満を持して「中二病と邪気眼」を取り上げてみようと思います。
勉強熱心な皆さんは既にご存知の事かと思いますが、人は長い人生の中で「自分はこの世の中で何かしらの特別な存在に違いない。或はそのように振舞わなくてはならない」という盲信や痛い勘違いを抱く時期があるものです。まぁ大抵は思春期にそれは始まり、社会に出ていくつもの苦労や経験を経て身の程を知り、それは痛い思い出として気づくのですが、中には、世間知らずで甘やかされたまま育てられたり、たまたま運が良くて恵まれた環境でぬくぬくと生きていたせいか、いい年をしてもバカみたいなナルシストぶりを発揮し、箸にも棒にもつかぬ「こだわり」を主張したがる輩が存在します。そのような痛々しい彼(彼女)らのトンでもな言動が中二病や邪気眼となって表出します。
中二病も邪気眼も大抵は自分しか分かりえない、思い込みの哲学であるという点においては基本的に社会悪ではありません。また、誰もがその道を通り過ぎるものです。いわば「大人になる前の通過儀礼」のようなものとして考えられるのです。
以下、中二病と邪気眼に関連するエピソードを抜粋いたします。
中学の頃カッコいいと思って
怪我もして無いのに腕に包帯巻いて、突然腕を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・邪気眼(自分で作った設定で俺の持ってる第三の目)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる
柔道の授業で試合してて腕を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
とかもやった体育の先生も俺がどういう生徒が知ってたらしくその試合はノーコンテストで終了
毎日こんな感じだった
でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに
「邪気眼見せろよ!邪気眼!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言ってヤンキー逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も腕を痛がる動作で
「貴様ら・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・俺の腕よ・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った
授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、昼休みに絡まれると悪夢だった
デンジャラスバックドロップ(岩手県):2014/01/07(火) 22:04:10.03
小学校の頃、キャプテン翼の三杉君を真似して心臓悪いフリしてた。
ほんの一時だけだったけど、自分でも客観的に見て非常に寒かったのを覚えている。
垂直落下式DDT(WiMAX):2014/01/07(火) 22:09:07.82
マイケルジェイフォックスとかクリントイーストウッドみたいに眩しそうにする目を真似してた。
ふと鏡の前でやってみたら石場茂みたいだったのでやめた。
(2チャンネルより抜粋)
如何ですか?擦り切れるような痛々しさが何とも言えませんね。
中二病の定義は以下の通りです。
中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語のこと。ラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』内で伊集院光により作られた。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。
中二病
中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語のこと。ラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』内で伊集院光により作られた。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。
発祥と普及[編集]
ラジオ番組『伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力』が初出とされる。[1]1999年1月11日放送の同番組内でパーソナリティの伊集院光が「自分が未だ中二病に罹患している」と発言し、翌週から「かかったかな?と思ったら中二病」(1999年1月18日 - 3月22日)というコーナーを立ち上げ、リスナーから募った「症例」を体系化させていった。伊集院本人が指標として挙げた例は「『因数分解が何の役に立つのか?』『大人は汚い』と言い出す」「本当の親友を探そうとする」など。
放送当時は番組リスナーの間だけで用いられるだけの名称でありコーナーが終了してからは次第に忘れられていったが、2005年を境にインターネット上で再び広く使われるようになる。当時2ちゃんねる生活全般板にあった「中二病総合スレ」等で使われるうちに自虐の意味が薄れ揶揄する意味合いが強くなり、「過去の失態を告白してみんなで奇声を発するスレ」に投稿された「邪気眼」と呼ばれる投稿から、思春期の少年が行いがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などに対する蔑称、特に創作物の評価において「身の丈に合わない壮大すぎる設定や仰々しすぎる世界観を持った作品」、ひいては「非現実的な特別な世界観や設定そのもの」を揶揄・否定するネットスラングとして定着した。 またネットスラングとしては、「中」の字を「厨」で置き換えた厨二病という表記も見られる[2][3]。
前述のような、コーナー終了後に起きた意味合いの変遷について、伊集院本人は「もう僕の作った時の意味と違うから言葉自体に興味無いです。」と語っている[4]。
「厨房 (ネット用語)」も参照
具体例と分析
「オタク文化研究会」著『オタク用語の基礎知識』の当該項目では、典型的な「症例」として以下6点が紹介されている。
- 相手が年上だろうと上から目線で話する。
- 旨くもないコーヒーを飲み始める。
- 売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
- 荒唐無稽なことでもやればできると思っている。
- 母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す
- UFOや宇宙人は実在すると心の底から信じている。
- 占いやスピリチュアル(精神)世界をひたすら盲信しており、他人が何か失敗でもしようものなら「意識レベルが低いからだ」とか霊魂のせいにしたがる。
- ベジタリアンを強要する。
荻上チキは、中二病の「症例」の多くが学校空間内で確認されていることを指摘している。そして、しばしば中二病として嘲笑の対象となるのは本人が自己設定した(外部から見れば片腹痛いような)奇異なキャラクターを周囲に押し付けるような振る舞いであり、これは学校空間が「キャラをめぐる病」を引き起こしやすい環境であることを示唆していると述べている[5]。
千野帽子は小説『ドン・キホーテ』を「主人公は色メガネを通して世界を認識している。人々は彼を言いくるめるためその妄想を否定せずに付き合ってやるが、そうしてますます彼は自分の妄想にのめり込む」という悪循環から、「50歳からの中二病」という副題を付けたいとしている[6]。
タイプ[編集]
ライトノベル作家塞神雹夜(さえがみ ひょうや)の『中二病取扱説明書』によると、中二病には主に以下の3つのタイプがあるとされる。
- DQN系
- 反社会的な行動や不良を演じ、格好いいと思い込んでいる。根は真面目であったり、臆病であったりするので本当の不良にはなりきれない。喧嘩や犯罪行為に対する虚言が多い。「DQN」とは『反社会的な人』や『迷惑な不良系』を表すネットスラング。
- サブカル系
- 流行に流されずマイナー路線を好み他人とは違う特別な存在であろうとする。別にサブカルが好きなわけではなく他人と違う趣味の自分は格好いいと思い込んでいる。
- 邪気眼系
- 不思議・超自然的な力に憧れ、自分には物の怪に憑かれた事による発現すると抑えられない隠された力があると思い込み、そのような「凄い力」がある自分を格好いいと思い込んでいる。また、そういった設定のキャラクター作りをしている。
選ばれし者が持つという第三の眼。転じて、子供の頃に考えたような
<追記>
中二病は厨二病と表されることもあります。最近は「大二病」というものも現れています。