「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第148号
ご覧いただきありがとうございます。
このブログは、
税金の知識を得ることで安心して事業を行いたい個人事業者の方とその予備軍の方のためのブログとして始めましたが、
最近では税金に関する話とは別に、
<前ふり>と称して、
筆者であるさくさが
日常生活の中での出来事や、見聞きしたことを通じて、
さくさなりの感じ方、考え方などをつらつらと書いております。
ここのところ災害が続いております。
何年も前の災害も、まだ完全に復興はしておりません。
被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。
<前ふり>
「知ったからには、知ったなりの責任がある」
「自分にできることは何か」
「社会に良さそうなことをしたいのか、社会を変えたいのか」
今回は、
先日の勉強会でお話しを聞くことができた
Homedoor 理事長:川口加奈様
のお話しです
川口さんは高校生の時に
新今宮駅で電車を乗り換えて
通学をされていたことから、
その駅近くの釜ヶ崎(あいりん地区)
の存在を知り、
・炊き出し活動
・夜回りパトロール活動などに
参加されていました
(特に大阪経験のある方はどのような地域なのかよくご存じだと思います)
始めの頃は、
ホームレスになったのは
その本人の怠慢や不勉強が原因
責任は
勉強しなかったその本人にある
と思っていたとのことですが
(さくさも)
ホームレスの方々のナマの話を聞いていると
“必ずしもそうではない”
という事実が分かってきたとのことでした
むしろ、
一度ホームレス状態になってしまうと
↓
・住所がないから仕事が見つからない
(面接に通らない)
↓
・新しい住居を得るためのお金がない
(コインロッカー、外食等が必要で出費が多くお金が貯まりにくい)
↓
・お金がないから仕事ができない
(初任給をもらうまでの間生活ができない)
↓
いったん
このような負のスパイラルに
グルグルと陥ってしまうと
なかなか抜け出せない
仕事、お金、住居の3つを
同時に手に入れなければ
ホームレスからの脱却が困難
であることが分かりました
「知ったからには、知ったなりの責任がある」
川口さんが高校生の時
学校新聞に掲載したり、
ボランティアの
仲間を募集したりしました
活動の甲斐あって
呼びかけには友達がたくさん
応じてくれたとのこと
(内申点が上がったからだとか笑)
大学生の時には
ホームレス問題を解決したいという思いで
Homedoor(ホームドア)を設立
ホームレスの方々の7割が
自転車の修理が得意な技能である
ということを知り
その技能を生かした仕事として
レンタル自転車
HUBchari(ハブチャリ)
の事業を開始されました(現在、約40拠点)
凄いのは
ホームレスの方々への
単なるボランティア配給などではなく
ホームレスの方々に仕事をしてもらい
その労働の対価として給与の支払いを
行うというところ
そして
その事業の賛同者として
企業や自治体を巻き込んで
商売として成立させている
ところであります
川口さんは、
負のスパイラルからの脱出のみならず
天に向かうようなスパイラルへの
転換の仕組みを創られたわけですね
素晴らしいです!
「ここに来れば何とかなる」
その思いから、
ホームレスの方の居場所を確保するために
最近では、宿泊施設の運営を始められました
Homedoorはこちら↓
www.homedoor.org
http://www.homedoor.org/about/
(ここで少し税金のお話し)
Homedoorへの寄付については
寄付金控除又は税額控除の対象になります
Homedoorは
2017年に
“認定NPO法人等寄付金特別控除”の適用により
所得税と住民税から合わせて
寄付金額の約40%の税額控除の適用があります
寄付金の支払いは
一時払いのほか、
サポーターとして
毎月一定額(1日35円/月1,080円)~からを
カード払い出来る仕組みもあるので便利ですよ
さくさはコンビニなどで買い物をしたら
いつも小銭募金をしているので
このサポーター寄付は
小銭募金と感覚的に同じような
感じがしますね
(心の中で、チャリン、チャリン)
情けは人の為ならず
ですよね
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ここまでご覧くださいましてありがとうございました。
読者の皆様が宇宙で一番幸せになることを心よりお祈り申し上げます。
さくさ