2017年04月05日
茨城県筑西市で高速真空発酵乾燥システムの現地視察
今日は、茨城県筑西市で高速真空発酵乾燥システムの現地視察。
高速真空発酵乾燥システムに関しては、これまで2月1日と2月14日の2度にわたって、説明会や勉強会に参加。
このシステムは、開発されたばかりでまだまだ浸透はしていませんが、今後のごみの減量化を始め糞尿処理や環境対策等に欠かすことのできない発明ではないかと興味を持ち、今日は1日中かけて実際に稼働している現地を視察しました。
今日の調査では、このシステムを開発した�HOVERS(ホーバース)の野里順久氏臨席のもと、実際に牛糞を投入するところから堆肥になるまでの工程を拝見しました。
本来ならば、1000時間かかる有機物処理を僅か4時間で肥料として粉末化されたのには驚きの一言です。
施設は小型で費用もこれまでの処理場に比べて激安、維持費も人件費もほとんどかからない、そして一番の利点は排水ゼロ、悪臭ゼロである事です。今後、日本各地に浸透していきそうです。
2月1日の私のブログより
勤労者福祉センターで開催されました、高速真空発酵乾燥システム(VFD(Vacuum Fermentation Drying system)の説明会に参加。
VFD(Vacuum Fermentation Drying system)の有機廃棄物処理とは
・通常約6週間かかる有機物処理を【最短2~3時間】で肥料、飼料、燃料などの有価物(乾燥済成果物)として資源化・粉末化することが可能
・アンモニアを発行処理する菌を共生させることにより無臭処理され悪臭の発生無し
・未分別ごみを本処理システムにて自動的に分別可能
・微生物の追加不要
・低ランニングコスト
・清掃用の排水設備が不要でコンパクトな設置スペースで稼働可能
・用途場所に合わせて、500kg/日~100t/日処理まで必要量に合わせて選択可能
今回は説明会でしたが、実際に稼働している現地を視察してまいりたいと思います。
2月14日の私のブログより
松阪勤労青少年ホームで行われました、「ふるさと産業革命構想」では、中央大学研究開発機構松下潤教授から、木質バイオマス資料生産事業モデル(北海道北見市)、高効率バイオガス生産・発電事業モデル(沖縄県石垣市)、バイオガスプラント(北海道鹿追町)、家畜糞尿等からの機能性堆肥生産事業モデル(台湾・宜蘭県)、家畜糞尿等からの機能性堆肥生産事業モデル(中国・江蘇省)、都市ごみ資源循環モデル実証実験(中国・上海)、木質バイオマス資料肥育実証試験(北海道北見市中野牧場)等の実例に基づく提案が行われました。三重県においても十分に活用できる事業もありましたので、調査研究を行ってまいります。
yuji_matsusaka at 23:59│Comments(0)│TrackBack(0)