中学生の娘が担任の教師が嫌でしょうがないと愚痴を言っている。
私はどうしても問題を解決する方に思考が行きがちなので、吐き出せれば済むような話は妻に任せている。
すると今度は「私が困っているのにお母さんはちっとも味方になってくれない」と怒り始めた。
敵、味方って話ならば両親ともお前の味方だし、先生が敵だと言うならお父さんはモンペにでも何でもなって問題を解決するぞ。
と言うと、そういう話ではないという。
そんな事は百も承知だ。
自分が不快になる環境の中にいる時、我慢するとか、見かたを少し変えることでマシになるとか、そこから逃げ出すとか、問題を解決するために戦うとか色々方法があると思う。
妻の提案は見かたを少し変えてみれば?というものだったがそれでは自分の味方ではないらしい。
我慢するのも嫌だと言うならお父さんの出番だ。
問題を解決するために戦う術を伝授するとか、色々捨てて逃げ出すための準備を始めるぞって事になるから、素直にお母さんの話を聞いてみたらどうだという事だ。
最終的には、妻にも協力してもらって私が一番の悪者ってことにして、先生に対する恨みみたいなものが薄れたようなので、気が晴れたのならまぁよかったのかなと思う。
事の発端は、クラスの男子が真面目に授業を受けてないのを注意しない先生がムカつくってことらしい。
自分の力では自分の望んだ形で解決できない問題を、理想の形で解決してくれない人に対して怒っている。
その連鎖が最終的に私の所まで来たのだか、結局、私に対して一番怒っている事になってしまっている。
感情の問題だから理不尽に怒られるのはしょうがないと思うが、私に対して怒ったところで何一つ環境が変わっていないのはいいのかなあと思ってしまう。
敵、味方という二元的な話になってしまうのもまだ子供だから仕方ないけど、敵よりも自分的に頼りない味方の方が悪だといった発想は改めたほうが今後の人生が楽になるような気がする。
大人になっていくにしたがって落ち着いて来るのかなーと漠然と考えていたのだが、いまさっき届いた妻からの愚痴ラインが「仕事をしない後輩を注意しない上司がムカつく」というものだし、昨日、結局私が一番の悪者になる前に娘の気持ちを落ち着かせられなかった妻に対してモヤモヤとした感情を持っていたりするので、なかなか難しいもんだなと思った。
女子中学生って二次元にしか存在しないかと思ったら、リアルにも存在するのか。男子校だったし、現役時代からまったく俺の人生に登場しない。