【ワシントン時事】オバマ前米大統領は7日、中西部イリノイ州で演説し、「政治家が長年あおってきた『恨み』を巧みに利用している」とトランプ大統領の政治姿勢を強く批判した。米メディアによると、オバマ氏がトランプ氏を公の場で名指しで非難するのは初めて。これまでは露出を控えていたが、11月の中間選挙での民主党勝利を目指し、事実上始動した。
演説でオバマ氏は「差別と闘い、ナチス信奉者には明確に立ち向かわなければならない」と訴え、バージニア州で昨年起きた衝突で白人至上主義者の非を明確にしなかったトランプ氏を非難。ロシアのプーチン大統領に接近を図る外交姿勢についても「同盟を台無しにし、ロシアに擦り寄っている。共和党はどうなってしまったんだ」と疑問を呈した。
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