2018.08.17 Friday
2回目のイベントを開くにあたって
みなさんにお知らせがあります。
2回目のイベント「Happy birthday」を行うことになりました ! イベントについては、こちらの「イベントのお知らせのページ」をご覧下さい。動画はこちらです。
このイベントを開催するにあたって、僕は「H Project (えいちぷろじぇくと)」という事業を立ち上げました。目的は「Hydeとファンの皆さんとが、より身近に交流できること」です。これに伴い、ホームページのタイトルも「H Project」に変更しました。
このプロジェクトを立ち上げることを決めたのは、6月のイベントをやったことがきっかけでした。
皆さんもご存知の通り、6月のイベントは、某芸能事務所の力を借りてやったのですが、「なんだ、この程度だったら、自分でやった方がいいじゃん」と思ったのがきっかけでした。
YouTubeとしてのプロデュースや、視聴者への売り方のノウハウ等、芸能事務所よりも僕の方が知っていたんですね。向こうは「2回目のイベントもやりましょう」とノリノリで来たんですけど、事務所を儲けさせるためばかりの条件で、こっちにとって魅力的な提案が1つもない。僕にとってビジネスパートナーとしてつながりを持つメリットが何もないし、向こうの誘い方もとても下手だった。「だったらいりません」って感じでした。
向こうは1回目のイベントが終わった途端、間髪入れずに「2回目のイベントをやろう!」と、食い入るように言ってきたり、イベントが終わってから、僕を事務所のLINEグループに入れてきたりしたので、向こうにとっては、1回目のイベント後も僕とつながりをもっていたかったのだと想像します。こちらとしても、自分を「出たての新人」と考えた時に、他の新人タレントのイベントよりも、事務所を儲けさせた実感があります。実際そうだったから、向こうも2回目のイベントをやりたがったのでしょう。
しかしそのやり方は終始、威圧的でした。僕が不満があっても文句を言わなかったことが、余計に相手をつけ上がらせたのかもしれませんが、「こっちが上だ ! お前は下だろう !」という態度ではなく、「相手を気持ち良くさせて人を動かす」という手腕を持っていなかった所が、「人(タレント)」が財産の芸能事務所のはずなのに、こことは関わりたくないと思ってしまった(腕がないと思った)一番大きな理由です。向こうも僕を観察していたのでしょうが、僕も企業を観察していることに、向こうは気が付いていなかったのでしょう。
正直言うと、6月のイベントの準備期間から「2回目のイベントをやるとしたら次は自分でやろう」という気持ちが決まっていました。愚痴っぽくなるので細かいことは書きませんが、とにかく視聴者の意見を大事にしてくれなかった。会社が若いせいか大したノウハウも持っておらず、ルールがとにかくいい加減で、それを指摘する人も社内にいない感じでした。
だから2回目のイベントは、事務所の意見に従う形ではなく、視聴者の声や要望をダイレクトに反映することができる環境を作ろうと思ったのです。
ただそれにはそれなりの勉強と行動力が必要でした。
・違法性がないこと
・警備体制が万全であること
この2つは何よりも守らなくてはならないことでした。
違法性なく事業を始めるには、都道府県と税務署にそれを申請する必要があります。そのための勉強をする必要がありました。本やネットで調べ物をする毎日。たくさん書類を書いて行政に申請をしました。
当たり前ですがそれらには初期投資(お金)が必要ですし、面倒臭い裏方作業となります。6月からの3ヶ月間、動画を作っている裏側で、僕はコツコツそういうことをしていました。
実は行政に申請をしないままイベントを開くことは違法ではありません。学生YouTuberだったら「公園に集まれー!」みたいなオフ会をしている人もたくさんいますし、「居酒屋で飲み会」感覚で、幹事のようにお金を集めて、オフ会を始めるYouTuberも多いと思います。
若い人はそれでもいいと思うのですが、僕のファンの方は大人の方が多いので、「公園に集まれー!」みたいなオフ会よりも、お金を払ってでも室内で、自分の座席と空調がある場所を望まれる方が多いと思いますし、一般客と一緒よりも、フロア貸切で安心できたり、できれば雰囲気がいい場所を、というのを望まれる方が多いと思うのです。
そのためには参加者にも参加費を払って頂くことになるわけで、じゃあ お金を払う側の気持ちとしては「え? YouTuberのオフ会って大丈夫なの? ちゃんとしかるべき所に許可を取っているの?」と、心配になるのは当然です。だから僕はその全てをクリアーした状態で、2回目のイベントをやりたかったのです。
準備はとても大変でしたし、今もイベントに向けてやらなければいけないことがたくさんあります。だけど夢があって楽しい仕事でもあります。だって自分とファンのためにやっているのですから。事務所の儲けや、わずらわしい人間関係のためじゃない。
大変な思いをしてたどり着いたイベント。2回目も、視聴者にとって楽しいものにしたいと思っています。
( Hyde )