決断。練習を終えた右腕は「起用された時に一番いい状態に持っていけるといい。(今季は)いろんな場面を行かせてもらったし、初めてのことじゃないことも多くなってきた。戸惑いはないと思う」と目をギラつかせた。

 経験が自信につながっている。中継ぎで今季プロ初登板を飾り、6月17日の西武戦(メットライフドーム)では先発予定の松坂が背中の捻挫を発症して急きょ回避したため緊急先発。プロ初勝利を飾った。その後は先発ローテの一角として定着。登板18試合のうち先発7試合、中継ぎも11試合経験済みで「一人一人打ち取ることは(先発も中継ぎも)変わらない。そこは変わらずにやっていきたい」と気合十分だ。

 ロングリリーフもできる生きのいい藤嶋が控えることで、先発もエンジン全開で腕を振れる。中7日で15日の広島戦に先発予定の笠原は「毎回序盤から飛ばしているけど、中継ぎも人数がいるので安心して投げられる」とうなずいた。16日に先発濃厚な吉見も、今季は安定感は抜群。17日の巨人戦に先発が濃厚なガルシアは「上にいるチームに勝てば差を縮められる訳だから、直接対決は大事にしたい。投げることになれば勝ちにいかないと。全力で行くよ」と腕をぶす。大きな分岐点になりそうな広島と巨人の計3連戦。信頼のおける先発3枚で勝利をたぐり寄せる算段だ。

 

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