スクウェア・エニックスは本日9月11日、『THE LAST REMNANT Remastered（ラスト レムナント リマスタード）』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4。発売日は2018年12月6日で、価格は税別3980円。ダウンロードタイトルとして、PlayStation Storeを通じて販売される。
『ラスト レムナント』は2008年にXbox 360向けに発売されたRPG。舞台は、レムナントと呼ばれる謎の物体が存在する、4つの種族が暮らすとある世界。レムナントには巨大な力が秘められており、人々はレムナントが何であるかを知ることなく利用していたが、その力はいつしか支配と被支配の関係を生み、戦乱へと繋がっていった。物語は、それから1000年が経った世界を生きる主人公と、それぞれの思惑を抱えるいくつかの勢力を中心に展開する。
本作のバトルシステムは、シンボルエンカウント方式のターン制バトルで、最大5人で編成するユニオン単位でコマンドにて指示することが特徴だ。敵味方合わせて最大70人での集団バトルが展開される。河津秋敏氏がプロデューサーを務めていたり、レベルの概念がなかったり、技をひらめくといった概念があったり、アイテム名や技名が共通していたりなど、「サガ」シリーズのエッセンスを強く感じさせる作品である。
今回のリマスター版は、PC向けに移植された際に追加された全要素を収録。たとえば、バトルが通常の2倍の速度でプレイできるバトル倍速モードや、Xbox 360版では制限されていたバトルでのリーダーユニット数の解放、また装備スタイルの自由な変更や、ショップでの武器や防具のデザインのプレビューが可能になどがあげられる。そのほか、Xbox 360版にてボスとして登場した七人衆の各キャラクターが、味方のユニオンに雇用できるようになるといった追加要素が導入されており、リマスター版ではこれらがすべて楽しめる。
さらにゲームエンジンを変更したことにより、高画質かつ美麗なグラフィックが堪能できるという。『ラスト レムナント』は、Unreal Engine 3を採用して開発されていたので、こちらが異なるエンジンになったということだろう。本作はXbox 360版は発売されていたものの、同じく発売が予定されていたPlayStation 3版は長らく発売時期未定のままだった。多くの期待を集めていたものの時が過ぎ、現在も発売に至っていない。しかしこのたび、PlayStation 4向けに進出するということで、待望のPSハードでのデビューを飾ることになる。
先日PC版の販売が停止されることが発表されており、新たな展開を予感させていたが、どうやらこのリマスター版への布石であったようだ。『ラスト レムナント リマスタード』は、PS4向けに12月6日に発売予定だ。
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