コリコレ ２０１８

２０１７年秋に、２年のブランクを経て、待望の入荷を果たしのが、写真の個体です。入荷はしたものの、３センチ前後と皆幼魚サイズでした。模様が細かくて、発色が弱いのは、幼魚である為と思ったのですが、とある方から「これゼブリーナじゃないだろ～」って言われ、自分の育てた経験と照らし合わせた結果、やはり雰囲気が違って見えるのは、そもそも、違う種類だからなのかと気付きました。

自分が育てた２センチ程の個体の模様は、
既に親と同じく、模様も太くて、発色も濃いですね。これが２０１７タイプと同じだとは、言えるはずがないです。もしも、大きくなるに連れて変化するなんて思っているとしたら、それは大変な間違いです。売る側がもしそう言っていたのなら、それは、幼魚を見た事がないからです。そりゃそうですよね。幼魚を見た事あるのは、自分と自分と久しくしている人のみですから。
そして、買った方も違いに気付き始めたようで、SNS等で偽物説が飛び交うようになりました。このまま放置するのは、混乱するので、別種（地域変異種）として区別する事を複数の愛好家からコリドラスワールド運営者に提案しました。そして、新しいナンバーが与えられCW146となりました。これで、混乱は納まると思ったのですが、近隣国では、未だに大騒ぎしてる状況のようです。買う側は、ゼブリーナだと思って買った訳ですし、高額なお金払ってるんですから、そう簡単に納得するはずがないですよね。ゼブリーナだって言われれば、思わず飛び付いてしまっても仕方ない事ですが、高額な物程、しっかり肉眼で確認して、品定めすれば、失敗は避ける事が出来ます。これは、売る側も同じですよね。しかしながら、幼魚での入荷だった為、完璧な判断が出来なかったのでしょう。と言う事で、誰に責任があるかと言えば、現地の漁師さんになりますね。完璧に同じ場所で採集した訳ではないのに、似てるって事で、ゼブリーナにされてしまったんでしょう。ある意味可哀想な存在となってしまいました。
そして、年末になり本物も入荷を果たしましたね。本物は、２０１５を採集した方が改めて採集したので、正真正銘の本物のゼブリーナですね。比べて見れば一目瞭然です。本物と同じ場所では、２０１７タイプは全く採れないとの事ですので、やはり、少し生息域が違う事が確定となりました。これが、真実ですので、混乱も終息する事になるはずです。
そんな経緯を知った為と、今後２０１７タイプは、来なくなる可能性がある為、１匹手に入れておく事にしました。成魚になると本物とどう違うのかの研究材料にもなりますからね。また、成長過程をニュー・ゼブリーナとしてここに綴って行きますので、お楽しみに～🎵