田舎に住んでいた私にとって、稲刈り後の干された稲わらは馴染みの風景です。
しかし、その稲わらがワニやライオン、ゾウになっているのは今まで見たことがありません!
新潟市と、東京都の武蔵野美術大学の学生たちが共同で製作している稲わらを使ったアートイベント『わらアートまつり』を今回はご紹介します◎
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新潟市の「わらアートまつり」とは?
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日本有数の米どころである新潟県では、その副産物として稲わらが多く排出されています。かつての人々は、その稲わらを使って、しめ縄や草履(ぞうり)、米俵、籠など様々な生活用品に活用してきました。
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しかし、現代の日本では、稲わらよりもはるかに丈夫な木綿や化学繊維、プラスチックなどが使われており、稲わらはその活用法を失ってしまいました。
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そんな稲わらの現状に光を当てるために、新潟市と東京都・武蔵野美術大学の学生たちが協力して稲わらを使ったアート作品を制作!
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2008年からその作品群を展示したイベント『わらアートまつり』が新潟市西蒲区の上堰潟公園で開催されています◎
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建造物から動物まで、毎年様々なわらアートを発表。クオリティーの高いものから低いものまで(笑)、ほのぼのとした幸福感を得られます( ´▽`)
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わらアートの制作期間は約5日間で、今年は武蔵野美術大学の学生39名が新潟市内に滞在しながら、市民と協力して作品を完成させたそうです!
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過去の作品群も楽しさ満点!
2017年「勇ましいゴリラ」
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2017年「口を大きく広げたワニ」
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2016年「獲物を捕らえようとするワシ」
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2016年「舌を長く伸ばしたカメレオン」
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2016年「フォ、フォックス?」
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2015年「トリケラトプス」
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2015年「コブラと日傘をさす女性」
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2014年「地球のわらだけを奪いに来た『わら宙人』」
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2013年「目を失ったスフィンクス」
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2012年「やや上から何らかの圧力がかかったモアイ」
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2012年「わら青龍」
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作品は、毎年8月下旬から10月下旬まで展示され続けています。おそらく、10月後半になると、わらが崩れてよりほのぼの感が増していることでしょう◎
新潟県へご旅行の際は、ぜひ「わらアート」を鑑賞してみてね!
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