今秋リリース予定のiOS 12では、「写真」アプリのデザインが変わり、いくつかの新機能が追加されます。特に検索機能が強化されることに注目です。例えば、2つのキーワードを用いて検索結果を絞り込めるなど、これまでよりも便利に使えること間違いなし。本記事では、こうした新しい検索機能についての概要を紹介します。
なお、本記事では、取材に基づく特別な許可を得た上で、iOS 12のパブリックベータ版をインストールした端末の画面を用いています。正式版として公開されるものと、一部手順が異なることもあり得ますので、ご留意ください。
iOS 12の「写真」はこれが便利!欲しい画像を一瞬で見つける新テクニック:iPhone Tips
イベント名でも写真検索ができるように
Gallery: iOS 12「写真」の2回検索のやり方 | 4 Photos
2重の検索で、写真を絞り込もう
写真アプリのタブは、従来「写真」「メモリー」「共有」「アルバム」と並びましたが、新しいデザインでは「写真」「For You」「アルバム」「検索」のようになります。写真の検索を行う場合には「検索」画面を開きましょう。
▲「写真」アプリを起動(左)。「検索」をタップ(右)
1回目の検索は通常通り、キーワードを入力して行います。キーワードを完全に記入しなくても、検索候補が表示されるので、こちらをタップしましょう。1度目の検索に使えるキーワードには、「日本食レストラン」といった広いものはもちろん、特定の店名のような言葉も使用できます。
さらに2度目で検索条件を絞り込むには、画面上部に表示されるキーワード候補を選びます。隠れている場合には、画面を下にスワイプすれば現れます。2度目の検索候補には、位置情報や、写真のカテゴリー、撮影時期などが表示されます。目的の写真に当てはまりそうなものを選びましょう。
▲画面上部の検索欄をタップ(左)。キーボードで入力しましょう(右)
▲「食」まで入力した時点で、候補が表示。ここでは「食べ物」をタップ(左)。1つ目のキーワードが表示され、さらに検索の条件を絞る選択肢が表示されます(右)
なお、2回目の検索キーワードは、検索欄に直接手入力してもOK。「食べ物・六本木」、や「空・くもり」など、ヒットしそうな単語の組み合わせで試してみるのがオススメです。
▲「2017年」で追加の絞り込みを行なった画面(左)。「写真」の「すべて表示」をタップすると「食べ物と2017年」の検索結果が一覧表示で確認できました(右)
さて、検証はできていませんが、位置情報を有効にしてイベント会場で撮影した写真などは、イベント名でも検索を行えるようになります。自分で写真に情報を紐づける必要はなく、位置情報と日時を元に、自動でイベント名での検索にヒットするようになるので、有名なイベントに参加した後には試してみたいですね。
また、新しい写真アプリでは、「For You」タブで「おすすめの写真」や「エフェクトの提案」なども表示されるようになります。さらに、旅行中の写真に対し、関連する人物に写真の共有を提案する機能も追加されています。これらの詳細は別の機会に改めて。