シミができる前のスキンケアでシミ予防!
家族や友人、仕事の付き合いで忙しく過ごしている大人の女性たち。忙しいながらも、スキンケアには手を抜けないですよね。そんな大人のスキンケアで気になるのが「シミ」。
シミのない真っ白な美肌を目指して、日々お手入れをしていても、いつの間にかできてしまうのがシミですよね。シミは、できてから消そうとしてもかなりの時間と労力を必要とします。だから、できる前にシミをつくらせない美肌を手に入れたいもの。
そこで今回は、シミを予防する方法をご紹介します。シミができる前に、効果的なスキンケアでシミを撃退しましょう。 2年後、5年後の素肌に自信を持つために、今からできることをご紹介します。
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シミをつくらせないスキンケアでシミを予防する方法
シミができる原因は色々ありますが、どの時点でシミを予防するのかによって、スキンケア方法や対策が変わってきます。たとえば、シミのもとになる原因をつくらない方法、シミの原因となる物質を排出する方法、そもそもシミができにくい美肌をつくる方法などです。
シミをつくらせないためには、それぞれの時点に合ったスキンケアや対策が必要です。シミができてしまう前に予防する方法は、毎日の生活のあらゆる場面での行動にかかっています。ちょっとしたケアや心がけで、シミを予防することはできます。
では具体的にどのようなことをすればシミを予防できるのか、シミのない真っ白な美肌になるための対策をご紹介していきます。
シミのもとをつくらない対策でシミ予防
シミを予防するには、シミのもととなる「メラニン」をつくらせない対策が必要です。メラニンが増える原因となる「紫外線」を防ぎ、色素沈着の原因となるニキビや傷跡を残さないことが大切です。では具体的に、どのようにシミを予防するのが見ていきましょう。
紫外線を防ぐことが1番のシミ予防
シミの直接的な原因は「紫外線」です。紫外線を浴びることで、肌に「メラニン」が発生し、それがシミへと変わっていきます。そのため紫外線を防ぐことは、シミを予防する上でもっとも重要なポイント。
とくに夏は紫外線が強いので、日焼けをしないために多くの人が日焼け止めなどで紫外線対策をしていますよね。でも雨の日や曇りの日、冬などは油断をしていませんか? 紫外線は365日降りそそいでいます。そのため一年中紫外線対策が必要なのです。
- 日焼け止め
- 日傘
- サングラス
- アームカバー
- UVカット服
- 紫外線が多い時間に外出しない
日焼けをしないためには、様々な紫外線対策の方法があります。生活や季節に合った紫外線対策で、最大限にシミを予防していきましょう。
乾燥を防ぐ保湿ケアでシミ予防
シミができる原因は、肌状態が大きく関係しています。毎日生活していると、体調やホルモンバランスなどによって、様々な肌トラブルが起こりますよね。その中でも「乾燥」は、シミができる原因になります。
肌が乾燥すると「肌のバリア機能」が低下して、紫外線などの外的刺激を受けやすくなります。同じ強さの紫外線を浴びても、肌のバリア機能が低下していると、シミができやすくなってしまいます。つまり肌が乾燥すると、シミができやすくなるのです。
では、どのような原因から肌は乾燥してしまうのでしょうか?
- 日焼けすると肌が乾燥しやすくなる
- 肌状態が悪いと保湿成分が浸透しない
- 生活習慣が乱れると乾燥しやすい
- 加齢にともなって肌の水分量が減る
肌の乾燥を防ぐには「保湿ケア」が重要です。でも肌状態が悪いと、保湿成分が十分に浸透してくれないのです。そのため、もともとの肌を健康に保つことがシミ予防のポイントになります。
また肌が乾燥する原因としては、日焼けや生活習慣の乱れ、加齢などが考えられます。様々な理由から乾燥してしまった肌を、しっかりと保湿してシミを予防するには、どのような保湿成分が効果的なのでしょうか?
◆シミ予防に効果的な保湿成分
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- ホホバオイル
シミ予防に効果的な保湿成分は、肌にもともとある成分を補うことが大切です。とくに加齢によって減ってしまうセラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分は、外から補うしかありません。これらの高保湿成分は、美容液や保湿クリームなどに配合されています。化粧水にも含まれていますが、高保湿成分は化粧水以外で補給したほうが効果的です。
また植物性オイルも、乾燥した肌を保湿するのに効果的です。スキンケアに使いやすいオイルには、ホホバオイルをはじめ、ココナッツオイルやアルガンオイル、椿オイルやアボカドオイルなどがあります。
肌の保水力がよみがえれば、肌状態は正常に戻ります。乾燥した肌に効果的な保湿ケアで、シミを予防していきましょう。
肌に刺激を与えない
シミのもとをつくらないスキンケアは、肌に刺激を与えないことが大切です。肌に刺激を与えると、肌を守るために「メラニン」が発生し、それが色素沈着をしてシミになってしまうのです。
シミの原因になる肌への刺激は、たとえば以下のようなことです。
- クレンジングや洗顔のしすぎ
- スキンケアで肌をこすりすぎ
- ニキビや虫刺されの跡が残る
シミを予防するには、紫外線対策だけをやっていればOKではなく、肌への刺激もNGなのです。クレンジングや洗顔は肌の刺激になるので、1日に何度もやるのはNGです。またスキンケアやメイクのときに、肌をこすりすぎるのもNG。
そして「ニキビ」や「虫刺され」をつい触ってしまう人は、跡が残ってしまうことも多いですよね。それがターンオーバーで排出できなければ、いずれシミになってしまうのです。
逆に考えると、ターンオーバーを活発にすれば新しい肌に生まれ変わることができるので、シミを予防できます。では、シミをできにくくするスキンケアの方法を見ていきましょう。
肌状態を良くするスキンケアでシミをつくらせない!
シミをできにくくするには、肌状態を良くすることが大事。つまり美肌になれば、シミができにくくなります。そのためには、ターンオーバーを活発にすることが効果的なシミ予防になります。
ターンオーバーを活発にしてメラニンを排出
ターンオーバーが正常にできていないと、古い角質が肌の表面に残り、保湿をしても浸透しにくくなります。そのため肌が乾燥しやすく、シミができやすくなってしまいます。
さらに、肌が乾燥するとバリア機能が低下するので、肌を守るために「メラニン」が発生します。でもターンオーバーが乱れている状態だと、「古い角質」と「メラニン」が肌に定着し、それがシミの原因になってしまいます。
この負の連鎖を断ち切るには、ターンオーバーを活発にすることが近道です。ターンオーバーを活発にすれば、肌に発生したメラニンを排出することができるので、シミ予防になります。では、ターンオーバーを活発にするには、どのようなスキンケアをすれば良いのでしょうか?
ピーリングで古い角質を除去
強制的にターンオーバーを活発にするには、ピーリングが効果的です。ピーリングとは、肌の表面に残っている「古い角質」を薬剤で溶かし、除去するスキンケア方法です。ピーリングには自宅でできる方法と、美容クリニックなどで施術する方法があります。
美容クリニックで施術する「ケミカルピーリング」は効果が高いですが、肌への刺激も強いのが特徴です。でも適切なアドバイスを受けられるので、それに従ってケアをすれば効果的にターンオーバーを活発にし、シミを予防することができます。
また自宅でできるピーリングは、おもに「ピーリング洗顔」です。フルーツ酸などが配合された洗顔料で洗顔をするだけなので簡単にできます。ただしケミカルピーリングのような高い効果はなく、そのぶん肌への刺激もマイルドです。とはいえ、毎日ピーリング洗顔をするのはNG。週に1回くらいが目安です。
ピーリングによって古い角質を除去できれば、メラニンも一緒に排出することができるので、シミを予防することができます。初期の薄いシミならば、できてしまったシミを消すことも可能でしょう。
肌に余計なものを残さない洗顔
シミをできにくくするスキンケアは、肌に余計なものを残さないための「洗顔」です。たとえばクレンジングや洗顔が不十分で、メイクや日焼け止めが肌に残ってしまうと、毛穴がつまって保湿成分が浸透しなくなります。毛穴づまりはニキビの原因にもなり、肌トラブルが多発してしまいます。
肌に余計なものが残ると、乾燥肌やニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。するとターンオーバーが乱れ、メラニンが排出できなくなるためシミができやすくなります。
とはいえ、「洗顔のしすぎ」や「こすりすぎ」で刺激を与えると、メラニンが発生してしまいます。肌に刺激を与えずに、肌に余計なものを残さない洗顔をすること。この絶妙な洗顔こそが、シミ予防には大切です。
シミができる前からの美白化粧品でシミ予防
シミ対策といえば、美白化粧品が思い浮かびますよね。実際に使っている人も多いと思いますが、美白化粧品の本当の効果を知っていますか? シミができてから、あわてて美白化粧品を使う人も多いと思いますが、実は「シミ予防」が1番の効果なのです。
つまり、美白化粧品は、シミができる前から使うことが最も効果的なのです。紫外線などによって発生する「メラニン」の生成を抑え、シミをできにくくする効果こそが、美白化粧品の威力を最大限に発揮する方法です。
では、美白化粧品に含まれている「美白有効成分」には、何があるのでしょうか?
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- トラネキサム酸
- エラグ酸
- コウジ酸
これらの美白有効成分は、市販の美白化粧品にも配合されています。ただし厳密には「化粧品」ではなく、「医薬部外品」に分類されます。医薬部外品とは、厚生労働省が効果を認めた成分を配合した製品のことです。つまりこれらは、美白効果が高いと言われている成分です。
ただし、どの美白成分も「シミ予防」に特化した効果なので、シミができる前に使うのが1番効果的です。シミをつくらせないスキンケアをするなら、迷わず美白化粧品を使いはじめることをオススメします。
日焼け後の対処法がシミ予防のカギ
シミを予防する方法は、うっかり日焼けをしてしまった後の対処法が大事です。日焼けしないことが1番ですが、万全に紫外線対策をしたつもりでも、日焼けしてしまうときもありますよね。
そんなときは、あせらずに効果的な対処法をしましょう。では、どのような対処法がシミ予防のカギを握っているのでしょうか?
日焼け後のスキンケア3ステップ
うっかり日焼けしてしまった後の対処法は、3ステップのスキンケアが重要です。これは日焼けした直後の対処法なので、まさに日焼けしてしまったその日から始めてください。
- 冷やす
- 保湿
- 水分補給
まずは「冷やす」ことが大事。日焼けすると肌が「軽いやけど」のような状態になり、炎症を起こしています。そのため冷やして炎症を鎮めることが大切です。保冷剤をタオルで包み、日焼けした場所に当てて冷やしましょう。涼しい部屋で過ごすことも、全身のクールダウンに効果的です。
また紫外線を浴びると肌が乾燥するので、しっかりと保湿ケアをすることが大事。肌が乾燥したままだとターンオーバーが正常にできなくなり、紫外線によって発生したメラニンを排出できなくなります。いち早く保湿するかどうかが、シミ予防の分かれ道になるでしょう。
そして紫外線によって肌が乾燥しているなら、体の中から水分補給をすることも大事。日焼けした後は水分補給をしっかりするようにしましょう。肌状態を良くするには、タンパク質などの栄養を体の中から補うことも大切ですよ。
早めに美白化粧品でスキンケアを始める
日焼け後の対処法は、できるだけ早めに美白化粧品を使うことが大切です。でも日焼け直後に美白化粧品をつけるのはオススメできません。なぜなら美白化粧品は肌に刺激になる成分が含まれていることが多く、ピリピリとした刺激を感じることがあるからです。
ピリピリとした刺激を感じるのに無理やりつけると、美白化粧品による刺激でシミができやすくなってしまうことがあります。肌状態がいくらか落ち着いた翌日や2日後くらいに使うと良いでしょう。
日焼け後2~3日の対処が大事
日焼けをした後の対処法は、どれくらい早い段階で効果的なスキンケアをするかが重要です。とくに日焼け後の2~3日が勝負だと言われています。この時期に、のほほんと過ごしていると、数年後にシミが浮き出てくることがあります。
「あー、あの時しっかりスキンケアをしておけば良かった!」と後悔しても、残念ながら数年前のお肌は戻ってきません。うっかり日焼けしてしまったその瞬間こそが、将来のシミ予防のカギを握っているのです。
生活習慣で体の中からシミ予防
ここまでは、シミを予防するためのスキンケアについてご紹介してきましたが、シミを予防するためには、体の中からのケアも大事なポイントです。では、日頃の生活習慣を改善して、体の中からシミを予防する方法を見ていきましょう。
シミを予防する食べ物
毎日なにげなく食べている食べ物によって、シミを予防することも可能です。シミを予防する食べ物には、「美肌になる食べ物」と「シミができにくくなる食べ物」の2つがあります。どちらもシミ予防には有効で、どちらが欠けてもシミができやすくなります。
では、どのような食べ物がシミ予防に効果的なのでしょうか?
- ビタミンC……パプリカ・アセロラなど
- ビタミンE……アーモンド・アボカドなど
- βカロテン……緑黄色野菜など
- L-システイン……かつお・カシューナッツなど
- エラグ酸……イチゴなどのベリー類
- ビタミンB2……海苔・レバー・うなぎなど
- コエンザイムQ10……サバ・ほうれん草など
- アスタキサンチン……鮭・イクラ・桜エビなど
- リコピン……トマト・スイカなど
- コラーゲン……牛スジ・鶏皮・軟骨など
たくさんありすぎて、ビックリしたかもしれませんね。シミ予防に効果のある食べ物は、これらが全てではありません。ほんの一部です。つまり、色々な食べ物をバランスよく食べることが、何よりも効果的なシミ予防になります。
節約のためとか、好き嫌いなどがあると思いますが、いつも同じような食べ物ばかり食べていると、シミができやすくなってしまうかもしれません。そして1番NGなのは、お菓子やカップ麺などのジャンクフードです。ジャンクフードを控えるだけでも肌状態は良くなり、シミを予防することができるでしょう。
たっぷりの睡眠でターンオーバーを活発に
シミを予防する生活習慣は、睡眠をしっかりとることです。メラニンを排出するためのターンオーバーは、眠っている間におこなわれているため、睡眠不足になるとシミができやすくなります。
たっぷりの睡眠をとることが大切ですが、時間が長ければ良いわけではありません。時間よりも「睡眠の質」が大事になります。美肌のゴールデンタイムと呼ばれる22~2時の間に眠っていることや、安眠できる環境を整えることが大切です。
「シミ予防」と「ターンオーバー」は、切り離せない関係にあります。といっても、ターンオーバーのサイクルが速ければ良いわけではなく、正常なサイクルを保つことが大切です。そのために睡眠は必須なのです。
ストレスをためない
シミを予防する生活習慣は、ストレスをためないことも大事。とはいえ、ストレスがない人はいないと言えるほど、現代はストレス社会ですよね。仕事やプライベートでストレスがたまることも多いと思いますが、できるだけ上手に解消することがシミ予防につながります。
というのも、ストレスがたまると体に様々な悪影響があるからです。たとえば血行不良になり、体調不良や代謝の低下を引き起こします。ターンオーバーは肌の新陳代謝のことなので、当然ターンオーバーも乱れます。
またストレスがたまると皮脂の分泌が増え、毛穴づまりを起こすことでニキビや乾燥などの肌トラブルを引き起こします。ストレスがたまると良いことは1つもないので、自分なりのストレス解消法を見つけておくことが大切ですよ。
ホルモンバランスを整える
シミを予防する生活習慣は、ホルモンバランスを整えることも大切です。女性ホルモンには色々なはたらきがありますが、その1つが「美肌をつくる効果」です。ホルモンバランスが整っていると美肌になり、その結果としてシミ予防ができるのです。
またシミの種類の中には、ホルモンバランスが乱れることが原因でできる「肝斑(かんぱん)」というシミもあります。おもに30~40代にできることが多く、妊娠やピルの服用などによってできることが多いと言われています。
ホルモンバランスを整えることは、間接的にも直接的にもシミ予防になるということですね。ホルモンバランスを整えるためには、睡眠をしっかりとったり、ストレスをためないことが大切です。ここまでにご紹介した対策を参考にして、ホルモンバランスを整える生活を心がけましょうね。
シミ予防には美肌が必須!
シミを予防する方法をご紹介しました。シミができる前に、シミをつくらせないスキンケアや生活習慣を心がけることが大切です。まずは体を健康にして、美肌をつくることがシミ予防に必須です。
「健康」と「美容」には切っても切れない縁があり、不健康だけど肌がキレイということはあり得ません。体のためにもお肌のためにも、ご紹介したスキンケアや生活習慣を実践して、シミを予防していきましょうね。