7日午前6時40分ごろ、福岡市東区箱崎6丁目の九州大箱崎キャンパスで「爆発音がして炎が出ている」と大学の男性用務員から119番があった。3階建て校舎の1階を焼き、約3時間後に鎮火した。福岡東署などによると、建物は大学院法学府が入る「法文経教育学部本館」で、火元付近の研究室から年齢、性別不明の遺体が見つかった。県警は研究室に出入りしていた法学部卒業の40代男性の可能性があるとみて調べている。

 九州大によると、夏休み中で授業は行われていなかった。大学院は9月末で同市西区の伊都キャンパスへの移転を完了する予定で、部屋には引っ越しの荷物が一部残されていたという。

=2018/09/07付 西日本新聞夕刊=