好評です!
ほぼ日のアプリあります。

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2018-09-09

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・北海道の方から、こういうメールをいただきました。
 「ほぼ日さんは今回の北海道の震災について、
 感じること、思うことはないのでしょうかね?
 東北の震災のように、津波があったり、
 仙台のような大きな街が大きく被災しないと、
 反応はないのでしょうかね? 
 昨晩から通電して、やっと久しぶりに
 ほぼ日を見れるようになって、
 でもなんかがっかりした気持ちになりました‥‥。
 ほぼ日は心の灯かと思っていましたが、
 何事もなかったようにいつも通りなんですね。」

 どうしていたらよかったのか、考えたのですが、
 なかなか、ほんとにいい答えは見つかりませんでした。
 ツイッターや、ドコノコのなかで、
 北海道の震災にふれることもありましたが、
 それが目に入ってない人には、なかったことですし。
 北海道地震の直前には、大阪を台風が襲いました。
 その前は広島など中国地方が豪雨の被害を受けました。
 どのことについても、個人的にすることをしていたり、
 短いテキストでその都度のお見舞いをしていましたが、
 「ほぼ日」で特集することはありませんでした。

 その間に、たくさんの人に読んでいただいていたのは、
 ヤマザキマリさんのインタビューだとか、
 幡野広志さんとぼくの対談だったりでした。
 もちろん、9月1日から発売された「ほぼ日手帳」や、
 おなじみのおもしろ連載なんかも続けておりました。
 テレビも、新聞も、雑誌も、インターネットも、
 その時時に起こった大きな災害を、取りあげます。
 縁があれば、野球やサッカーのチームなどでも、
 球団をあげてそれに手を貸す活動をすることと思います。
 そして、個人が感じたり考えたりすることとは別に、
 その災害をコンテンツとして取りあげないでいる
 人や媒体もあります。
 このメールをくださった方の「がっかりした気持ち」に、
 まともに答えられる考えを、ぼくは持っていません。
 どうするのが正解かについても、ほんとはわかりません。
 すみませんとか謝るのも、ほんとはちがうと思います。
 これまでもこれからも、こういう問題はあると思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ただね、いつもどおりをやっていくのはいつもの考えです。


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