ご寄付のお願い

公益財団法人 日本数学検定協会（以下、当協会）は、数学への興味喚起と数学力の向上を目的として数学に関する検定事業やその調査研究、さらに書籍の発行や数学の楽しさ、大切さを啓発するイベントの開催など、各種公益事業を実施しています。

さて、数学は4000年以上にもわたる人類の知的な営みの中で、社会生活に欠くことのできない“生きるための力”として、数多くの人たちの手によって育まれてきました。その結果、私たちは今日の発展を手にしました。

数学は世界中すべての人々の共有財産であり、このグローバル時代においても数学が私たち社会生活と深いかかわりを持っていることは間違いありません。

しかしながら、2012年に実施されたOECD（経済協力開発機構）の「生徒の学習到達度調査」（PISA）の結果を見ると、日本の子どもたちはこのような認識（「生徒の数学における道具的動機付け」＝将来の仕事の可能性を広げてくれるから、数学は学びがいがある）が、諸外国の子どもたちに比べると極めて低いという状況にあります。

この調査結果に鑑み、当協会は、日本の未来を担う子どもたちに、社会そして企業からのメッセージとして「数学の重要性」を届けていく必要があるのではないかと考えます。このような活動が、教育や研究の充実へと導かれ、資源がなく少子化が進む日本にとっての生命線でもある技術力・開発力につながっていくことに相違ありません。

当協会は、日本のみならず世界中のすべての人々の数学への興味喚起と数学力の向上を図るために、財団法人から公益財団法人（*「特定公益増進法人」）に移行（平成25年10月）し、これにともない、当協会へ寄付をされた方は税制上の優遇措置が受けられることになりました。

以上のことから、社会や企業が考える数学の重要性とは何かということをつねに探究し、多様な学習環境を提供することが公益財団法人としての１つの使命であり、このような活動をさらに活性化・発展させるため、このたび、当協会は多くの方々から寄付金を募ることにいたしました。当協会の公益目的事業の活動にご理解とご賛同を賜り、ぜひ寄付をお寄せくださるよう、心からお願い申し上げます。

なお、皆様からお預かりした寄付金につきましては、当協会の「寄付金申込要領」に則り、有効かつ適切に管理し、使用させていただきます。

*「特定公益増進法人」＝公共法人、公益法人等（一般社団法人及び一般財団法人を除きます。）その他特別の法律により設立された法人のうち、教育又は科学の振興、文化の向上、社会福祉への貢献その他公益の増進に著しく寄与する法人をいいます。

寄付金の種類

当協会の寄付金には、次の2種類があり、常時募集中です。

1. 一般寄付金
   寄付者が使途を特定せずに寄付した寄付金で、公益目的事業に使用します。
2. 特定寄付金

   寄付者が寄付の申し込みにあたり、あらかじめ使途を特定した寄付金で、全額を寄付者が特定した使途に使用します。

   ただし、寄付金の募集などに経費を必要とした場合は、当該の寄付金総額からこれを控除した額を寄付者が特定した使途に使用します。
   なお、特定寄付金の場合は、事前に当協会経理部へご連絡をお願いいたします。

※いずれも 1回3,000円以上でお願いいたします。

税制上の優遇措置について

「特定公益増進法人」への寄付にともなう税制上の優遇措置は、個人・法人によって異なります。

また、税制は都度変更されていますので、くわしくは国税庁のホームページでご確認ください。

寄付金のお申し込み

寄付金のお申し込みの際は、ご面倒ですが「寄付申込書」の必要事項にご記入のうえ、以下の送り先まで郵送またはファックスでお送りください。注意事項等を必ずお読みになり、以下の【寄付に関する個人情報の取り扱いについて】にご同意のうえ、下記のボタンから「一般寄付金申込書」をダウンロードし、必要事項をご入力ください。