Kyoko Shimbun 2018.09.13 News

スマホに追随 ノッチ付きテレビ「NOTCHTV」発売へ これは嘘ニュースです

ノッチ付きテレビ「NOTCHTV」
 家電メーカーのローセンスは12日、ディスプレー上部にノッチ(切り欠き)を採用した世界初の有機ELテレビ「NOTCHTV(ノッチーヴィー)」を年内にも発売すると発表した。55型4K有機ELパネルを採用し、価格は税抜き55万5550円。スマートフォンの流行をデザインに取り入れることで、他社製品との差別化を図った。

 スマートフォンでは、昨年アップルが画面上部にノッチを付けたiPhone X(アイフォーンテン)を発表。これを皮切りに他社も追随した結果、現在「ノッチ付きスマートフォン」はデザインのトレンドになっている。また、アップルが日本時間13日に発表した新型iPhone「XS」「XS Max」「XR」でも3機種全てでノッチを採用。このデザインをさらに推し進める姿勢を鮮明にした。

 一方、4Kテレビ市場は現在、ディスカウントストアの参入など激しい価格競争によって販売価格が大幅に下落。半年足らずで半額以下になる機種もあり、急速にコモディティ化が進んでいる。ローセンスが世界で初めてテレビにノッチを採用したのは、他社との差別化を図ることで付加価値を高める狙いがある。

 スマートフォンではノッチ部分にインカメラやセンサー類を内蔵しているが、ノッチーヴィーでは何も内蔵しない。また現行の放送では、ニュース速報のテロップや朝のニュース番組の天気予報がノッチで隠れて見えなくなるなど、一部表示に支障もあるが、ローセンス広報は「今の視聴者はテロップしか見ていない。放送局が対応すべきこと」と強気の姿勢を見せる。

 生物学の分野では、ノッチ付きスマホを使うと視野上部に切り欠き上の盲点が新たに生まれるとする研究報告もあり、人類の視野進化に対応したノッチ付きテレビは、近い将来デファクトスタンダード(業界標準)になりそうだ。

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