タイトルの「マーカム」というのは南極大陸にある山の名称で、熱帯の基地からスタートして敵の本拠地である南極のマーカム山を目指す…という内容から名付けられていますが、実は新世紀エヴァンゲリオンの世界におけるセカンドインパクトの爆心地、つまり隕石が衝突した(と偽装された)場所としても知られています。

これはもうドンパチやっている場合ではありませんよ。

…前置きはこのくらいにしておきましょう。

この曲のイントロは、タイトルを知らなくても一度は耳にしたことがあるのではないかと思われる「グリーグのピアノ協奏曲」から引用されていてとても印象的です。その後はどこか孤独感の漂う曲調へと展開していくのですが、当時としては珍しくループするまで1分以上ある演奏時間の長さも特徴の一つです。

このBGMをファミコン音源でを再現している方がいらっしゃいましたので、これに便乗し「もしマーカムがメガドライブへ移植されていたら」というテーマでデータ制作をすることにしました。

余談になりますが、このゲームは知名度があまり高くないようなので当時を振り返ってみたところ、1983年はあのゼビウスが登場した年でした。

そして、支配人が同年で完成度の高いBGMとして注目していたのはマッピーであり、クラシック音楽を引用したBGMで一番印象に残っていたのはジャイラスであり…こう考えると、マーカムは不遇な存在だったのかもしれませんね…