「好きになるものに“女の子専用”“男の子専用”はありません!」 大好きなプリキュアと素直に握手できない息子をさとす漫画が優しい
「男の子やしやめとくわ」→やめとかなくていいよ!
せっかく大好きな「HUGっと!プリキュア」のイベントに連れていってもらえたのに、男の子だからとプリキュアとの握手を遠慮してしまう――そんな息子の気持ちを描いたお母さんの漫画がTwitterで共感を呼んでいます。
投稿主のいなふちほ(@mamechiiiii)さんは、息子のけいちゃんと娘のゆうちゃんを連れてイベントに行きました。サイン色紙を買うとプリキュアと握手できる催しがあって、ゆうちゃんは「あくちゅしる!!!」と大興奮。その一方で、けいちゃんは「男の子やし、やめとくわ……」と遠慮するのでした。
しかし、彼がキュアアムール推しで、兄妹そろって「届け愛の歌」と必殺技ごっこをしていることを、いなふちほさんは知っていました。「この前(仮面ライダー)ビルドと握手したからいいよ」と強がる息子をふびんに思った彼女は、「好きになるものに“女の子専用”“男の子専用”はありません!!」とさとしました。そして、「お母さんも女性だけど、かっこいいルパパト(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)が大好き」と、自身を例に挙げて熱弁します。
親子が会場に目をやると、そこには見やすい場所を譲ってくれた優しいお兄さんたちの姿が。「好きなら握手しておいで」と促されたけいちゃんは、無事にキュアアムールと握手できました。好きなものを素直に体験できて、本当によかった。
「男だからとか女だからとか、もう小学生だからとかもう大人だからとか、遠慮しなくていい世界がいいよね……!!」――優しいメッセージの込められたこの漫画は、「かわいいし感動した」「お兄さんたちが行動もイケメン」など、好評を博しました。「『なんでもできる! なんでもなれる!』に込められた理想ってまさしくこんな光景だと思います」と、「HUGっと!プリキュア」のテーマが体現されているとの感想も寄せられています。
(沓澤真二)
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