見ているだけで楽しい「漢字が戦う格闘ゲーム」の攻撃モーション集　キャラセレ画面の時点で完成度高い

こういう技ある。

　「漢字が格闘ゲームで戦う場合の攻撃モーション集」がTwitterに投稿され、人気を集めています。「砕」「轟」「刈」などの漢字が、固有のモーションで動き回ります。

　以前「ぷよぷよ風の漢字ゲーム」を投稿したARAMA（@aramatypo）さんの作品（関連記事）。キャラクターセレクト画面で各漢字が六角形のマスに入れて並べられているのが格闘ゲームっぽいです。

キャラクターセレクト画面がもうそれっぽい

　部首を鈍器のように動かす「砕」や、漢字全体を伸ばして画面を動き回る「巻」など、漢字の持つ意味をイメージさせる動きが多数。飛び道具はもちろん、設置系の技など既存の格闘ゲームでも度々見かける必殺技があるようです。

　ARAMAさんによると、「門（もんがまえ）」が人間の肩から腕に見えたことがきっかけで思い付いたアイデア。「一、二、三」や「大、中、小」も候補として検討したものの、動きを出すのが難しく断念。「協」「競」「筆」なども考えており、キャラクターセレクト画面の未解禁枠に入ってくるかもしれないとのこと。

　なお、「砕」はスタンダードなパワー型、上からの攻撃をオートガードできる「傘」など、13種類の漢字の主な特徴も決まっているようで、ボスは「轟」、裏ボスは飛ばした武器を無限リロードできる「鬱」だそうです。なお、ARAMAさんいわく「個人的には『轟』『興』『刈』が3強」らしい。

（以下、ARAMAさんの解説）「砕」→スタンダードなパワータイプ

「棒」→棒を伸ばす。攻撃力は低いが、コンボが決めやすい

「傘」→上からの攻撃をオートガードできる傘。リロードに隙ができる。「人」は地面に設置可能

「廻」→回転する「回」を飛ばして戦う。操作はできないため、飛ばしたあとは回収が必要

「轟」→明らかに強い。三つの「車」が順番に動く様子で「轟いている」感を出したかった

「巻」→「己」を巻き取ることで素早く移動でき、機動力が高い

「操」→3つの口を操作して戦う。ダメージは「木」にしか通らないが、防御力は低い

「囲」→相手を閉じ込めたり、囲んだりする

「噛」→歯と歯で、噛み潰すイメージ。当てにくい分攻撃力が高い

「興」→時間がたつにつれ左右同時に攻撃できたり、動きが早くなったりする（「動画の尺の都合上、表現しきれなかったのが悔しい」とのこと）

「刈」→画数が少ない分、よく動く。とにかく刈りに行く狂キャラタイプ

「函」→びっくり箱的な感じ。箱にこもっている間は攻撃を通さない

「鬱」→飛ばした武器はリロード出来ない。全ての攻撃は1度きりで、攻撃を外すと勝つことができなくなる。漢字の意味はプレイヤーの気持ち

　動きだけでなく、詳細な設定も作り込まれたこのゲーム。是非友人とプレイしてみたい。

画像提供：ARAMA（@aramatypo）さん