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2018年9月14日 紙面から
阪神-中日 阪神打線を相手に力投する先発の松坂=甲子園球場で(小沢徹撮影)
身をもって、「松坂世代」の健在ぶりを示した。中日の松坂大輔投手(38)は13日、今季公式戦初の屋外球場登板となる阪神戦(甲子園)に先発し、5イニング1失点。12年ぶりに踏んだ甲子園のマウンドで38歳のバースデー白星を飾った。同学年のプロ野球選手では前巨人の村田修一内野手(37)、巨人の杉内俊哉投手(37)らが今季限りでの引退を発表したが、同世代の中心人物である松坂はまだまだ奮闘。思い出の甲子園でバースデー不敗神話も継続させた。
聖地で凱旋(がいせん)星だ。12年ぶりの甲子園。かつて「怪物」として日本中を熱狂させた場所で、松坂は水を得た魚のように躍動した。
「特別な球場であることには変わりない。甲子園という球場が力をくれたのかな」
途中までほぼ完璧な投球だった。「前回が悪すぎたので、天気も怪しかったし、序盤から飛ばしていこうと。ストレートも久しぶりに良かった」。明らかに抜ける球は少なく、ストライクゾーンで勝負できた。カットボールと合わせて組み立て、失点は4回1死三塁で陽川の左越え適時二塁打による1点に抑えた。
直後にはヒヤリとした場面もあった。続くナバーロに2球目を投げバランスを崩した。「左足をひねったような感じになった」。5回には2死から連打などで二、三塁のピンチにも大山に外角低めのスライダーを振らせた。珍しくガッツポーズをつくり、ほえた。左足が背中や肩肘に与える影響を考慮され、5回でマウンドを降りた。
5月には甲子園で懐かしい顔と会った。移籍後初めて甲子園の遠征に同行した時だ。ノーヒットノーランを成し遂げた横浜高3年だった1998年夏の甲子園決勝。最後の打者となった京都成章の3番を務めた田中勇吾さんだ。「くそスライダーを振っていたよね」と松坂がちゃかすと田中さんは「真っすぐだと思ったよ」。20年前の思い出話に花を咲かせた。この日、仕事で甲子園に姿を見せた田中さんは「楽しみにしてます。携帯でチェックします」と笑顔。別の舞台で戦うかつての「戦友」にも力を与えたはずだ。
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