さて、カインジ湖は何処にあるのだろうと少し調べました。
アフリカなのは分かるが、位置が分からない。コンゴの近くかと
思ってました。
上部中央の湖がカインジ湖で左下にカインジ湖国立公園があります。
中央のアフリカ全体の地図の赤い部分はナイルパーチの各種がいます。
西アフリカ大西洋側ですね。ラティスはアジア・オセアニア・アフリカ
と世界狭しと分布しますがアメリカ大陸には何故かラティスがいない様です。
スヌークなどのパーチ型ライバルが多いからでしょうかね。
カインジ湖国立公園入口
こんなところ?別の角度からはカバが沢山います。恐怖の殺人獣です。
クロコダイルもいるようです。山中はヒヒの群れが多いと聞きます。
どうも思惑とかなり違いますね。カインジ湖はナイジェリアのカインジ湖国立公園内にあり、 カインジ湖は1968年に完成したカインジダム(Kainji Dam)によって生まれたニジェール川の貯水池であり、ニジェールとナイジェリア西部のケッビ(Kebbi)州とを分ける国境でもあります。面積は1,300平方kmで、漁業や灌漑用として広く利用されています。また川の氾濫を防ぐ防災の役割も果たしています。何とカインジ湖は貯水池である。ブラックラティスはここの固有種と思ってましたが、如何なんでしょうか?単なるグレートナイルパーチの亜種?地域異変?確かに模様は違うのですが・・・
正確にはカインジ湖のブラックラティスは
ニジェール川のパーチという事ですね。 さてとうとう長旅から輸入業者でのトリートメントを終えて3匹のブラック
ラティスがお目見えしました。とりあえず専用の60cm水槽へ、これは到着直後、発泡スチロールに入れられ個々に袋詰めされています。サイズは12~13cm。フンやおう吐物は無く発送先の丁寧さが分かります。勿論魚も元気でテストに入れたメダカをビニール越しに目で追ってます。やれやれ。
20cm超えたら120cm現在飼育中の庶民派ダトニオ、アロワナ水槽を考えてますが、その時に150×60×90cm水槽に纏めて入れるか、180にするか考え中ですね。台は240cmまで置けます。
水合わせをして袋から出すと大喧嘩!流石肉食魚!テリトリー争いしてます。
頭部にキズを負っている個体も出たので仕切りを入れるか障害物を増やすか
検討します。メダカ20匹20分で完食?一匹もおりません。先が思いやられそうです。
少し落ち着くとこんな感じになり、後1匹は外部フィルターのノズル下に
陣取ってます。色調が整うのに少し時間がかかりそうです。
因みにこれが直近1週間程たった色調です。まだ濃くなりそうです。
可なり模様の個体差があり私はもう少し白っぽい部分が少ない石目調
の模様と思ってましたが、この辺が通信販売のデメリットですね。
更に模様が変化するのを期待。砂がより黒い方が落ち着くようですね。
ガーネットの色調は好きではないので黒い砂を何れは施こうと思います
この個体たちは非常に臆病でいつも物陰に隠れています。
餌は小赤を爆食してます。朝夕に3匹が塊り水槽周囲を遊泳し
ハンティングをするようです。
未だ良く分からないナイル・パーチ。以前ニロティカスを飼っていた時は
20cm位までは常時お辞儀ポーズでこの個体おかしいのでは?と思った
程ですが、ブラックラティスはお辞儀しませんね。
アカメもお辞儀しますが、環境ですかね?日本生まれのせいかな?
折角なので近隣種の紹介を・・・
話がややこしいですがカインジ湖にもグレートナイルパーチがいます。
模様はかなり違いますが体形は似ています。最大2m 200Kgは脅威。
価格はブラックラティスの1/4~1/5で購入できます。
ですがそれも7月まで。
ニロチカスは最近まで30cm位のが家にいました。
色彩や体形は個体差があります。
金色に黒い雲母が掛かったような凄い模様の物もいますが、
いずれは薄くなります。
これが飼っていたのと粗同種ですね。
このガーナ産はブラックラティスに近いですね。黒い部分が多く体高が
あります。非常に珍種です。価格もそれなりでしたね。
タンガニーカ湖には3種とも6種とも言われる完全にグレートナイルパーチとは違う固有ラティスがいます。(Lates microlepis)少々小柄で60~100cm位らしいです。シクリッドを常食し湖の食物連鎖の頂点(魚類)を極めています。
これは珍しいタンガニーカ・パーチです。
オーストラリア・バラマンディー(Lates calcarifer)
日本のアカメに似ていますが、淡水域で生活をしており、
良く釣りの番組に出てます。水は緑でハスが生い茂ったような
酸性の池にも住みます。右下は成魚のウロコで
他のラティスより大きく光沢もあり非常に立派です。
東南アジアのラティスと学名が同じですが、淡水に
対する順応度が可なり違う事や成魚の鱗の形状
等に差異がある為別種との見方が正しいと思われます。
バラムンディとも呼ばれる、アロワナ仲間のバラムンディの名を関した魚(ノーザンバラムンディ:Scleropages jardinii、スポッテッドバラムンディ:Scleropages leichardti)とは無縁
近隣種で東南アジアに住む通称シーパーチと言うラティス
これも(Lates calcarifer)がいます。
私はシンガポールの中華料理店でこの魚の肉を食べました白身で
大変美味しく、大きな水槽や生簀で飼われています。
こちらはオーストラリア産より海水依存度が高いようです。
何度か飼育はしましたね。やはり20cm超えると汽水の方が元気です。
インドにもこれに似た種がおり同種かどうかは不明の様です。
アカメ(Lates japonicus)四国四万十川、宮崎県産、汽水魚
画像は出来るだけ当家の個体とサイズを合わせるため10~15cm位のを
選びました。体形も色彩も良く似てますね。アカメはラティスでは一番の
美魚と推薦します。やはり完全淡水での飼育は無理でその点が惜しまれます。
日本のアカメは固有種で日本にしかいません海と陸を行き来出来るのに日本贔屓の律儀なやつですね。たぶん嫌韓でしょうね。
番外で中国大陸産のケツギョです。以前飼っていた赤系で美しいパーチですね。完全淡水魚ですが、これもブラックバスの為に飼えなくなりました。
出来れば登録制にして終生責任を持つことで輸入を許可して欲しいですね。
中国の海は少なくとも広大な大陸に素晴らしい淡水魚がいます。
贅沢ですね。海洋進出より国土を有効利用すれば素晴らしい事が出来ます。
気が付いてほしいですね。
気分次第でまた書こうかな・・
・・・・・・・・・・・・・・・・スター☆ジョン
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この記事に
素晴らしい!羨まし~い
飼うための環境整備も必要なのでなかなか手を出せないナイルパーチ
すごいなぁ~
2016/6/2(木) 午後 11:35
返信する> ますけんさん
どうもいらっしゃいませ。そうですナイルパーチでも一番高価なブラックラティスです(笑)。もう7月で二度と飼えなくなりますからね。大事にしたいです。180cm水槽用意します。
[ ☆スタージョン ]
2016/6/5(日) 午後 5:26
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