過積載走行「以前から」 トレーラー横転3人死亡

社会
2018/9/13 9:28
保存
共有
印刷
その他

 千葉市若葉区の県道で大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の男女3人が死亡した事故で、千葉県警が自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で送検したトレーラーの男が「以前から過積載の状態で走行していた」と供述していることが13日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、トレーラーの最大積載量は約29トンだったが、事故当時は鉄筋など約37トンを積んでいたことが判明。県警は同日、過積載を繰り返していた疑いがあるとみて、同法違反と道交法違反(過積載)の疑いで、男の勤務先で家族が経営するリサイクル業「在原商店」(同県八千代市)などを家宅捜索した。

 道交法は過積載で運転させることなども禁じており、事故当時の積み込みの経緯も調べる。同社には午前8時すぎ、捜査員約10人が入った。

 男は同市の会社員、在原伸悟容疑者(26)。県警は過失傷害容疑で現行犯逮捕後、容疑を切り替えて送検した。

 事故は8日午前8時45分ごろ発生。トレーラーが県道の坂道を下って交差点を左折する際、曲がりきれずに横転して対向車線で信号待ち中の軽乗用車が下敷きになり、会社役員、吉田亮さん(43)ら家族3人が死亡した。〔共同〕

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



アクセスランキング(無料記事)

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報