【練習5】 次の問題を読み、図を描き、式をたて、計算し、答を出しなさい。
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① 濃度
12% の食塩水に水を 200 g
加えて、8%の食塩水にしたい。 12%の食塩水を何g用意すればよいか?
② 8%の食塩水Aと 15%の食塩水Bを混ぜて、10%の食塩水を700g作りたい。 A,Bをそれぞれ何gずつ混ぜればよいか?
③ 8%の食塩水150gがある。 これを熱して水分を蒸発させ、10%の食塩水を作りたい。 水を何g蒸発させればよいか?
④ 銅を含む合金が2種類ある。 Aは90%、Bは60%の銅を含んでいる。 いま、A、Bを解かし合わせて 70%の銅を含む合金を45kg作りたい。 A,B各々何kgずつ溶かせばよいか?
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⑤ 濃度5.4%の食塩水に50gの食塩を混ぜると、濃度は14%になった。 5.4%の食塩水はもともと何gあったのか?
⑥ 濃度10%のアルコール水溶液200gが入った容器がある。 この容器から
x g だけくみ出して、かわりに 2x g
の水をこの容器に加えたところ、6%のアルコール水溶液になった。 xの値を求めよ。 (ヒント:アルコールを塩の代わりとして沈殿させた図を描く)
⑦ (中2,中3用) A,B2種類の食塩水がある。 Aを200g、Bを400g混ぜると6%の食塩水ができ、 Aを300g、Bを300g混ぜると5%の食塩水ができる。 A,Bの濃度は各々いくらか?
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※ 以上の問題が自力で解ければ、公立中学の定期テストと公立高校の入試問題は、ほとんど解けると思います。 但し、中には次の問題のように、やや面倒な問題も存在しますので、安心は禁物ですが、きちっと図を描いて式を立てれば必ず解けますから、余裕のある人はやってみて下さい。
⑧(愛知県の入試問題)A、B2種類の食塩水が400gずつある。食塩水Aから200g、食塩水Bから100gをとって混ぜたら8%の食塩水ができた。 また、食塩水Bの残りの300gに20gの食塩を混ぜたら、 食塩水Aと同じ濃度になった。 元の食塩水A,Bの濃度はそれぞれ何%か。
⑨(香川県の入試問題)容器A、Bに、異なる濃度の食塩水が Aには400g、Bには300g入っている。 A,Bからそれぞれ100gずつ取り出し、よく混ぜ合わせると、5%の食塩水になった。 次にA,Bに残っている食塩水をすべて混ぜ合わせ、100gだけ水を蒸発させると、 5.5%の食塩水になった。 はじめ容器A,Bに入っていた食塩水の濃度をそれぞれ
x %、 y % とするとき、 x、y の値を求めよ。
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●これで「食塩水の問題の解き方(基礎編)」のレッスンは終わりです。 もうあなたは、教科書と問題集(標準レベル)にのっている「食塩水の問題」はほとんど解けるようになっていると思います。 ウソだと思ったら、実際にやってみて下さい。
●またこのレッスンでは、「私立高校の入試問題レベル」は説明していませんが、図の描き方や式の作り方は全く同じです。 ただ、図が1段ではなく、2段、3段になったり、式が複雑になったりするだけです。 興味のある人や必要な人はどんどんチャレンジしてみてください。 いずれこのレッスン(基礎編)の続編として「応用編」を作り、そこで説明したいと思っています。
・・・・・・・・ お疲れさまでした ・・・・・・・・・・
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