ひと目惚れしたキッチンに合わせて設計し直した 家族が集まるこだわりのLDK

[PR]駒沢の新築マンションに入居決定後、最初に決めたのは、ショールームで見てひと目惚れしたキッチンでした。はたしてこのキッチンに合わせて、どう部屋をまとめていったらいいのか……。迷った末に、インテリアデザインを手掛ける『キナリト』に相談がきました。部屋の内装から家具までトータルでスタイリングしてもらうと、どんなことが可能なのか、その一端を見ていきましょう。

(画像提供:キナリト 以下同)

相談を受けたマンションは、既存の間取りや設計プランはあるものの、オーナーが自分の希望で変更可能なタイプでした。オーダーメイドのメーカー『キッチンハウス(Kitchenhouse)』のショールームで見つけて気に入ってしまったアイランドキッチンの導入を前提に、部屋のデザインを考えたいというのが、『キナリト』のインテリアデザイナー、亀田麻美子さんが受けたリクエスト。まだ子供たちも小さいので、みんなで過ごす時間の長いキッチンからリビングを中心に設計変更・インテリアデザインの提案をすることに。他の部屋については、既存の設計から大きく変更しないことで、リビングは贅沢に予算を配分するという方向で考えることになりました。

ヴィンテージ仕上げのオークを用いた
キッチンの面材に合わせて
内装にも木材をふんだんに使用

キッチンとの統一感を考えつつも、リラックスできるリビングが目標。床面はキッチン同様にオークですが、色をグレイッシュ塗装に。キッチンのオーク材を、同じトーンで明るくしたようなグレイッシュ塗装は、統一感を持たせながらリビングを明るい印象に引っ張っていきます。木をふんだんに使っているのは、傷や汚れがついても味わいが出るから。家族が暮らす歴史を刻み込んでくれる木材を使いたいというのは、依頼したご夫婦の希望でもありました。

壁や天井は白にして明るい印象をキープ。窓は下が台座のようになった仕様なので、台座部分を床と同じオークに。デザイナー亀田さんのイメージは「窓辺が広いお宅なので、この部分に腰掛けたり、縁側のイスバージョン」。

リビングの家具やインテリアには
オークと相性のいいウォルナットを
取り入れ、さらなる統一感を

キッチンや床面のオークに合わせて、インテリアにはウォルナットを多数取り入れました。そもそもウォルナットは木自体が濃い茶色なので、パイン材のようなカジュアル感はなくしっとりとした高級感が手に入ります。円卓など、ウォルナットを使用した家具の多くは、『ヒラシマ(HIRASHIMA)』のもの。亀田さん曰く「国内メーカーなので日本の住宅にフィットしやすいサイズ感と特注寸法などのきめ細やかな対応が魅力です」。

カーテンやソファーのファブリック選びも
内装や家族構成のバランスを考えて

ソファーは『エリア(AREA)』、テーブルは『ヒラシマ』のもの。ファブリックは汚れが目立たないことなども考えてセレクトされていますが、汚れやすいラグは定期的に交換することを想定して『イケア』を選択。無駄なコストは省けるように配慮しています。

カーテンやソファーは、柔らかい印象のものを選んで、より和める空間作りを意識しました。子供が小さいうちは、寝る時間以外は一緒にリビングで過ごしたいという希望に合わせて、ソファーの後ろはプレイエリアとして想定。楽しく生活するイメージが湧いてきます。

広いルーフバルコニーも家族が憩う
アウトドアリビングとして整える

幅18m、奥行きが2.2m以上と広いこともあり、ルーフバルコニーも家族の憩いの場として積極的に利用します。もうひとつの開放的なリビングとして、これから秋にかけては大活躍。

「もともとの施主さまの持っていたインテリアイメージが素敵だったので、それに寄り添いつつデザインをうまく組み立てていくことができました」と亀田さん。「掃除機はこの辺りにあると便利そう、食卓の横にはこんなものが収納されるだろう」といった女性目線で収納スペースなどの選択、配置など細かく考えられています。その結果、使い勝手もとてもよいと喜んでいただけているそうです。また、「空気清浄機を買いたいけど、どんなデザインが部屋に合うのか」など引き渡し後も家具の相談にのっているそう。これなら後々のインテリア選びも最初のデザインからブレずに安心です。建物が完成してから家具を自分でじっくりと選ぶのも楽しい行為ではありますが、内装とインテリアをトータルで計画・提案ができるインテリアスタイリストさんにお願いすると、素人の知識ではなかなか難しい完成度の高さが期待できます。それは、結果的に高い満足感を手に入れることにもなりそうです。

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取材したのはこちら

キナリトは、空間提供と空間作りの会社です。
商業施設や住宅のブランディングから、空間のコンセプトメイク・設計・インテリアコーディネート・家具小物のデザインなどの細かなところに至るまで、トータルで空間を作ることができます。
漠然としたイメージを一緒にひとつの思いにし、ひとつのかたちにしていきます。価値観を共有し、空間を一緒に作っていくチームです。

※2018年8月 株式会社stylelaboよりデザイン部門を独立させ設立。

株式会社キナリト


https://www.kinarito.com/