ここ何年か、翁長氏に対しては、中国系で娘さんが中国高官と結婚しているから、中国軍を引き込むために沖縄の米軍基地に反対しているといったデマが、ネットの中で執拗に流されてきました。このようなことをやった連中が翁長知事の心労を大きくして、命を縮めさせたのだと私は思っています。
その者たちに、中国系とする根拠を尋ねると、日本人である限り日本を守る米軍基地に反対するはずがないから、中国人の血筋なのだという返事が戻ってきました。
ネットでよく語られる、血筋で政治的な立場が決まるから、反日活動をやっている人間は、在日コリアン、在日中国人、韓国朝鮮系の帰化人、同和である、同和は試し腹で生まれた人間が日本にやってきたものであり日本人ではない、日本人の血筋であれば愛国活動を行なうはずである、とする理屈に基づくものです。
いまでもこの理屈は人気があり、沖縄の日本人は全員が米軍基地に賛成している反対している者は一人もいない、反対なのは中国系と在日コリアンと同和と本土から行っているプロ市民ばかりだといったかたちで盛んに使われています。
血筋で政治的な立場が決まる、従って政治的な立場から血筋を決定することもできる、反日思想の持ち主は外国人か外国系なのだから、日本の政治に意見を述べる資格はないといったかたちで、安倍政権に批判的な意見を持つ人たちの声を政治の場から締め出すことを正当化するために、この理屈は使われています。
翁長氏は、自民党員で那覇市長をされており、その時には自民党沖縄県連幹事長でした、自民党は外国籍の人を党員にはしていません。
翁長氏は、以前の自民党には野中広務氏のように沖縄の気持ちを分かってくれる人もいた、安倍政権になって切り捨てようとする人間ばかりになったとして、自民党に絶望して一部保守系の支持者と基地反対の野党に推されるかたちで県知事に当選されました。
ネットで語られる血筋で政治的な立場が決まるとする議論に基づけば、13年までの翁長氏は純粋日本人であり、14年から血筋が変わって在日中国人又は中国系沖縄県民になったということになります。
元自民党県連の幹事長の翁長氏は、血筋で政治的な立場が決まるという議論には最も不向きな人なのですが、今の日本では中国系の人間だから、沖縄を中国に売り渡すために知事になったといった説が語られて、多くの支持を得ているのが日本という国の歪み切った現実でなのです。
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Re:無題
多分そうでしょうね。
huyunohi1684
2018-08-22 11:49:17
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