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【社会】

首相の改憲姿勢批判 九条の会「慎重審議 約束を」

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 護憲派の文化人らでつくる「九条の会」は十四日、自民党総裁選で憲法改正が大きな争点になっていることを踏まえ、東京・永田町で記者会見した。改憲に前のめりな安倍晋三首相の姿勢を批判し、同団体が参加する「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の三千万人署名運動の推進を呼び掛けた。

 安倍首相は、自衛隊の明記などを盛り込んだ自民党改憲案について、秋の臨時国会か来年の通常国会への提出を目指す考えを示している。

 安倍首相は十四日の日本記者クラブ主催討論会で「慎重に謙虚、丁寧に政権運営に当たりたい」と述べたが、九条の会世話人の山内敏弘・一橋大学名誉教授(憲法学)は「本当にそう考えるなら、次の国会に改憲案を出したいという発言は撤回し『憲法審査会の慎重、丁寧な審議に委ねる』と言ってほしい」と求めた。

 呼び掛け人の作家沢地久枝さんは「皆さんと手を取り合い、絶対にこの政治の動きを許さないという気持ちになる。そこにしか道はない」と訴えた=写真。 (山本哲正)

 

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