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北海道胆振地方を震源とする地震に関する関係閣僚会議に臨む安倍首相(中央)(9日午後、首相官邸で)=冨田大介撮影
政府は10日、北海道胆振地方を震源とする地震による被災者の生活支援のため、2018年度予算の予備費5億4000万円を支出することを持ち回り閣議で決定する。菅官房長官は同日午前の記者会見で、「被災者が安心して暮らせる生活を取り戻せるよう、現場のニーズを把握して対応に万全を期したい」と語った。
これに関連し、首相は9日、被害状況を直接確認するため、地震発生後初めて北海道入りした。液状化が起き、道路が陥没するなどした札幌市清田区を訪れたほか、厚真町などの土砂崩れ現場を視察した。
同町や安平町の避難所では、避難住民に「体を大切にしてください」などと声をかけて回り、復旧・復興に向けた要望などを聞き取った。