場合も何もそうなったんだけど、何かしたいけど何もできないからどうすりゃいいかわからん
結婚の許しを申し出て許してもらった関係であるから、義理の父ではないにせよとても親しい方だった。ここ一年ほぼ毎月家に泊まらせてもらって酒も遊びも庭仕事も教えてもらい、ただの娘の彼氏でしかない自分もだいぶお世話になったのだ。
昨晩彼女から彼が救急車で搬送され、今は病室に親類皆と一緒に居るという連絡が来た。借りていた車もあったので自分の家から2時間で行ける病院だったのだが、しゃしゃり出るのを遠慮したばかりに僕は彼の最期を看取れなかった。普段親類すら病室に入れない家族だったことや、彼女に行ってもいいか尋ねて大丈夫と応えられていたということや、2週間前にお会いした時は元気だったということや、何より厳密には義理の親類ですらないという理由こそあったが、一度しかない別れの時になるかもしれないと薄々分かって居ながら行かなかったのはやはり非常に悔しい。まるでそれに今更気づいたような心地になっているのが馬鹿馬鹿しく後悔に輪をかけている。
という自分の話はさておき、彼自身は家族と親族に見守られ、その上それまでに宣告から1年半生き延びて「死ぬ死ぬ詐欺」と冗談を言いつつ言われつつ、身辺整理や仕事や遊びに時間を費やせたので、それは不謹慎ながら不幸中の幸いだったのかなと思う。近頃も父を亡くしたサブミもあったけど、意識のあるうちから親を看取れたということは願っても出来るようなことではないわけで。
今日はお通夜の準備をするそうで、いつ呼ばれてもいいように朝食食べて着替えて出かける準備だけしてる。これでいいんだろうか?ぼーっとしてると「結婚式いつや?」って先月聞かれたなとか、もっと稼いでたら早く結婚できて花嫁姿見せれたのにとか後悔で頭が溢れかえって何も手につかなくなる。自分の心配をしているのか彼女とその家族親族の心配をしているのかわからなくなって混乱してくる。
まだ1歳になったばかりの猫に「とーちゃん逝ったぞ」って言ったらまあ色んな意味で何の話か分かってなさそうだったが、僕も実感が沸いているとは言えないので、実際に猫と僕の理解には差はあまりないのかもしれない、とか考えたりしている。そうでもなければやはり後悔ばかり持て余してしまうので、なぜか指先に汗かきながらこれを書き直してるんだけど、落ち着くのでとりあえずずっとこれをしている。まあこれだけしている訳にもいけないので今サブミしてみようと思った所です。長くてごめーんね!
昨夜まではこの週末は仕事したりごろごろしたりしようと思ってたけど、(例えお通夜の手伝いにお呼ばれしなかったとしても)そうは行かないのである。
平和な週末を過ごしているLLLerの中に身近でこういう場面に遭遇したことある人って居る?例えば姉貴の彼氏が親の葬式に参列したとか。本当の本当は無理やり押しかけて家事でもなんでもいいのでお手伝いがしたい