8日午前8時45分ごろ、千葉市若葉区中野町の県道で、鉄筋を積んだ大型トレーラーが横転し、軽乗用車が下敷きになった。千葉県警などが約6時間後の午後2時40分ごろ、軽乗用車から家族の男女3人を救出したが、いずれも死亡が確認された。
県警や消防によると死亡したのは軽乗用車を運転していた会社役員、吉田亮さん(43)=千葉県大網白里市のほか、同乗していた妻の葵さん(37)と亮さんの父親の隆さん(70)=千葉市緑区。
千葉東署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トレーラーを運転していた自称千葉県八千代市の会社員、在原伸悟容疑者(26)を現行犯逮捕した。容疑を過失致死に切り替え、鉄筋の積載状況などを調べる。
署によると「鉄筋37トン分を積み、千葉県八街市から東京都内に向かっていた」と話している。
現場は片側1車線。坂道を下った後、交差点を左折しようとしたトレーラーが曲がりきれずに横転し、対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車が下敷きになったという。
警察や消防はクレーン車など重機を使い、積み荷の鉄筋を取り除きながら、押しつぶされた軽乗用車を外に引っ張り出した。〔共同〕
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