認定NPO法人じゃないけど、『寄附金控除』が受けられるようになったという話   #信頼資本財団 #共感助成

2018/09/05


 

 

里本

みなさん、こんにちは!NPO法人ひとまきの経理・財務分野を担当している里本と申します!

この度、ひとまきに寄付してくださる皆様が特殊な形で『税制上のメリット』を受けられることになりましたので、わかりやすーーーーく、ご紹介させてもらいます!

 

特に、「ひとまきに寄付してみたい。」と考えていただいている個人・法人のみなさまへ朗報ですので、この先をお読みいただいて、ご検討いただければと思います。

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認定NPO法人に認定されたい!

と、その前に、今回の大前提である話からはじめていきたいと思います。

 

実は、僕たちひとまきは今年(2018年)3月に認定NPO法人を目指してチャレンジすることを発表しました。

参考:ヒッチハイクで36日間、全国各地を回った今だから言える本当の話

 

 

この「認定NPO法人」というのは、ある一定の基準を満たしたNPO法人へのサポート(寄附)を促すために、寄付してくださった方々に税制上の優遇措置を設ける仕組みのことです。

 

例を使って説明すると、

■個人が寄附した場合

→所得税の計算において、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けることができます。

※上記は税額控除を選択した場合。また地方税の控除割合は各自治体によって異なる。

 

■法人が寄附した場合

参考:https://www.npo-homepage.go.jp/kifu/kifu-yuuguu/houjin-kifu

 

このように、寄付してくださる個人にも法人にも税制上のメリットがあります。(※平成28年現在NPO法人のたった2%しか認定されていない。)

 

しかし、この認定を取るためにはいくつか要件があり重要なのが、パブリックサポートテスト(PST)という基準です。

このPST指標をクリアするために、年間3,000円以上の寄付者が100人以上必要ということで、緊急的に寄付の呼びかけをさせてもらいました。

そして、なんと呼びかけを開始して15日間で約100名の方から寄付を頂くことができ、PST指標はクリアしたのですが…

 

認定NPOの認可を受けるためにはもっと多くの基準をクリアする必要があり、まだまだひとまきではその基準に達するために必要なハードルがたくさんあることを知りました!

 

そして、基準クリアのために、コツコツ準備をしてきましたが。まだまだ時間はかかりそうなんです…

信頼資本財団『共感助成』に認定。税制上のメリットが受けられることに!

 

さて、ここからが本題です。

普通、NPO法人が税制上のメリットを受けられる認定NPO法人になるためには、上記で書いている通り、様々なハードルをクリアしないといけません。

 

ただ、やはり立ち上げ3年目の当法人のように、まだまだ土台作りに課題のある団体に認定の許可を出してくれるほど、簡単なハードルでもないことがチャレンジしてみて、よーくわかりました。

 

もちろん、諦めたわけではありません!

これから、認定を取れるだけの土台と公益性を示すことのできる団体になっていくことは僕たち、NPO法人ひとまきの大きな目標でもあります。

 

が、実際、ここから寄付の受付をしていくにあたって、寄付してくださる方々にもメリットを提供することは、今後多くの寄付を頂き、活動を活性化させていくにあたってとても重要なテーマなのです。

 

 

そして、なんと今回僕たちNPO法人ひとまきが認定を受けた、信頼資本財団の『共感助成』という仕組みが、こちらの課題に対して、フォローしてくれる仕組みであることを知り合い経由で知ったのです!

 

 

仕組みはとても簡単です。

通常は、

▶︎寄付者 → 寄付を受けるNPO法人

 

という流れであれば、寄付を受けるNPO法人が寄付控除を受けることのできる認定を受けていない限りは、控除を受けることはできません。

 

しかし、この共感助成では、

▶︎寄付者 → 公益財団法人 → 寄付を受ける団体

 

寄付金控除を受けることのできる公益財団法人(信頼資本財団)を経由することにより、寄付者の方々にとっては税制上のメリットを受けられるし、寄付を受けるNPO法人には、財団から手数料をさしい引いた金額を助成金として受け取ることのできる仕組みなのです。

 

 

そして、信頼資本財団の共感助成の申請をし、無事審査をクリアしました。(早期対応をしていただいた、信頼資本財団のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

信頼資本財団のひとまきページを見てみる
 

寄附金控除でお金の流れを変えませんか?

上記でも説明させてもらいましたが、共感助成の仕組みは個人、法人どちらにもメリットがあります。

(これまで直接ひとまきにご寄付してくださった方々や、マンスリーサポーターとして継続支援してくださっている方々は寄附金控除の対象外ですのでご了承ください。あくまで本記事内のリンクボタンから信頼資本財団を経由して寄付した場合のみ控除の対象となります)。

 

一般的になじみのない『法人寄付』に関しては、通常、寄付していただいた金額を会社の損金(=経費)とすることができます。

 

さらに、この仕組みを使えば、損金として認められる金額の上限額が格段に増えるので、経費となる寄付額を増やすことができ、結果として法人税などの会社にかかる税額を減らすことができるのです。

 

なので、昨年度までは特にどこにも寄付をしていなかった法人さんも、今回のこの記事を見て、どこか自分たちが応援したい団体へ寄付してみるのはいかがでしょうか?

お金の流れを変えることは、言い換えると、自分たちが実現したい未来へより近づくことだと思います!

これからのひとまきの活動

さて、僕たちNPO法人ひとまきはこれからも『何度でも生き方を選べる社会』を作るために活動を続けていきます!

 

ちょうど、数日前に投稿した滞在者受け入れのブログを見て、15名以上の今の生き方を変えたいと考えている人から連絡をいただきました。

そんなひとりひとりが、自分のこれからの生き方や暮らし方をじっくりと考え、選んでいけるそんな環境を作っていきます。

 

 

そして、今後は高知県嶺北地域だけではなく、同じようなコンセプトを持った拠点を全国に広げていきたいと考えています。

 

誰でも、自分の選んだ道でつまづき、悩むことはあります。

でも、そんな人に対して、手を差し伸べて次のステップへ進むことを後押ししてくれる仕組みも社会の中には少ないのです。

 

僕たちはそんな次への道を作ることができるキーワードが日本の地方にあると確信しています。

 

どうぞ、僕たちの活動を一歩、また一歩と前に進められるように、支援してくださる個人・法人さんを募集してます!!!

一緒に『何度でも生き方を選べる社会』を作っていきませんか?

 

 

 

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