昨日の続きです。

 脅迫をやった名古屋市瑞穂区長は、金田という姓と清須という居住地から、ネトウヨによって秒速で在日認定されましたが、区長を任命した河村名古屋市長は在日認定されていません。

 思い出すのが大津のいじめ事件です。ネトウヨは被害者の担任教師を在日と認定して、加害者を同和と認定して、在日と同和が結託して日本人を自殺に追い込んだ事件という構図を捏造し、大津は昔から在日と同和が多い町で、越直美市長を在日、帰化人と認定して攻撃しました。

 ところが名古屋の場合には、区長が在日認定されても市長は在日認定されていません、大津市の場合とは扱われ方が違うのです。何故なのでしょうか。

 河村たかし名古屋市長が過去に南京大虐殺は無かったという発言をしているからです。南京大虐殺無かった、韓国人慰安婦はいなかった、と公人が公の場所で言っておけば、部下が在日認定されても本人はネトウヨから在日認定されない、このような仕組みに今の日本ではなってしまっています。

 この河村たかし氏の南京大虐殺は無かった発言に関しては、本人は今でも取り消しておらず、正しいことを言っていると居直っています。

 このブログでも紹介した平山良平さんらが定期的に名古屋市役所前で抗議活動を続けておられますが、市民の間に抗議運動は広まって行きません。

 名古屋市議選の時には、河村市政をどう評価するかという新聞社からの質問に対して、現職議員が口裏合わせで、評価は市民が決めることだからと逃げていたのに対して、私は南京大虐殺を否定して極右化しているから評価は最低と答えました。これを指摘したのは全候補者の中で私一人でしたが、名古屋市民はまともに受け止めなかったのです。

 この市長にしてこの市民ありなのですが、ネトウヨに媚びて南京や慰安婦を非難しておけば、日本人であるという踏み絵を踏んだことになって、在日認定を免れることができる、そのような歪んだ世の中になってきています。

 

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