トレンドマイクロは9月12日、「ウイルスバスター モバイル」などのiOS版アプリがApp Storeに表示されず、インストールできない状態だと発表した。状況確認を進めているという。同社アプリを巡っては、ブラウザ閲覧履歴などのユーザー情報が中国のサーバに送信されていたとの指摘が出ており、同社は否定する声明を出したばかりだ。
対象のiOSアプリは、個人向けの「ウイルスバスター モバイル」「パスワードマネージャー」「ウイルスバスター for Home Network」「ウイルスバスターマルチデバイス月額版」「ウイルスバスターモバイル月額版」「ウイルスバスター+デジタルサポート月額版」「パスワードマネージャー月額版」「フリーWi-Fiプロテクション」と、法人向けの「Trend Micro Mobile Security」。
トレンドマイクロのアプリでは、10日までに「Adware Doctor」(macOS)などがMac App Storeから削除されていた。ユーザーのブラウザ閲覧履歴などが中国のサーバに送信されていたとの指摘が出ており、その関連性をメディア各社が報じていた。
同社はそうした事実を否定。サービス内容の改善のために、ユーザーの許諾を得たブラウザ履歴を24時間に1回収集し、米国サーバに送信していたことは認めている。
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