1997年から2016年までの間に生まれた人たちをポストミレニアル世代と呼びます。これらの若者を対象に行われた調査によると、最も人気のある話題ランキングではiPhoneが1位で18%、2位はAppleで15%だったということです。中華製スマホが席巻する中国のスマホ市場ですが、若者は依然としてiPhoneに高い関心を示していることが分かります。
中国のポストミレニアル世代の購買力
中国の総世帯消費支出はおよそ10兆円であると考えられており、その多くを若者が占めています。その割合は将来増加すると見られており、2020年までにおよそ8,600万人のポストミレニアル世代が購入者全体の40%を超える見通しです。
これら消費者の購買意欲を促すのがSNSです。若者の間では、SNSでの情報交換などで購入金額が19%増加するということが、市場調査によるデータから分かっています。中国では、有料広告よりも口コミのほうが効果的なのです。
ポストミレニアル世代がSNSで話題にするのは「iPhone」「Apple」
ポストミレニアル世代の関心は電子機器に集まっており、特に人気のあるキーワードは「iPhone」や「Apple」です。健康意識の向上から、コカ・コーラやペプシ・コーラに関係する話題は減少傾向にあります。
1位:iPhone(18%)
2位:Apple(15%)
3位:コカ・コーラ(14.6%)
4位:サムスン(12.1%)
5位:ナイキ(11.2%)
6位:マクドナルド(11%)
7位:ウォルマート(7.9%)
8位:ペプシ・コーラ(6.3%)
上記の通り、ポストミレニアル世代の話題の実に33%はiPhone、Appleとなっており、額面に換算すると1.3兆円もの経済効果があることが分かります。