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異世界で交換日記してた元女勇者レベル99が、リアルで彼女になりました。 作者:SchwarzeKatze

モンスターが現れた!?

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ちゃんとリノンが居た…。

授業も終わり、帰宅。

友達に誘われるも、今日は断る。

…早く会いたい…。

心なし、帰り道が早足になる。

…夢じゃ…ないよな?

きっと、今日もあえる…。


そうして、家の前まで着いた。


「…どうか、居ますように…。」


僕はドアの前でそうつぶやいて、鍵を開けて入る。


「ただいま。」

「雄介、おかえり!」

「おかえり!」

「ユウスケ、おかえり~!」


良かった…リノンの返事も聞こえた…。

…って、父さん?

何でいるの?


リビングに入ると、父さんとリノンはゲームをしている。

レースゲームのようだ。


「…あの…父さん…。

仕事は?」

「今日は用事があるって言って、休んだ。」

「…用事って?」

「ちょっと黙ってろ!今忙しいんだ!!」


…用事って、リノンとゲーム?

…な、わけないよね…。

…てか、何がどうしてこうなったんだよ…。


「ユウスケの世界だと、面白い遊びがあるのね!」

「あはは!リノンさん、余裕だな!

よし、アイテム!!」

「あ~、お父様、ずるい…。

仕返しにこれ!!」

「雄介みたいに、父さん母さんでいいよ。

うぉ!そう来たか!!」


…楽しそうだな…おい…。

確かに父さんはゲーム好きだけど、

僕とはそんな遊ばないぞ…。

それに…このゲーム…。

リノンと遊ぶために買ってきたな…。

…仕事休んで何してんだよ…まったく…。


「そうだ、雄介。

テーブルの上に、リノンさんのスマホあるから、

セットアップ頼む。

当面SNSは禁止だが、それ以外は自由に使えるようにしてくれ。」

「…す…スマホですか?」

「最近は無いと不便だろ?

今日買ってきた。」

「…そうですか…。」


僕のうちは、スマホの制限は緩い。

どちらかというと、父さんの方針で使えと言われてるくらい。

学校も緩い方で、授業中の電源OFFさえ守ればOK。

学校の連絡もメールが多く、親あてにメール配信することもある。

特に部活はLINEのグループが出来ていて、先生も入っている。

父さんは「これからはネットの時代だ!」とか言って、

触れさせるのが教育方針になってる。


とりあえず、僕は着替えとスマホのセットアップで、

部屋に戻ることにした。



「ユウスケ!」

「ん?」

「…あ…ゴメンなさい…。」


リノンは顔を真っ赤にして出ていく。

あぁ…着替えの最中だった…。


「リノン、良いよ~。」

「…ごめんなさい…。」

「謝らなくてもいいよ。

どうしたの?」

「昨日はあまり話しができなかったから…。

今日はいっぱい話しがしたいなって、思って…。」


まだ顔が赤い…。

…別にいいのに…。


「それにしても、父さんとあんなに仲良くなるなんて…。」

「うん!いいお父様ね!

ユウスケが優しい理由がわかった気がするよ♪」

「なんで?」

「なんとなく♪」

「それにしても、ゲームなんで出来きたの?」

「お父様に教えてもらったの。

いろいろびっくりする事多くて、

いろいろ聞いちゃった…。」

「ところで、今日は何してたの?

退屈じゃなかった?」

「ううん。

お母様がユウスケの教科書かしてくれて、

読んでたの。

そしたら、お父様が帰ってきて、

遊ばないかって誘われたの。」


両親とも仲良くやってくれているようで、

嬉しくなった。

うちの両親に感謝しないと…。


「勉強はわかりそうだった?」

「うん、私賢さのステータスあるから、

学校行っても大丈夫そうだよ!」

「そうか…よかった。

…でも、本当に学校行けるのかな…。

手続きとかあるはずだけど…。」

「お父様は大丈夫って言ってたよ?」


ここは父さんに任せるか…。

ひょっとしたら、手続きとかのために休んだのかな?


「そうそう、むこうから持ってきたもの、

見せたかったの♪」


そういうと、リノンが来た時に持ってたカバンを

広げる。


「あまりむこうの世界のものは持ってきちゃダメって…。

持ってこれたのはこれだけ。」


見せてもらうと、ドレス(というか、ワンピース)と、

ナイフが6本、100ゴールド。

ナイフは1本折れている。


「毒針は無理だったの…。」

「いや、物騒だから持ってこなくていいから…。」

「ナイフ1本折れちゃったけど…私の宝物なんだ…。」


そういうと、リノンは折れたナイフを取り、

大事そうに抱える。


「折れたのも…大切な思い出なの…。

だから、まだ持ってたんだよ…。」


…固いモンスター相手してた時か…。


「その折れた時の話聞きたいな…。」

「折れたのは、とても悲しかったの…。

最初に買ったお気に入りだし…。

ユウスケにアドバイス貰ったものだし…。」

「あはは…投げナイフにはできなかったんだよね?」

「うん、そうそう!

『これは投げられません』ってなったの。」

「…なんか、普通に投げられそうな気もするけど…。」

「なんか、ルールがあるみたい。

投げられる武器もあるんだけど、装備すると無制限に

ストックされるんだ。」

「…便利なのか、不便なのかよくわからない世界だね…。」

「そうかしら?」


リノンはきょとんとしてる。

…そっか…リノンにとっては、

むこうの世界が普通だからか…。


「雄介、リノンさん。

ご飯の準備ができたわよ~。」


母さんの声。


「じゃあ、行きましょ!」

「うん。」


…そういえば、初めて4人での食卓のような気がするや…。


リノンと二人でリビングに向かう。


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