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FacebookのザッカーバーグCEO、「中間選挙に備えてはいるが、政府や他社との協力が必要」

» 2018年09月14日 09時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは9月13日(現地時間)、「Preparing for Elections(選挙に備えて)」と題したFacebookノートを投稿した。2016年の米大統領選挙にFacebookが与えた影響を来たる米中間選挙で繰り返さないために実施している多様な取り組みについて、3000ワード以上を費やして説明している。

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 2016年の選挙の段階では、サイバー攻撃などには対処したが、外国(ロシア)がフェイクアカウントを使って情報操作するとは予想していなかった(のでフェイクニュースの拡散を許してしまった)。だが、現在はこの種の攻撃にも対処するようにしているとして、広告制度の改善フェイクアカウントの削除サードパーティーとの協力など、過去の発表を再度紹介した。

 「われわれは着実に前進しているが、敵は資金豊富で洗練されて」おり、軍拡競争は続くとし、この戦いはFacebookだけのものではないと主張する。「Facebookが最初に不正に気づくべきではあるが、常に可能なわけではない。政府や他のIT企業、ジャーナリストが先に問題に気づくこともあるだろう。われわれは共に脅威を阻止するための文化を創造する必要がある。問題の複雑さを考えれば、これが最善の策だ」という。

 ザッカーバーグ氏は9月4日付の米Washington Postへの寄稿でも同様の説明をしており、そちらでは「私はよく『中間選挙対策に自信はあるか?』と聞かれる。われわれは大きく前進はしたが、敵も高度になっている。これは軍拡競争であり、米国民主主義を外部からの干渉から守るためには、民間と公共機関の協力が必要だ」と語っている。

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