彼氏から電話がかかってきて「今何してんの?」って訊かれたら、
「音のない…長い映画を観てる、ぼんやりと…」って叙情的な倒置法で答えて、彼氏から一目置かれる気満々んなんですけど、
あいにく一目置いてくれる彼氏もいなけりゃ、友達からの電話もない…。
と思ってたら、友達から「ユッキー!直島行こ!」という電話がきまして!
「おい、のび太!野球しようぜ!」的な軽いノリがとても気に入ったのと、前々から現代アートの島と評される直島には行ってみたいと思っていたので、友達と休みを合わせて行くことにしました♪
というわけで、この記事では、私と友達ふたりの直島での珍道中を書いてます。
印象深かった直島での出来事や感じたことなどを、バーッと箇条書き的に綴っています。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
アカイトコーヒー
宮ノ浦エリアにある、人気の和カフェです。
レトロ感ある和の雰囲気の内装で、静かにゆっくりと島時間が流れている空間は、とても居心地がよかったです♪
で、あれですね、ランチョンマットにポッケつけるの思いついた時点で、もうなにやってもこの和カフェの勝ちよねw 圧倒的かわいさよ♡
内装すごい和風やのに、お店の外壁が完全にニューヨークのストリートアートなのめっちゃ好きwww
なにこの、カフェ全体を大胆に使った甘辛ミックスコーデw
ギリギリ崖の上をいくように~じゃないとすぐにつぶれる!!!
フェリー降りてすぐのところにある「民宿ふうちゃん」。たこ焼きとか、イカ天とか、夏限定でかき氷なんかを販売しているお店です。
瀬戸内海上に浮かぶ島にある小店にもしっかりと個別対応して、著作物の利用を許諾している株式会社ポケモン。
まさか直島で株式会社ポケモンの経営理念に根差す「慈しみの心」にふれて胸を打たれるとは思ってもいませんでした(棒読み)。
せっかくなんでかき氷を購入。
最近では逆に珍しいいたってノーマルなかき氷。シロップのかけ方が、大蛇丸の五行封印くらい雑でしたが、すごくおいしかったです♪
なごり海
直島の南側にある「琴弾地海水浴場」。
魚だったころの名残か、海見ると無条件でテンション上がんねんな、うち♪
心躍って、波打ち際をスキップなんかしちゃってると、友達もテンション上がっちゃったのか、両手で海水すくいあげてそれを私にかけてきましてね。着替えなんて持ってきてないのにまあまあの勢いで濡れちゃって。
遊びとはいえ、さすがに私も頭きたから、「あぁ、もう!お前は一生イオンのこと、ジャスコって言ってろ!!!」って怒鳴ってやったんですけど、友達ずーっとニヤニヤしてて、イマイチ心に響かなかったみたいです。
草間やよいる…っ!
浜辺を西へ歩いていくと波止場があり、その先端に直島の象徴である「黄かぼちゃ」があります。芸術家・草間彌生さん制作のオブジェですね。
直島のシンボル的なアート作品だけあって、オブジェの前には常に写真を撮るための行列ができている感じ。列の前後でお互いに写真を撮り合うというやさしい連鎖が生まれていました。
私たちも黄かぼちゃを撮るべく列に並んでまして、で、私たちの前にいた大学生くらいと思しき男の子に写真撮影をお願いされたんですけど、その子のガムの噛み方が完全にヤンキースの4番だったのが個人的に直島観光のハイライトでした。なんやってん、あの無駄なメジャーリーガー感。エモい…。
島食DOみやんだ
「島食DOみやんだ」は古民家を改修して造られたお食事処。
直島の海で獲れた新鮮な魚介類を使った料理を楽しむことができます。
私たちはお店のオススメぽかった「海鮮丼」を注文しました。
ハネ、さぬきサーモン、ハマチ、タイ、タコといった新鮮な魚介で作られた海鮮丼、めちゃくちゃおいしかったです♡
身の引き締まった直島産のお魚は、たぶん全日本人の口に合うと思うなぁ~♪
あと、あの”科捜研の女”も「島食DOみやんだ」には一目置いてるみたいでした!
ちなみに、直島にはおいしいステキな飲食店がたくさんあるんですが、美術館など島のアート施設の定休日が月曜日のため、それに合わせて島内の多くの飲食店は月曜日を定休日にしているとのこと。
なので月曜に直島に来ると、「なにこれハンター×ハンターじゃん!」って叫ぶ羽目になるかもなんで、十分注意してください。
俺は30年山王見ているが今年の山王はいいぞ
直島は「猫の島」という異名をもってるくらいネコがたくさんいる島。
のはずなんですが、私たちは滞在中1匹しか会えませんでした。でもこの1匹がとんでもなくかわいいネコちゃんでした♪
私は20年全国のネコを見ているが、このネコちゃんはいいぞ。
人懐っこくて、すぐにお腹を見せてくれる尻軽だw いっぱい撫でさせてくれた!
はぁ~、かわいくて尊い♡♡♡
アスファルト飛び跳ねるトビウオに擬態する気ゼロ
ネコをダメにするアスファルトでぐでんぐでんになっておられる美人ネコさん♡
私の性癖
これで思いっきりブン殴られたい…っ!!! ハアハア…♡♡♡
たそがれ
島内の散策を終え、帰りのフェリーを待つ間、私たちはフェリー乗り場近くの防波堤に腰かけ、夕暮れに溶けていく海を眺めていた。
時間的なこともあって、燃えるような空ではなく、薄い青と薄い橙がまばらに混ざり合った不格好な夕空だったけれど、私たちに”何か”を思い出させるには十分な空だったように思う。
夕方の港は、活気あふれる日中とは打って変わって静かだ。観光を終え「そこ」を離れなければならない多くの人々のもの寂しさと、「そこ」に住む人々の生活感とが、晩夏の空で交わる。
波が砕ける。その規則的な音に重ね合わせるように、私は、「私が話したいこと」を話した。
宇野港から直島へ向かうフェリーで感じたこと、見た景色、直島で食べたおいしいグルメ、海の美しさ、アート作品に感化されたこと、かわいいネコとの出会い…。島で過ごした時間はわずかだったけれど、そのわずかな時間を思い返すだけで、言葉があふれてきてどうしようもなかった。
独り語りの時間がどれほど過ぎたころだろうか。横顔が夕焼けに染まった友人が口を開いた。
「ユッキーさ、今海見てしんみりしてるから、ちょっとだけ静かにしてもらっていい?」
私は押し黙り、じっと海を見た。
「物思いにふけってる友人との接し方」と「ハンター×ハンターのドキドキ2択クイズ」の正解は沈黙なんだなぁ…。すごく勉強になった。
まとめ
以上、私と友達ふたりの「直島珍道中記」でした。
準備不足や時間が足りないこともあって、直島すべてを回りきることはできなかったですが、非常に充実した時間を過ごすことができました♡
歩けばアートに出会える不思議な島。海が近くにあり、寄せては返す波音も潮の香りも、すべてが気持ちよかったです。町並みにはどこかノスタルジーな雰囲気もあり、感情はおもしろく揺れてくれます。
まるで音のない、長い映画の世界を、好奇心の赴くままに冒険しているようでした!
直島、また季節を変えて訪れたいと思います♪
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