インド・ネパール料理の代表的なものといえば、カレーである。しかし私(佐藤)は日本式の欧風カレーが好みなので、その美味しさを良く知らずに今まで生きていた。つい最近になって、チーズナンのウマさに驚き、インド式カレーにハマりそうな予感がしている。
カレーはもちろん、「ビリヤニ」も美味しい店が東京・新高円寺にあるとの噂を聞きつけた。ここは本物のビリヤニを食べることのできる、貴重なお店とのこと。作り方をTwitterで明かしているとのことで、その内容を見てみると……。これは笑うわ!
・Twitterが話題に
噂のお店は、「サラムナマステ」という。東京メトロ新高円寺駅から徒歩約5分。2018年春に、お店のスタッフが花見にビリヤニを持参したことがTwitterで話題となり、可愛らしい日本語で投稿をしていることから一気に注目を集めたお店だ。
・ビリヤニの作り方
そもそもビリヤニとは、パキスタンや南インドで食される米料理である。本来はバスマティ米を使った炊き込みご飯であるが、日本では他の米を使ってフライパンで炒めたものが主流のようだ。お店では、本当に美味しいビリヤニを広めるために、バスマティ米を使って炊き込むことにこだわっている。
それを彼らは「ホントビリヤニ」と呼んでいる。ウソではない本当のビリヤニだ。実はフォロワーの質問に答えて、その作り方をTwitterで明かしている。つくり方はこうだ。
「1 おおきななべをよういします
2 バスマティおこめをよういします
3 30しゅるいいじょうのスパイスをインドかネパールからもってきます
4 ネパールじんをよういします
5 ネパールじんにおさけをあげて6じかんまちます
6 おいしいビリヤニできた!!!」(サラムナマステ公式Twitterより)
マネできねえだろ! 簡単そうに紹介してるけど、全然難しいじゃねえか!
……と、家庭で再現するのは限りなく不可能に近いので、お店に足を運んだ次第である。
・メニュー豊富
お店の売りはやっぱりビリヤニ。野菜・チキン(各1200円)、マトン(1400円)、フィッシュ(1500円)の計4種類。日によって提供している種類が違うようなので、お店のTwitterを確認してから食事に行くと良いだろう。このほかにも、カレーメニューもサラダやタンドールなども実に豊富だ。
・本当のビリヤニ
今回注文したのは、チキンビリヤニ。そして欲張って、チーズナンセット(チーズナン・カレー1種・ドリンク 1150円)もオーダーしてしまった。量が良くわからなかったので2つも頼んだが、あとからわかった。ビリヤニで十分お腹いっぱいになることを。
さて、実物は……なるほど! シルバーの平皿にこんもりとご飯が盛られている。ご飯の量は2合くらいありそうだ。
きゅうりがハート型に飾られているのがとても可愛らしい。
添えられているのは、ライタと呼ばれる塩ヨーグルト。これをかけて食べても良いそうだ。
・実際食べてみた!
パッと見た感じ、お米がパサパサとしているように見えるのだが、実際はしっとりとして、スパイスの香味がしっかりと乗っている。ところどころ味ムラがあるので、器のなかで混ぜつついただくのも、なかなか面白いところだ。
そういえば、チキンビリヤニだったはずなのに、チキンがいない? と思ったら、ご飯の下に埋もれていた。これがかなりデカい! そこそこ食べ進んだ後に発掘することになるので、ちょっとビックリする。
・カレーも美味
チーズナンは、ややチーズ少なめ。個人的にはもっとチーズを入れてくれても嬉しいかも。
表面パリッと、中からとろ~りチーズが溶けだす様は、見ているだけで満足度高し。分厚いナンなので、1個でもかなりボリューミー。
コイツをキーマカレーにつけていただく。カレーは辛さを段階的に選べるので、辛いのが苦手という人は何も言わずに注文すると良いだろう。わりと基本の味が甘めなので、安心して食べることができる。個人的にはビリヤニよりもカレーの方が気に入った。次回訪問時には、まずカレーを存分に堪能してみたいと思う。
・量に注意
ビリヤニは写真で見るよりも量が多いので、私のように欲張って、ビリヤニもカレーも! と注文すると、食い切れない事態にもなりかねないので、まずはホントビリヤニを味わうためだけにお店に行くことをオススメする。お店のTwitterの投稿は個性的でユニークなので、そちらもチェックして欲しい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 サラムナマステ
住所 東京都杉並区梅里2−9−10
営業時間 11:00~15:00 17:00~23:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼ビリヤニの作り方が面白い
▼日によってビリヤニが違うようなので、Twitterもチェックしよう
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