ITmedia NEWS > ネットの話題 > “自殺ゲーム”世界中でじわり拡散 ネットユーザー...

“自殺ゲーム”世界中でじわり拡散 ネットユーザーを脅迫・洗脳、「モモチャレンジ」要警戒 (1/3)

» 2018年09月11日 07時40分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 インターネット上で「モモチャレンジ」と呼ばれる“自殺ゲーム”が流行しつつある。匿名の“犯人”から送られてくる「チャレンジ」をこなしていくうち、内容がエスカレートしていき、最終的に自殺に至ってしまうというものだ。既にモモチャレンジとの関連が疑われる自殺が世界各国で確認されている。インド国内でも相次いで若者が命を絶ち、政府が注意を呼びかける事態に発展した。(ニューデリー 森浩)

ALT インド東部オディシャ州で、地元警察が開催した自殺ゲーム「モモチャレンジ」に注意を呼びかける授業(警察の公式ツイッターより)

ある日突然送られてくるメッセージ…ネットを通じた「洗脳」

 インターネットで自殺を促すゲームといえば、昨年流行した「ブルーホエール」(青い鯨)が有名だ。

 何者かがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて利用者に指示を出し、体に刃物でクジラの絵を刻んだりする「課題」を与える。指示は次第にエスカレートし、最終的には自殺を促されるという。ロシア発とされ、2013年以降、同国内だけで130人以上が自殺したとされる。

 今回、流行が確認されているモモチャレンジも、この青い鯨に酷似する。多くはスマートフォンの通信アプリなどSNSを通じて、匿名の“犯人”からメッセージが送られるところから始まる。共通しているのは、女性が目をむいたような不気味な人形のアイコンだ。

 犯人は、自傷行為などさまざまな「チャレンジ」を要求し、利用者を追い込んでいく。そのうち、だんだんと要求は過激化していき、最終的に自殺にまで追い込まれてしまう。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

Special

- PR -

岐阜の里山で新規事業が続々誕生! ロボットプログラミング教室から、まさかの「狩猟者マッチングサイト」まで――起業家たちが集う理由とは?

設備稼働状況の可視化や業務効率化によって、多くの水道事業が抱える課題に立ち向かう!オラクルのクラウド型アナリティクスツールを採用。その決め手は何だったのか?

熟練エンジニアのチューニングにも迫るオラクルの自律型データベース、新日鉄住金ソリューションズが実力を検証

NASって何? 何が便利なの? 高品質NAS「QNAP」の情報を集約した 「QNAP×ITmedia」

リコージャパンが開発するAIツール。AIチャットbotを活用した「リモートワーク申請」「電話伝言メモ」などより身近なところから始められる土壌が整ってきている。

本当に使える日本政府の防災情報基盤、実現の鍵は、相互運用性を備えた「データレイク」を実現する「Oracle Cloud」にあった。

日本企業でも着実に広がっているクラウド導入。その目的はさまざまだが、「ビジネスを効率化したい」という狙いだ。しかしクラウドには依然として課題も残されているが……