【最新版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表【458個収録】

全部で458種類(デスクトップ用 & ノートPC用)のCPUについて、スペックやベンチマークスコア(性能スコア)をまとめてみました。CPU選びや、過去のCPUを知りたいという人には特にオススメです。選び方も解説してあるのでPC初心者でもスコアを見て「ふむふむ…」と理解できるはず。

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458個のCPU性能比較表

やかもち
Cinebenchで500点って言われても、それが良いのか悪いのか分かりません…
自作歴16台のやかもち
という人向けに、以下にガイドを作っておいた。クリックすると開くよ。

CPUを選ぶ時に参考にしたいスコアは、個人的な考えでは「Passmark」と「Cinebench R15」の2つです。特にCinebench R15(略:CR15)は、シングル性能とマルチ性能の2種類スコアを出せる。

  • シングル性能:1コアあたりの処理性能
  • マルチ性能:CPUに入っている、全てのコアを使った時の処理性能

この2つのバランスでCPUを選べば、かなり自分の望みどおりのCPUを選べるようになる。

ゲーミングや単純なマルチタスク(ネットしながらiTunesでBGMを掛けて、オンラインゲームをするなど)なら、シングル性能が高くてコア数が多すぎないCPU(8コアを限度に)がオススメ。
重たい動画のエンコード(4K)や、Blender / Cinema 4Dなど8コア以上のマルチコアに対応したソフトでレンダリングをするなら、マルチ性能を重視します。

各種項目について説明。

  1. CPU:CPUの製品名。ほぼ例外なく「ブランド名 + 型番」という組み合わせになっています。
  2. ソケット:そのCPUに対応しているマザーボード側のCPUソケット。
  3. コア:CPUに搭載されているコア数のこと。多ければ多いほど性能は良いが、ソフトによって対応しているコア数が違う。
  4. スレッド:OS上で機能する論理コア数。ほとんどのCPUはコア数の2倍にあたるスレッド数を持つ。
  5. Passmark:豪シドニーに本社を置く、個人企業が発表している世界的に有名なCPUスコア。データが豊富なので目安にしやすい。
  6. CR15:3DソフトCinema 4Dの無料ベンチマーク。シングル性能とマルチ性能を出せるので、最も実用的なスコアです。
  7. TDP:熱設計電力のこと。平たく言えば、消費するであろう電力。
  8. 価格:MSRP(希望小売価格)を掲載しています。単位はドルなので110くらいを掛ければ国内価格に近くなる。
  9. コスパ:CR15のマルチスコアを価格で割った指数。平均的なコスパは「1.62」です。

なお、検索欄にはキーワードで絞り込みが出来るようになっています。「Kabylake」と入れれば、7世代のCore プロセッサだけが表示されるし、「Extreme」と入れればXE版だけが表示されます。

更新予定 & 更新情報

  • 2017/11:Nehelem(第1世代)以前のIntel CPUや、PhenomやAthlonの他、Xeon系のCPUも追加予定。とりあえず今は436個収録です。
  • 2018/04:Raven Ridge(Ryzen APU)、Coffee Lake-Sの一部を追加しました。あと誤植や記入漏れを若干修正。全部で441個収録になった。
  • 2018/06:Pinacle Ridge(第2世代Ryzen)、限定版Core i7、Kabylake-Gの一部を追加しました。これで全447個収録になりました。
  • 2018/07:スマートフォンからPCページを見たいというリクエストを受けて「【スマホでPC表示版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表」を作りました。
  • 2018/08:第8世代Pentium、Ryzen Threadripepr 2、Coffee Lake-Hの一部を追加。これで全458個収録になりました。
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Cinebench R15のスコアと性能の目安

「Cinebench R15のスコアがどれくらいあれば、どんな作業が行えるのか?」という質問について、ここで回答しておきます。

デスクトップ用CPUの場合
  • CR15(マルチ)が2000点超え:次元が違う。普通の使い方ではほぼ100%持て余す性能
  • CR15(マルチ)が1000点超え:ほとんどの一般ユーザーによって十分な性能
  • CR15(マルチ)が700点台:一通りの作業をするのに十分な性能と言える
  • CR15(マルチ)が500点台:ゲームしながらWeb閲覧くらいなら間に合う
  • CR15(マルチ)が300点台:オフィス用途やプログラミングなら余裕

デスクトップPCの場合はこんな感じ。Ryzen 7やCore i7だとカンタンに1000点を超えて1500点すら超える時代になっているけれど、正直言って1500点超えの性能は割りと持て余す傾向。

配信や動画編集、レンダリングや3DCG製作など。クリエイティブな用途をしなければ、1500点以上の性能は持て余すだろう。フルHDゲーミングや、たまに動画編集やAdobeソフトを使いたい。

という想定なら、1000点前後もあれば十分。2万円前後で買えるCore i5が900~1000点、Ryzen 5が1200点くらいになるので、コストパフォーマンス的に見てもちょうど良い。

単にゲームをしながらGoogle Chromeで検索したりYoutubeを見たい、くらいの軽い使い方なら500~700点あれば間に合う。1万円から買えるCore i3が500点を超えるのでおすすめ。

ノートパソコン用CPUの場合
  • CR15(マルチ)が1000点超え:すっ、スゴイけれど…バッテリー持ちや熱処理は犠牲に
  • CR15(マルチ)が700点台:ノートパソコンとしては十分過ぎる性能
  • CR15(マルチ)が500点台:コスパが良いので、満足度の高い買い物になりやすい
  • CR15(マルチ)が300点台:オフィス用途なら十分、バッテリー持ちもそこそこ
  • CR15(マルチ)が100点台:省電力だけどWeb閲覧すら突っかかることも

ノートパソコンの場合、筐体の大きさが制限されているため、一概に性能が高いほど良いというわけではない。i9 8950HKのように1000点を超える凄まじいCPUがあるが、基本的に熱処理に苦戦します(Appleも…この高熱CPUの餌食になってしまった)。

なので、非常に重たいクリエイティブな作業はノートパソコンでしようとせずに、デスクトップに任せたほうが何かと失敗しにくい。そして700点を超えるCPUを載せているノートパソコンは結構「割高」。

万人におすすめなのは、Adobeソフトやイラストに十分な性能である300~500点のCPU。たとえばi5 8250Uは、性能のバランスも良いし、バッテリー持ちも案外良いことが多い。

なお、注意するべきは100点前後のAtomやCeleronです。安価で薄型なノートパソコンによく見られるが、性能はかなり悪い。Chromeをつけてエクスプローラーを開くだけでも突っかかることがあるので、個人的には微妙。

ゲーミングに向いているCPUを探す

こちらの記事で解説している通り、ゲームの場合はコア数の多さより「シングルスレッド性能」に影響を受けやすい。だから同じ1000点のCPUでも、シングル性能が150点と200点のCPUでは後者のほうがゲーム向きです。

想定しているゲームや、使う予定のグラフィックボードによって目安は変化するけれど、それでも目安を示すなら。

  • コスパ重視:シングル150点以上 / マルチ500点以上
  • 性能重視:シングル180点以上 / マルチ750点以上
  • コアゲーマー:シングル190点以上 / マルチ1000点以上

現状はこんな感じです。シングルスレッド性能が高く、かつコア数が多すぎない(8コアを限度に)CPUが効率よくグラフィックボードの性能を引き出せる傾向にある。

GTX 1080 Tiなど、とにかく高速なグラボを使うなら「性能重視」以上のCPUを選ぶと無駄が少ない。逆にGTX 1060 ~ 1070程度のグラボなら「コスパ重視」で十分なフレームレートが得られる(最大で5%くらいしか変わらない)。

というわけで、以上「【最新版】超わかりやすい「CPU」の性能比較表【458個収録】」でした。


初心者もち
もっといろんな方向からCPUを知りたい場合はどうすればいいの?
自作歴23台のやかもち
という疑問を持つ人に向けて、ガイド記事をいくつか書いているので紹介します。

最近ちょっとややこしくなってきた、Intel Coreシリーズの世代についてまとめた記事。性能の進化歴もあるので、興味がある方はどうぞ。

AMD Ryzenの存在感が増すにつれて「Core i7とRyzen 7はどっちが良いのか?」という疑問を持つ人が増えてきたので、書いたガイド記事。どちらも一長一短あって、用途をしっかりと想定する必要がある。

これはBTO(ドスパラやサイコム)でゲーミングPCを選ぶ時に多い質問。確かに、コア数は同じでスレッド数が違うだけだが…、せっかくの高い買い物。どうせなら、しっかりと納得した上で選びたいよね。


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46 件のコメント

  • またまたすいません。i3 6100からこの度購入したi7 7700k新品とCPUを交換した所、映像出力がされず、i3に戻したらちゃんと映りました。この場合はどうしたら良いのでしょうか?機種はILeDxi-M012-Ai3__-NXSHBを中古で買いました。マザボのBIOSの更新の必要もなさそうなのですが…

  • 追記
    マザボはmsi H110M-S03というものです。
    メモリは8GB×2枚で16GBに替えて、他は何もいじってまさん。どうか解決策があれば教えて下さい。お願いします。

  • 度々すいません。やかもちさんのコメントを参考にしてやってましたが、いざBIOSを起動したらM-Flashがなく、古臭いBIOS画面で唖然としてしまいました。もう新しいマザボ買おうか迷っています…

    • もしかするとG-tune向けのOEMモデルなのかもしれません。MSIは一般向けのマザボに関しては、ほぼ全てKabyLake向けのBIOSをアップしていますが、OEMモデルまで対応しているかは自分の検索力では確認できませんでした…。
      新しいマザーボードを買ったほうが手っ取り早い可能性が濃厚なので、そうした方が良いと思います。

      • マザボの購入に踏み切ろうかと思います!! 色々とお手数お掛けして申し訳御座いませんでした。親切、御丁寧な対応、心より感謝申し上げます!!

  • ・cpuリストがデフォだと数十件の表示で全部intel cpuしか表示されてない
    上位cpuはすべてintelに思えちゃう錯覚

    ・436個もcpuあっても大半は各々には無関係なcpu
    →ジャーなcpuと書き手のオススメcpuだけに絞るとかどうでしょう?

    色んな読み手がいるとおもいますが、私には超わかりにくい多すぎるcpu比較に思えました。

    • すみません。なるべく登場した順番に並べてある(AMD Zen → Skylake-X & Kabylake-X → Skylake-EP → Coffeelake)のですが、確かに上位すべてインテルに見えてしまいますね。デフォルトでの表示件数を15→20に変えて調整します。

      ・436個もcpuあっても大半は各々には無関係なcpu

      ここは確かに思う部分なんですが、比較「表」とつけてしまった以上、最新以外のCPUについても入れておかないと気がすまない性分なんです。それに中古CPUを探している人にとっては、まだまだ3~4世代くらいのIntel CPUは選択肢になりますし(ぼくも実際に中古品のi5 3450やi7 4770kなどを購入してます)、たま~に2世代あたりまで見る人もいます…。

      だから「今のオススメなCPUについて知りたい」という人向けの記事は、ちゃんと書くつもりです。この表ではスコアしか分からず、詳しいゲーミング性能までは詰め込めないので。

  • これはすごい
    CPUの性能の細かさとかあまりわからなかったけど解説でどれどれがいい性能を出してるっていう基準を書いてくれているので大変わかりやすくて助かります。
    ジャンク見に行くときこれ参考にして遊べるかな・・・

  • GPUの方の表が https://i.imgur.com/Epdj1hz.png ちょっと変な感じソートされてしまいます
    数字の読み順ではなく文字の読み順でソートされてしまっていますので出来れば参考にさせてもらいたいので暇な時でいいので修正してもらえると嬉しいです

    • 数値の大きい(小さい)順でソートできるように修正しました。ついでに「Maxwell」「Pascal」「Fiji」など、コードネームでも検索可能にしておきました。

  • 買換えの参考データを探しててここにたどり着きました。
    自分が持ってるのがcore i7 3770kなのですが3770kの数値が大きすぎる気がするので
    一応コメントさせてもらいました。
    ちなみに自分の持ってるやつを定格で測るとsingle 138 multi 664でした。
    他のサイトでも似た様な数値だったのでこの辺りが妥当かとおもいます。

  • CoreI7 49xx番台のソケットが間違っているような気がします。
    1150→2011
    間違っていたらすみません。

  • 分かりやすい表で参考になります。
    ところで同じCPU名でデータが二つあるのはどのような違いでしょうか。例えばCorei3 7100UはPassmarkが5038のものと3653のものがあるように思います。

  • 昔のコメントにメジャーなCPUだけでいいと書かれておりましたが、
    現在使用しているCPUがintel第二世代なのでなかなか調べられるサイトがなく大変助かりました。
    ありがとうございます!

  • 最近スコアを測ろうと思っていたので助かりました。
    ryzen第2世代は追加されないのでしょうか?

  • 8400より8600のほうがコスパがいいってなってますけど
    8400 8500 8600 の記事だったら8400がコスパ最高ていってませんでした?

    • MSRP(希望小売価格)に基いてExcelで一括算出しているだけなので、「実用上はi5 8400で十分であって、あえて8500や8600を選ぶメリットは少ない。」といった個別評価は含まれていないためです。
      その3つの中でどれが良いかと聞かれれば、ぼくはやっぱり8400をオススメしています。

  • このページ、スマホでもPC表示出来るようにしてもらえませんか?
    PCサイトの表示をリクエストしてもスマホ表示を強制されてせっかくの表がとてつもなく見難い、操作しにくいです。

  • 比較検索のやり方を教えてください。
    例)i7 975とi7 8086Kのような世代が全く違うもの同士
    欄の右上にある検索窓にカンマやandを入れてみたのですができませんでした。

    • そこまで高機能ではないですね。i7 975とi7 8086Kのように、グレードが違う同士だと比較出来ないです(Extreme EditionとCore i7はソケットが違うので…)。
      グレードが同じCPUなら「i7 lga 115」と入力すれば、世代間の比較が可能です。

  • 非常に興味深い比較表で感嘆しました。
    ご質問なのですが、Adobe AfterEffectsやEDIUS等で映像制作をする場合のPC構成で、
    CPUはXeonとCore-i9のどちらが適しているでしょうか。

    XEONはCR15の数値化されていない事を考えると、
    Corei9等はCR15で非常に良い数字を出しているCore-i9の方が良いのでしょうか。
    単純にCR15の数値だけの判断ではないと思いますが、もしお分かりになりましたら教えて下さい。

  • intelCPUはマイクロコードアップデートでスコアが変化していると思います。
    規約により比較公開は出来ない事になっておりますが、旧スコアの旨を記載すべきではないでしょうか。
    特にマルチのスコアは変化が顕著かと思われます。

  • いつも楽しく拝見させて頂いています。
    Ryzen 7 2700X で組み立てたので、CinebenchR15の結果を報告します。
    【結果】Single:173cb, Multi:1781cb
    【SS】https://analogstd.com/pc/homebuild-computer-ryzen7-2700x/#Cinebench_R15

    ほぼこちらに載っているスコアと同じでした。
    ちなみにメモリはDDR4-3000で8GBx2枚でチップセットはB450、リテールクーラ(Low)です。

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