DODAエージェントサービス

元転職エージェントが教える!DODAエージェントサービスの強み・弱みと評判まとめ

DODAエージェントサービス DODAエージェントサービス

DODAエージェント」は、人材関連サービス大手のパーソルキャリア株式会社(旧・株式会社インテリジェンス)が運営する転職エージェントサービスだ。

インターネット上の比較ランキングでもよく取り上げられており、業界有数の求人案件数と登録ユーザー数を保有していると言える。

一方で、人によって評価が分かれやすく、既に利用しているが不安に感じているユーザーや登録を迷っているユーザーの意見も目にした(記事内参照)。

転職にあたって、転職エージェントサービスを利用するメリットは大きい。強みや注意点を知って、賢く使うのが良いだろう。

今回は転職エージェントを経験し、企業の採用担当者としても多くの転職サービスをリサーチしてきた筆者が、DODAエージェントサービスの強みと弱みについてお話ししていこう。

また、利用者のクチコミなどもふまえて、DODAエージェントサービスがどのような転職に向いているかの見解も紹介していきたい。

多数の求人案件を扱う大手転職エージェントサービスだからこそ、ぜひ有効利用して転職成功に役立てて欲しい。

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目次 [表示する]

DODAエージェントサービスの基本情報

DODAエージェントサービス

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まずはDODAエージェントサービスの基本情報をおさえておきたい。

サービスの背景を知ることで、強みや特徴をより浮き彫りにするためだ。

まずはDODAエージェントサービスを運営する、パーソルキャリア株式会社の基本情報を見てみよう。

公式HPから参照した情報になっている。

パーソルキャリア株式会社の会社情報

  • 会社名:パーソルキャリア株式会社
  • 本社:東京都千代田区
  • 資本金:11億2,700万円
  • 従業員数:4,490名
  • URL:https://www.persol-career.co.jp/
  • 沿革
    • 1956年3月「学生援護会」として創業、DODA、salida、アルバイト求人誌anなどをリリース
    • 2006年には株式会社インテリジェンスと株式会社学生援護会が経営統合
    • 2017年に株式会社インテリジェンスからパーソルキャリア株式会社に商号変更

「パーソルキャリア」という社名にはなじみのない人もいると思うが、旧社名のインテリジェンスやサービスブランドのDODA、anなどは広い世代で認知度があるだろう。

人材関連業界の老舗は求人企業との繋がりも広い

沿革を見て分かる通り、パーソルキャリアは前身の会社から60余年もの間、人材紹介サービス開始からは20年以上、人材関連ビジネスに携わっている。

「アルバイトニュースan」(創刊当時「アルバイトニュース速報」)などは昭和の東京オリンピックのわずか3年後に創刊して現在まで続くという老舗企業だ。

長きにわたって求人情報を扱ってきたパーソルキャリアは現在も、人材派遣、アルバイト情報、就職情報から転職支援まで、人材関連サービス大手の企業として幅広い求人領域を押さえている。

そのため求人案件の多さはもちろんのこと、様々な業界や業種に応募のチャンスがあるという点に期待して良いだろう。

非公開求人を多数用意

DODAエージェントサービスでは、非公開求人の掲載に力を入れている(公式HP参照)。

非公開求人の事例
参照:DODAエージェント

応募が殺到する見込みのある好条件の案件や、企業が内密にしておきたい重要ポストの求人など、非公開求人には好条件の案件も多く、エージェント経由でしか応募することができない。

転職エージェントを利用する大きなメリットのひとつが、この非公開求人への応募といえるだろう。

求人案件数だけでなく、非公開求人により好条件の求人にアプローチできるのがDODAエージェントサービスの強みといえるだろう。

企業として30拠点、DODAで8拠点を構える

また、グループ企業ならではの営業力も求人案件の量を支えている。

パーソルキャリアとしては国内主要都市に30拠点を展開し、そのサービスに合わせて人材派遣、アルバイト、正社員など、様々な求人案件を日々預かっている。※これらの拠点数は公式HP参照

その30拠点のうち、北海道(札幌市)、東北(仙台市)、東京(丸の内)、横浜(横浜市)、中部(名古屋市)、関西(大阪府)、広島(広島市)、九州(福岡市)の8拠点をDODA拠点としておいている。

いずれも国内の大都市圏に展開しており、転職希望者にも求人企業にとっても安心の拠点数と言えるのではないだろうか。

またパーソルキャリアのように様々な人材サービスを展開しているグループ企業は、様々な求人に対応できるため、1つの企業から新たな案件を受注しやすいと考えている。

例えば人材派遣の担当者が、正社員の求人があることを聞いて人材紹介の担当者を紹介するといったケースだ。

アルバイトから派遣スタッフ、正社員まで、全て人材はパーソルキャリアから採用している企業もあるだろう。

こうした求人案件の収集力が広域に展開する求人企業ならではの強みともいえるのだ。

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多くの案件を紹介してくれるキャリアアドバイザー

下記に紹介するようなDODAエージェントのクチコミを見る限り、キャリアアドバイザーから紹介される案件数が多いという感想がある。

結果に結びつきやすい転職エージェントサービスは、紹介してもらえる案件が多く自分に合っているか、良いエージェントと出会えるかが重要なポイントだ。

大手として多くの求人案件を抱えている事はお話しした通り。あとは良いエージェントに出会えるかどうかが転職の成功を左右するといっていい。

そこで、DODAエージェントサービスのエージェントの仕組みについて解説していこう。

キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当

DODAエージェントサービスは、リクルートエージェントやマイナビエージェントと同様、求人案件に対して2名体制でサポートにあたっている。

  • キャリアアドバイザー・・・主に転職希望者を担当して求人を紹介、応募や面接などのサポートをする
  • 採用プロジェクト担当・・・主に求人企業を担当して転職希望者を紹介、選考日程の調整や企業情報の提供などを行う

それぞれが役割を分担しているため、転職希望者の分からない点や不安などにはキャリアアドバイザーが寄り添い、より詳しい求人企業の情報は採用プロジェクト担当が持っているなど、細やかな対応が期待できる。

業界別の担当者と丁寧なキャリアカウンセリング

DODAエージェントサービスのキャリアアドバイザーは業界別、または職種別に担当分けされている。

IT系に強いアドバイザーはIT系転職に、電機メーカーに強いアドバイザーは技術者やメーカー向け転職につくような仕組みになっている。

さらに、登録後の面談、カウンセリングについては丁寧だという評判もある。※後述

内容は、転職希望者の登録情報からどのような業界、どういった業種が合っているかといったことだけではない。

その転職希望者が不安に感じていることは何か、新しい職種への転職と経験を活かす転職どちらを望んでいるかなど根気よく話を聞いてくれることが良い評判につながっているのではないだろうか。

転職希望者にとって良いキャリアアドバイザーと出会えることは非常に重要だ。

その点でDODAエージェントサービスのキャリアアドバイザーには一定の期待ができると言っていいだろう。

さらに専門的な対応をして欲しい人のために

DODAエージェントサービスは、エグゼクティブ層専門、バイリンガル専門、ファッション業界専門の転職コンサルタントを用意している。

さらに提携先300社の転職コンサルタントが控えており、専門性の高い分野をフォローしてくれているので心強い。※参照:DODA(デューダ)

キャリアアドバイザーの評判が良いからといって、通常に登録してすべてのアドバイザーが業界や職種の高い専門性を持っているとは限らない。

人材紹介のプロでありながら他の業界の知識も完璧というのは「アドバイザー本人のキャリア年数」が限られている以上難易度は高い。

そこで、さらに専門性の高いコンサルタントを利用することでより自身の希望に近い求人案件を紹介してもらうことができるようになっているのだ。

もちろん、その分野の転職で自分がどのくらい通用するのか、キャリアの棚卸しをするのにも、それぞれに特化したコンサルタントの利用は大いに役立つと言えるだろう。

DODAエージェントサービスのクチコミと評価まとめ

次にDODAエージェントサービスを実際に利用した転職希望者の声から、良い点と注意すべき点を見てみよう。

そうすることで、比較サイトなどで意見が分かれる理由も分かり、より効果的な利用が出来るようになるはずだ。

Twitterに投稿されたクチコミから見る評価ポイント

Twitter上に投稿された実際に利用した転職希望者からのクチコミのいくつかを紹介しよう。

案内される求人が多い

質の悪い求人案件も含まれている

職種等に理解の低いキャリアアドバイザーがいる

求人案件の紹介以外にもサポートがある

選考通過のためのアドバイスが受けられる

クチコミから想定する、サービスの当たりハズレと対処方法

先に紹介したように、DODAエージェントサービスのクチコミは評価が分かれる。

多くの案件や多くのエージェントを抱えているため、求人にも、アドバイザーにも当たりハズレが出てしまうのもその理由のひとつと言えるのではないだろうか。

そこで、紹介したクチコミを例に、詳しい解説と併せて対処方法を伝授しよう。

上手な利用方法を知ることで、DODAエージェントサービスの長所を活かした転職活動が出来るだろう。

自分で見極めることが肝心

紹介してもらえる求人案件が多い分、的外れな案件や質の低い案件も少なからず含まれる。

それを前提に考えて見極めのラインを決めておくことが肝心だ。

この内容が入っていれば選考に進む、この条件が入っていれば断る、といった判断のラインだ。

良い条件や悪い条件があっても、他を見てこれさえなかったら、あったらと迷うかもしれない。

しかし自身でハッキリと線を引いておくことで、エージェントにとっても次の紹介の参考になるのだ。

言葉にして説明できる、伝えることができるレベルまで自身の希望を明確にしておくことが、多くの求人案件から効率よく絞り込むコツなのだ。

自分のしたいことと出来ることをアピールする

キャリアアドバイザーに自分のしたいこと、今までの経験やスキルをより具体的にアピールしておくことが大切だ。

経験やキャリアが豊富なほど職務経歴書には書くことが多いはずだ。

しかしそのままの情報ではメインとなるキャリアや、今回どのような転職を希望しているのかがぼやけてしまうことがある。

自身にアピールすることが少ないと感じている場合はもちろんだが、キャリアの棚卸しをしたらどこをアピールしたいのか、アドバイザーと相談しておこう。

あらかじめ求人案件の的を絞っておくことが転職エージェントを効率よく利用する方法のひとつだ。

時間がかかっても希望優先であることを伝えておく

多くの案件を保有していても、登録ユーザーの希望に合った求人案件が出ていないタイミングもある。

そういった場合にアドバイザーからは、当初の希望と異なっていても可能性のある求人を紹介してくれることがあるのだ。

複数の転職エージェントに登録している場合や現在の仕事の都合などで、本当に必要な案件だけを知りたいという場合は、希望に沿わない求人が不要であることを伝えておこう。

その代わりに時間がかかる場合があっても良いことをアドバイザーと共有しておくことがコツだ。

納得いくまでアドバイザーと相談する

アドバイザーの都合もあるが、面談や転職コンサルティングは何度でも利用するつもりでいて良い。

お互いに分かっているつもりのことでも、何度か相談を重ねているうちに改めて確認できることがあるからだ。

面接のポイントや応募書類の書き方から、転職先に求めることの優先順位など、転職活動を通じて少しずつ変化する場合もあるだろう。

最初から優秀なエージェントは業界でもごく少数だと考えている。

筆者の知る限り、良いエージェントの要件の一つは、何度でも相談することができるエージェントである事だ。

アドバイザーが勧める理由を聞くようにする

多くの求人案件を紹介される場合でも、それが自身の希望に近い求人ばかりであれば不満ではなく、むしろ良い提案と感じることだろう。

自身の希望に近い求人案件を増やすには、アドバイザーから勧められた理由を確認してみると良い。

そうすることでアドバイザーが、登録ユーザーの経歴のどこに注目しているのか、どんな採用可能性を考えているのかが分かる。

またそれが自分の考えと合っていないと考えたら軌道修正することもできるだろう。

大切なことは表面上の紹介案件数、求人企業数ではなく、転職エージェントが売り込みやすい求人と自身が理想としている求人案件がどれくらいあるかだ。

普段からエージェントとこのすり合わせをしておけば、紹介される求人の質も次第に良くなってくるはずだ。

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まとめ

DODAエージェントサービスと運営するパーソルキャリアの基本情報から、クチコミもふまえた良い点、注意点、対処方法などを紹介した。

大手の転職エージェントサービスとして、転職活動をする上でぜひ押さえておきたいサービスだ。

振り返ってまとめるので登録の検討や有効活用のために役立てて欲しい。

多くの求人案件数、利用者を持っている

運営するパーソルキャリアは人材関連サービスで60年以上の老舗企業で、人材派遣、就職支援、転職支援サービスなどを広く手掛けるグループ企業だ。

そのため求人案件数、利用者数には期待できるだろう。

  • 人材関連業界の老舗のため求人企業との繋がりも広い
  • 好条件の非公開求人も準備
  • 企業として30拠点、DODAで8拠点を構える

転職エージェントには役割分担とサポートの仕組みがある

多くの案件を扱うために、転職エージェントも分野別に役割分担している。

また、専門性の高い対応が必要な場合にはその業種や業界に特化したコンサルタントが利用できる。

  • キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当に分かれている
  • キャリアアドバイザーは転職者、採用プロジェクト担当は求人企業を主に担当する
  • エージェントは業界や業種別に担当が決まっている
  • 登録後に行われるキャリアアドバイザーによる丁寧なキャリアカウンセリングは好評な口コミもある
  • さらに専門的な対応をして欲しい人のために、エグゼクティブ層、バイリンガル、ファッション業界に特化したセクションを持っている
  • 自社とは別に転職コンサルタント300社と提携し、転職希望者に対応できる仕組みを作っている

クチコミでは評価が分かれている

Twitterからピックアップしたクチコミでは次のような良い点、注意すべき点が見られる。

  • 求人案件数が多くて良い、という一方で多すぎる、煩雑という意見もある
  • 多くの求人案件の中には質の悪い求人案件も含まれている
  • 中には職種や業界について理解の低いキャリアアドバイザーもいる
  • 転職活動への相談など求人案件の紹介以外にもサポートが受けられる
  • 職務経歴書の添削サポートや面接の練習など、選考通過のためのアドバイスが受けられる

クチコミをふまえた当たりハズレとその対処法

DODAに限らず、担当するキャリアアドバイザーにも、紹介された求人案件にも当たりハズレはあるものだ。

そのため転職希望者も必要な対処をして、転職エージェントサービスを活用できた方が良いだろう。

  • 紹介された求人案件は自分自身でも見極めることが必要
  • 選考に進めるか断るかを早く簡単に判断するために、判断のラインを引いておくことがコツ
  • 自分の希望する転職先の条件と、それに合わせて自分が出来ることをアピールする
  • 希望しない求人案内を少なくするためには、時間がかかっても希望優先であることを伝えておくと良い
  • 自分の希望、譲れない部分から転職活動全体のことまで、納得いくまでアドバイザーと相談する
  • 自身が想定しなかった求人案件を紹介された場合などには、アドバイザーに勧める理由を聞くようにする

DODAエージェントサービスは規模や求人案件数が多い分、多くのエージェントが在籍している。

転職エージェントは便利だが頼りきりにならず、自分自身で見極め判断し、自分に合ったエージェントにサポートしてもらえるよう工夫して欲しい。

Career Rules編集部

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