トレンドマイクロのWeb閲覧履歴無断送信問題、ウイルスバスターなどはAppStoreから削除に
トレンドマイクロ株式会社は、ウイルスバスターやパスワードマネージャーなど、同社のmacOS、iOS向けアプリがMac App StoreとApp Store上で一時公開停止されていると発表した。
トレンドマイクロの製品については、macOS向け製品である「Dr Cleaner」「Dr. Antivirus」「Dr. Unarchiver」がユーザーデータの抽出を行い、Web閲覧履歴を中国の外部サーバーに無断で送信していたとドイツのセキュリティ研究者らが指摘していた。
この報道を受け、Appleでは公式なペナルティの発表はないものの「Dr Cleaner」などをApp Storeから削除する対応を行った。そして、トレンドマイクロ社のプロダクトであるウイルスバスターやパスワードマネージャーなどのセキュリティアプリに関しても、現在App Storeでは公開停止になっている状態だ。
これに対してトレンドマイクロ社では無断送信の指摘は誤りであると反論。「アプリをインストールする直前の24時間以内のブラウザ履歴を一度だけ取得しているのは確かだが、
これらのデータを取得するのは、ユーザーがアドウェアやその他の脅威に遭遇したかを分析するなど、セキュリティの目的及び製品やサービスの品質改善のため」としている。また、「上記以外の当社の法人向け及び個人向け製品にはブラウザ履歴を取得する機能は含まれていない」としている。
そして報道によるユーザーの懸念を払拭するためとして、製品からブラウザ履歴に関するデータを取得する機能を削除し、USのAWSサーバ上にあるブラウザ履歴に関するデータも削除したとしている。
現在、iOS版のウイルスバスターやパスワードマネージャーなどを利用しているユーザーにとっては気になる問題。ユーザーのデータを守るはずの製品にデータの意図的な流出機能があったことを指摘する問題となっているが、トレンドマイクロ社の主張が認められれば、いずれAppStoreに同社の製品群が戻ってくることになるだろう。
この報道を受け、Appleでは公式なペナルティの発表はないものの「Dr Cleaner」などをApp Storeから削除する対応を行った。そして、トレンドマイクロ社のプロダクトであるウイルスバスターやパスワードマネージャーなどのセキュリティアプリに関しても、現在App Storeでは公開停止になっている状態だ。
これに対してトレンドマイクロ社では無断送信の指摘は誤りであると反論。「アプリをインストールする直前の24時間以内のブラウザ履歴を一度だけ取得しているのは確かだが、
これらのデータを取得するのは、ユーザーがアドウェアやその他の脅威に遭遇したかを分析するなど、セキュリティの目的及び製品やサービスの品質改善のため」としている。また、「上記以外の当社の法人向け及び個人向け製品にはブラウザ履歴を取得する機能は含まれていない」としている。
そして報道によるユーザーの懸念を払拭するためとして、製品からブラウザ履歴に関するデータを取得する機能を削除し、USのAWSサーバ上にあるブラウザ履歴に関するデータも削除したとしている。
現在、iOS版のウイルスバスターやパスワードマネージャーなどを利用しているユーザーにとっては気になる問題。ユーザーのデータを守るはずの製品にデータの意図的な流出機能があったことを指摘する問題となっているが、トレンドマイクロ社の主張が認められれば、いずれAppStoreに同社の製品群が戻ってくることになるだろう。