Photo:鴨川-3 By:edamame0322

Photo:鴨川-3 By edamame0322

12月6日に京都に行ってきました。
今回は1人旅だったので、行きたい場所をピックアップして好きなようにブラブラしました。写真と解説を入れていきますが、記事の名の如く歴史的要素は一切無いので予めご了承ください。






・岡崎別院
Photo:岡崎別院-3 By:edamame0322

Photo:岡崎別院-3 By edamame0322

東本願寺の別院である岡崎別院は、浄土真宗の宗祖親鸞が一時期住んでいたといわれる草庵跡です。
色づいた銀杏やもみじのほか、いたるところに結婚記念樹が植えられていました。写真の場所は入ってすぐ見られるところで、他には庭園や池があります。

「行けば何とかなるだろー」「案内看板とか立ってるだろー」「地元住民とかいるだろー」と思っていたため、「何とかならなかった」「看板とかなかった」「誰もいなかった」の三拍子が揃ったのは痛かった。寺務所には人がいるようでしたが、チキンな私は声をかけることができず。見取り図がホームページに用意されていましたがそれすらも忘れており。非常に趣のある庭園はチラ見することすらせず、予定よりも40分早くここを出発することに……(ただ、ここで40分早く出たことにより後々の予定が良い方向に向くのですが)。

Photo:岡崎別院-2 By:edamame0322

Photo:岡崎別院-2 By edamame0322

周知の通り、ここは岩田聡さんの告別式が行われた場所です。
東本願寺のご本尊が阿弥陀如来なのでここで行われたのでしょうが、私は他にも理由があるとにらんでいます。それは、たとえば近くにホテルがあるからとか、寺院の場所や観光地としての知名度などとは別のことで、「おそらく生前ここに来たことがあるのではないか」ということです。不確かながらも根拠があってそう考えていますが、合っているかどうかを確かめるすべはありませんので本気にしないでください。まあ、その、あの大雨の日にここに確実にいたと思いをはせることができただけでも、私は満足です。


朝っぱらということもありましたが、地元住民すらいないとても静かなところなので(庭園には誰かいたのかもしれませんけど)、人混みを避けてゆっくりと環境に浸りたい方におススメしたいですね。

四季の写真がホームページに掲載されていますので、気になる方はぜひチェックを。実際に行こうと考えている方は見取り図の確認も忘れてはいけません(泣)。
http://okazakibetsuin.com


Photo:ホテル平安の森京都 By:edamame0322

Photo:ホテル平安の森京都 By edamame0322

告別式の直前にミヤホンとイトイさんが出てきた(のではないかと思われる)ホテル。


・山内任天堂
Photo:山内任天堂-2 By:edamame0322

Photo:山内任天堂-2 By edamame0322

1959年まで任天堂の本社であった社屋。住宅地に佇むモダンな建物です。
入口はカーテンがかかり塀は高く、中をうかがうことはできません。

放置されているのかと思いきや、建てられた年代を考えても窓や外壁はとても綺麗なので、世界の任天堂発祥の地として手入れされてる感があります。

住宅地ということでここも静かな上、正面通が人も車も通行量がそこそこ多いので、見学の際はその辺りの配慮が必要です。

Photo:山内任天堂-3 By:edamame0322

Photo:山内任天堂-3 By edamame0322

この看板は玄関にかけられています。


・任天堂リサーチセンター&鳥羽街道駅
Photo:任天堂リサーチセンター-1 By:edamame0322

Photo:任天堂リサーチセンター-1 By edamame0322
Photo:任天堂リサーチセンター-2 By:edamame0322

Photo:任天堂リサーチセンター-2 By edamame0322

2000年まで任天堂の本社であった社屋、つまり旧本社ですね。
以前までインテリジェントシステムズや企画開発本部が入っていましたが、現在はマリオクラブが入っています。企画開発部制作のトモダチコレクションシリーズやキキトリックで、ロケ地としてゲーム内に登場したことがあります。


image

キキトリックより。おわかりいただけただろうか……とはいえ、私の写真と共通してうつっているのは芝生しかないので、各自Google Earthで確認してください。


鳥羽街道駅も見てみたかったのは、トモコレシリーズに「鳥羽街道」「Tobakaido」という単語が登場するからなんですね。実際に鳥羽街道と呼ばれていたものはまったく別の場所にあるため、トモコレシリーズの鳥羽街道は駅からきているのではないかと私は思うのです。最寄駅ですし。


Photo:任天堂リサーチセンター-4 By:edamame0322

Photo:任天堂リサーチセンター-4 By edamame0322

任天堂骨牌の石版。この場所は地域のゴミ捨て場となっている模様。


企画開発本部は本社開発棟ができた際に移動し、その後企画制作本部に統合されてしまいました。今現在企画制作部の中身がどうなっているのかは分かりませんが、私としてはトモコレなどを作った開発チームが、そのままの体質で残っていることを願うばかりです。


・伏見稲荷大社
Photo:伏見稲荷大社-1 By:edamame0322

Photo:伏見稲荷大社-1 By edamame0322

千本鳥居で有名な伏見稲荷大社。任天堂的には、スターフォックスのフォックスがここのキツネに由来していますね。
E3 2015のNintendo Digital Eventで宮本さんがコメントしていた場所は、楼門の鳥居の近くと、千本鳥居を抜けた先にある奥社奉拝所になります。


image
Photo:伏見稲荷大社-14 By:edamame0322

Photo:伏見稲荷大社-14 By edamame0322

ここは正面から入ってすぐの場所で、左側にトイレがあります。映像内に映っていた黒い柱が謎でしたが、トイレの看板ならまあ隠すかと。


奥社奉拝所は白狐絵馬(宮本さんがフォックスの絵を描いていたやつ)を奉納する場所でもあります。

image

1つ500円。願い事と住所、名前と参拝日を書いて奉納します。
よくよく考えてみれば、住所を書く必要がありますから、宮本さんの絵馬は撮影後にどっかいっちゃってるんですよね……。仮に飾ってあったとしても、半年以上が経った今ではさすがにお目にかかることはなかったでしょう(実際に無かったことも確認済みです)。


Photo:伏見稲荷大社-12 By:edamame0322

Photo:伏見稲荷大社-12 By edamame0322

宮本さんと同じ場所に奉納したいそこのアナタはここを狙いましょう。デザイン、背景、光源の位置を考えてもここしか合致するポイントがありませんので。


image
Photo:伏見稲荷大社-10 By:edamame0322

Photo:伏見稲荷大社-10 By edamame0322

また、宮本さんが眺めていたキツネは奉拝所の左側にあります。


奉拝所の右側にはおもかる石があります。持ち上げた時の重さが、自分が思っていた重さよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶いにくいというアレです。私は白弧絵馬に書いた願いと同じものを考えながら持ち上げましたが、思っていたよりも……重かったです……。


宮本さんの画像はE3 2015 Nintendo Digital Eventより抜粋。
https://www.youtube.com/watch?v=tQpSl9YHISo


・京都水族館
Photo:京都水族館-1 By:edamame0322

Photo:京都水族館-1 By edamame0322

2012年3月にできたばかりの比較的新しい水族館です。水槽の作りなどがナウいのでそんな気はしていました。大人入場料2050円。

観光客はほぼいない様子で、地元住民、特に子どもたちの学びの場となっているようです。ホームページに書かれているコンセプト通りの、教育と娯楽が合わさった施設になっているように思えました。

私がここに訪れた理由は、E3 2014のNintendo Digital Eventでスプラトゥーンが初発表となった時に、開発者のコメントが収録された場所だからなんですね。


image
Photo:京都水族館-2 By:edamame0322

Photo:京都水族館-2 By edamame0322

入口付近にあるここは丁度上にイルカスタジアムがあり、プールになっている場所です。


image
Photo:京都水族館-8 By:edamame0322

Photo:京都水族館-8 By edamame0322

開発者のコメントが収録されたこの場所は「大水槽」と呼ばれており、1階や2階の様々なスポットから水槽を覗くことができます。


大水槽を見て帰ろうかと思っていましたが、フラフラと立ち寄った「イルカLIVE きいて音(ネ)」がすごく良かったです。

Photo:京都水族館-24 By:edamame0322

Photo:京都水族館-24 By edamame0322

このパフォーマンスも教育と娯楽が合わさっており、大人も子どももみんなが楽しめます。1日に2~4回やっていますので、スケジュールを確認し余裕をもって入場しましょう。
http://www.kyoto-aquarium.com/show/live.html

また、京都水族館の公式Facebookページもあります。可愛い生き物と学べる投稿内容はひとつひとつが面白いです。特に下村館長が可愛いのでおススメです。
https://www.facebook.com/Kyoto.aquarium.official/


開発者などの画像はE3 2014 Nintendo Digital Eventより抜粋。
https://www.youtube.com/watch?v=ey1vjwgpKoE


・東本願寺
Photo:東本願寺-4 By:edamame0322

Photo:東本願寺-4 By edamame0322

岡崎別院が東本願寺の別院であることは先ほど書きましたが、岡崎別院にはお守りなどを買えるような場所が無いので、関連するものを購入したい場合ここに来る必要があります。御影堂が写真に収まりきれないほど大きく圧巻でした。

お好きな方から怒られそうですが、私は阿弥陀如来のお守りを買うためだけにここへ来ました。しかし京都水族館出発の時点で脚が限界を迎えており、到着が遅れ、お買い物広場の閉館時間16時ピッタリに到着するという偉業を達成しました。いやー惜しかったなー。

というかそもそも、お守りだけ買って出るつもりでいたので、閉門時間(11月~2月は16時30分)のことは気にしていなかったんですね。最初に訪れた岡崎別院で予定より40分早く出ていなければ、境内に入ることすらできなかったわけですし、京都水族館のイルカLIVEもタイミングが悪くて見れなかったでしょう。目的は達成できませんでしたが、これまでのことを考えれば悪くはないんですよね。

閉門時間が迫っていましたし、工事が目立っていたため見学はまたの機会にということにしました。


・京都タワー
Photo:京都タワー-1 By:edamame0322

Photo:京都タワー-1 By edamame0322

京都駅の北側にある、展望室のある灯台のようなタワーです。大人入場料770円。写真は東本願寺から撮影したものです。
Wii Sports Resortの舞台ウーフーアイランドにある灯台「ジャイアント・キャンドル・ムヨーノ」の元ネタと言われ(参照:景観論争)、Wiiの説明書に描かれていたりする、京都の1つのランドマークですね。

京都の街並みを一望できる展望室ですが、夜よりも昼間来た方がよかったかなと思いました。光源が少なめなので特筆するような光景ではないんですよね。伏見稲荷大社が見えるそうですが、暗くてどこだか分かりませんでした。


Photo:京都タワー-2 By:edamame0322

Photo:京都タワー-2 By edamame0322

任天堂社屋がランドマークの1つとして紹介されていました。


Photo:京都タワー-3 By:edamame0322

Photo:京都タワー-3 By edamame0322
Photo:京都タワー-5 By:edamame0322

Photo:京都タワー-5 By edamame0322

望遠鏡で見た本社開発棟とリサーチセンター。実は、リサーチセンター紹介時の写真に京都タワーが写り込んでいるんですよ。探してみてください。


Photo:京都タワー-4 By:edamame0322

Photo:京都タワー-4 By edamame0322

特筆することはないとはいえ、こんな光景が見たい方は夜に訪れてみてもいいかもしれません。



これで今回の旅は終了ですが、そのほかヨドバシカメラや京都駅の屋上にのぼったりして過ごしました。

京都タワーの隣にあるヨドバシカメラは、任天堂社員が出没するとか、しないとかなんですが、ゲームコーナーの6割ほどが任天堂スペースという贔屓っぷりがすごかったです。3DSと同程度に扱われているWiiUが現実離れしていたというか、さすが京都って感じでしたね。


Photo:お土産 By:edamame0322

Photo:お土産 By edamame0322

旅のお土産。
お土産っぽくないものが目立ちますが、まあそういう時もありますよね。



今回の1人旅、バスが乗れないということで電車と徒歩で移動したのですが、その後2日間くらいまともに歩くことができないほど筋肉痛になったんですよ。普段歩いてないので余計ですけど……バスに乗るのは必須だと痛感しました。特に岡崎別院は最寄りの神宮丸太駅でも1.2kmほどの距離がありますからね。岡崎別院まで市バスが出ていますし、市バスはSuicaが使えるそうなので、勇気を出せばきっと便利な乗り物になってくれるはず。
あ、その前にSuica買わないとなぁ……。


紹介しきれなかった写真をこちらのページで掲載しています。計85枚。
https://www.flickr.com/photos/125449811@N03/sets/72157662131318495







おまけ


今年7月に任天堂本社と本社開発棟に行ってきた時の写真です。
王道ですし語りつくされた感ありますが、まあ見ていってクダサイヨ。


・本社開発棟
Photo:Development Center (6) By:edamame0322

Photo:Development Center (6) By edamame0322

2014年4月頃から使用されている、任天堂の開発拠点です。
本社よりも、社屋も敷地も大きいです。本社とは違って水色の窓ガラスと緑地が綺麗ですね。


Photo:Development Center (1) By:edamame0322

Photo:Development Center (1) By edamame0322

社屋の壁にあるNintendoロゴは夜になると点灯します(参照:京都タワーの写真)。


Photo:Development Center (4) By:edamame0322

Photo:Development Center (4) By edamame0322

入口にある「出庫車両にご注意ください」という看板。このNintendoのロゴだけ登録商標のマークがありません。


来たのは土曜日でしたが、お昼時には任天堂社員や黒塗りの自動車が出入りしていました。土日でも気を抜いてはいけません。


・任天堂本社
Photo:Headquarters (2) By:edamame0322

Photo:Headquarters (2) By edamame0322

2000年から本社として使われている社屋。本社開発棟ができる前は情報開発本部などが入っていました。7階に社長室があります。
おどるメイドインワリオの説明書で、「日当たり良好駅徒歩3分のマンション」として登場しました……ってまた例の開発チームの仕業ですね。このような殺風景な建物になっているのは、京都の条例が関係しているとか。見慣れているせいもあって、外からでは何とも言えませんな。しかし、そんな建物でも、中ではあれやこれやと大変なことになっていたのかと思うと、ごはんがすすみますよね。

本社の近くには、スプラトゥーンのデカライン高架下の元ネタではないかと言われている阪神高速8号京都線があります。


枚数は13枚と少ないですが、この日の写真もこちらで掲載しています。
https://www.flickr.com/photos/125449811@N03/sets/72157653838399233



任天堂に関連した京都の旅に行ってみたい方への、参考になるとうれしいです。
  1. megumeedamameの投稿です