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[北海道地震]エリア全停、初の事態/苫東厚真緊急停止で
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2018/09/07
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電力会社の供給エリア全域で停電する事態は、いわゆるブラックアウトとも呼ばれるが、「電力10社の設立以来初めての事態」(電気事業連合会)となる。
今回、北海道エリアでは震源地に近い苫東厚真発電所が緊急停止し、発電量が電気の使用量を一気に下回ったことで周波数が低下。他の発電所も周波数が低下したままで稼働を続けると、タービンなどの機器が壊れて故障するため、自動的に送電線との接続を解除し、発電を停止した。こういった事象が連鎖的に起こり、道内全域の停電に至った。
エリア全域の停電からの復旧には、まず外部電源がいらず、非常用バッテリーなどで起動できる電源(発電所)を立ち上げることが必要となる。これをブラックスタート機能を持つ電源と呼んでおり、主に小水力が該当する。
これを「種火」として、停止している発電所の所内電源に活用する。こうして発電所を稼働できる状態にしていき、家庭や企業の需要と供給力のバランスを取りながら、徐々に送電区域を拡大していく。
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