私たちは自分たちが使えるお金の範囲内で人生を楽しまなければなりません。
それには、ちょっとしたコツがあります。
(1)見栄にお金を使わないこと
(2)自分が「価値がある」と思えるものを知ること
(3)お金の価値を知ること
(1)の見栄については、意外に難しいことかもしれません。
「◯◯さんも持っているから」「人よりいいものを持ちたいから」「自慢できるものがほしいから」などなど。
これらはすべて、見栄のための支出です。
女性なら洋服やバッグ、男性なら車や時計など、本当にほしいというよりも、自分をよく見せたいという気持ちで、お金を使ってしまうのです。
個人差はありますが、私自身多少身に覚えがあるので、大きなことはいえません。いつも倹約家の妻にたしなめられています。
ただ、見栄でお金を使うということは、人に見てほしい、知ってほしいということです。裏を返せば、見栄のために使うお金は、他人のために使っているようなものです。
最低限の身だしなみや人づきあいのためのお金は、惜しむべきではありません。しかし、見栄を張るための支出に、金額に見合った価値は絶対にありません。
自分にとって本当に大切な支出なのか、「自己満足」と「見栄」の境界線をよく考えることです。