Vtuberが受け入れられない。はっきり言えば嫌いだ。
それが誰かの日々の楽しみだったり、誰かに力や笑顔を与えたり、誰かの生きる糧だったりもしているのだろう。
詳しくは知らないのだが、投げ銭というシステムがある事も知っている。経済も回っているのだろう。
素晴らしい事だ。新しい技術やコンテンツの誕生だ。人間は、科学はまた一つ進歩したのだろう。最高だ。
ただ、俺は嫌いだ。彼ら/彼女らの事がどうしても受け入れる事ができない。
ずっともやもやしていたこの気持を抱いていたのだが、ほんの少しだけ自分の中で整理が出来、ある程度は結論が出たので伝えたい。
俺がvtuverが嫌いな理由、それは
という一点に尽きた。
彼らは現実のYouTuberではなく、バーチャルのYouTuberだ。
故に彼らはあくまで、現実にはいない者として、自らの存在を定義している。
もちろん、それはいいと思う。そういうキャラ付けは新しいと思う。
ただ、そうなると、彼ら/彼女らの目的や、やりたいこと、が途端にわからなくなるのだ。
どういう風に普段の動画を見て、応援すればいいのか、それが俺にはさっぱりわからない。
だって、現実に存在しないなら、現実でどれだけ人気がでようか、ファンアートを描かれようが、すべて無意味じゃないか。
俺はそんな疑問を抱いたのだが、Vtuverでそこを触れてる奴を、俺は見た事がない。
みんなそこをスルーして『登録者○万人ありがとー!!』『みんなのコメント、とってもうれしいよ!!』などと言っている。
そしてそれが、どうにも気持ち悪い。
先程YouTubeに言ったら、Vtuverが激辛ペヤングを食うとか言う動画があった。
それ、Vtuverでやる意味、ある? と素で思う。
積み重ねてきた歴史も経験もなく、ただただ目新しさだけ同士の者がコラボして、一体なにがすごいのだろう。
はぁ?
いや、別にそこはいいけど、それでお前の定義はどうなるんだよと思う。
大体、その道は初音ミクが10年前に通ってきた道だ。
ネットの世界の歌姫が現実世界に現れるというインパクトがあった、斬新だった。
ただ、それは10年も前の出来事だ。
だから、俺にはどうしてもVtuverのリアルイベントは二番煎じにしか感じる事が出来ない。
ついでに言えば、VRchat勢も嫌いだ。
ただ、それはあくまで冗談の上で済ませておくべきだ。そういう事をおおっぴらに言ってしまえる彼らが嫌いだ。
本当に現実が面倒ならば、VRchatなどという面倒くさい事はやるな。肉体がいらないのなら、さっさとこの世から消え失せてしまえばいいだろう(さすがにこれは言い過ぎかもだが、あえていう)。
俺たちは現実に生きている。
どれだけ頭の中で否定しようとも、それだけは動かせない事実だ。
現実で生きているのは、すごく面倒くさい事だ。
仲のいい友達だって、引っ越しやら仕事の事情で縁が切れてしまうことだってザラだし、好きなバンドは解散するし、今日もテレビは暗いニュースを垂れ流す。
アイドルや声優だって結婚する。大好きなアニメや漫画も売れなければ容赦なく打ち切られる。
それでも現実で生きている以上、幻想にのめり込むのではなく、現実を否定するのではなく、現実を肯定するべきだ。
幻想の物語、存在しないキャラクター達の熱いセリフ、かっこいい姿。
俺が昔好きだった漫画やアニメは、そういう思いをくれていたと思う。
そしてそれだけで、他にはなにもない。
それがどうしても俺には、受け入れる事ができない。
故に俺は、Vtuverが嫌いだ。
現実の疲れを癒やすだけでなく、現実に立ち向かう勇気をくれるVtuberが現れてくれるのを願っている。
長すぎて2割くらいしか読んでないけど 現実に対するバーチャルって現実に対するネットとだいたい同じような立ち位置で完全否定してるのごく一部だけなような
長すぎて2割くらいしか読んでないけど VtuberにしろVRChatにしろ「現実からの離脱」を謳っている癖にやってるのは対人関係をはじめとする「現実」の延長線上でしかないのが傲慢なんだろ
別に現実から完全に離脱したいわけじゃないのよ 現実の自分の肉体が恨めしいだけなのよ