日本の人気マンガ『名探偵コナン』をイジり倒した米国の人気コメディアン、コナン・オブライエン氏が、原作者・青山剛昌氏の出身地である「コナン・タウン」こと鳥取県東伯郡北栄町を訪問。松本昭夫町長と念願の対面を果たした。
「ついにコナン・タウンにやってきました。町長が誉れ高い懸章をくださったので、僕もあげました。」
自身のTwitterに投稿されたコナン氏と松本町長のツーショットにて、コナン氏は「一日町長」の懸章を肩から掛けている。一方、松本町長の肩には「ミス・アイオワ(MISS IOWA)」の文字が……。
これに先駆けること数時間、本日9月6日、コナン氏は「コナン・タウン」こと北栄町への移動中に、英字新聞「ジャパンタイムズ」にて自身の話題が取り上げられていることを発見。どういうわけか飛行機を降りる空港を間違えるというトラブルに見舞われながらも、なんとかコナン・タウン到着を果たしている。コナン氏がこの町でどんな時間を過ごしているのか、そしてどんな撮影が行われたのかは追々明かされることだろう。
コナン氏が来日を果たすきっかけとなったのは、2018年8月20日(米国時間)、自身のトーク番組「CONAN」にて『名探偵コナン』への怒りをぶちまけたことだった。
コナン氏は『名探偵コナン』を「子どもの身体になってしまった男が犯罪を解決する」物語だとザックリ説明。主人公の江戸川コナンと自分の共通点について「足が細くて長いし、一日中スーツを着てるし、ずっと人に質問してるし、すごく人気がある」と主張し、日本での『名探偵コナン』人気をアメリカのお茶の間に一通り解説すると、過去24年間、コナン君の存在によって不利益を被ってきたとして、賠償金3兆円を要求したのである(詳しくはこちらの記事をご参照いただきたい)。
この“コナン氏の怒り”に反応したのが、「コナン・タウン」こと鳥取県東伯郡北栄町だった。北栄町はコナン氏に「お金が欲しければ北栄町にお越しください」とのメッセージを送り、さらには松本町長自ら「3つの要求」を繰り出している。コナン氏は番組を通じてこれに返答し、9月3日(日本時間)に本当に来日してしまったのだ。
コナン氏によると、今回の来日はテレビ番組「Conan Without Borders」の最新エピソードを撮影するためのものだという。「コナン・タウン」訪問に至るまでの数日間、東京・原宿にてメイクを楽しんだり、日本料理を味わったり、さらには「レンタル家族」サービスを体験したりしているのだ。
またコナン氏は、関西地方で猛威を振るい、大きな被害を出した台風21号の上陸にあたっては、「コナン・タウンのみなさんへ」として「日本のみなさんのご無事を祈っています」というメッセージを投稿している。
ちなみに来日直後、コナン氏は今回の日本滞在が「数日間」のものだと明かしていた。ついにコナン・タウンへの訪問が叶ったということは、そろそろ旅の終わりも近いのかもしれない。あれ、なんか寂しくなってきたような……。
Sources: Conan O’Brien (above link)
Eyecatch Image: Conan O’Brien