バイエルン・ミュンヘン旭日旗禁止に巡る日本側の無反応さに腹が立つ

先日「世界最高の名門サッカークラブとされるドイツ「バイエルン・ミュンヘン」がバイエルン・ミュンヘンは公式的に『日本戦犯旗の使用を禁止する』の内容を明らかにした。」というニュース紹介を読んで「で、日本側はなんと抗議したのか?」という疑問がわいた。しかし案の定日本側からの抗議は全くなかったようだ。

こういうことがあると私は常に思うのだが、韓国の蛮行や国連だの諸外国による韓国迎合に関しての怒りよりも、日本側の無行動の方に腹が立つ。

旭日旗をサッカー試合の応援に持ち込む持ち込まない、という議論では、日本側はすでに負けている。ハーバービジネス掲載のこの記事によると、旭日旗使用は世界のサッカー公式戦ではすでに禁止されているのだそうだ。

旭日旗の使用はすでに、FIFA(国際サッカー連盟)の下部組織で、日本サッカー協会が所属するAFC(アジアサッカー連盟)が「discriminatory symbol relating to national origin and political opinion(国家の起源や政治的意見を表明する差別的なシンボル)」ということで禁止している。

これは昨年に行われたアジアチャンピオンズリーグの川崎フロンターレ(日本)と水原三星(韓国)の試合で、川崎のサポーターが試合中の旭日旗をあげ、両チームのサポーター間で大きなトラブルとなった時に下された裁定である。この時、川崎フロンターレは、1年間の執行猶予付きでホームゲーム1試合の無観客試合と罰金1万5000ドルの処分も受けている。川崎フロンターレはAFCにこの判断を不服として上訴しているが、この申し立ては棄却された。この裁定はここで確定となったのである。

はっきり言ってこの時点で、川崎フロンターレのみならず、日本サッカー協会が「旭日旗は戦犯旗などではない、この判定は不当だ!」と抗議すべきだったのだ。フロンターレの抗議だけでは、単にチームが罰金に不服を述べているとしか取られない。だが日本サッカー協会自らが抗議をすれば、政治問題を持ち出したのはフロンターレのファンではなく、韓国側の言いがかりだという主張が考慮された可能性はある。少なくとも日本人としてそのくらいの弁護をすべきだった。

今となってはFIFAによって旭日旗は戦犯旗であるという既成事実が出来てしまっている以上、今更バイエルン・ミュンヘンの判定に異論を述べたところであまり意味はないのかもしれない。

私が常に苛立つのは、韓国側の理不尽な言いがかりに対して、日本政府の抗議が不十分だということだ。韓国は反日本プロパガンダを世界に広めるべく国家予算をついやして日ごと夜ごと働いている。ことあるごとに日本叩きに国を挙げて運動しているのである。日本はこうした運動に対してその都度応戦し、積極的にその理不尽さを指摘しなければいけない。

例えばせんだっての国連の慰安婦問題に関する勧告にしてもそうだ。

国連人種差別撤廃委員会が、慰安婦問題をめぐり元慰安婦が納得するような解決をするよう日本政府に勧告したことについて、菅義偉官房長官は31日午前の記者会見で、「日本政府の説明内容を十分踏まえておらず、極めて遺憾だ」と批判した。

菅氏は「慰安婦問題は、そもそも人種差別撤廃条約の適用対象外だ。(同委員会の)審査で取り上げるのは適切ではない」と強調した。こうした日本政府の立場を30日に、国連人権高等弁務官事務所の担当者へ伝えたことも明かした。

私は国連など害あって益なしのくだらない組織だと思っているが、日本がいくら不服だと言ってみてもあまり意味はない。韓国は国連だけでなく世界各国で長年に渡り地元政府官僚に対し根回しをしている。腐敗した官僚たちは韓国からのわいろでホクホクなので、日本側からの抗議など一瞥もくれない。こうしたことに対応するためには、こちらから賄賂を贈るか、相手の痛いところをつくしかない。国連の場合なら日本からの国連分担金納入を一時差し止めるくらいの覚悟が必要だ。

2014年にフランスのアングレーム国際漫画祭りにおける韓国側の慰安婦漫画展示についても、そういう展示があると解ってから日本大使から一応の苦情は入ったとはいうものの、積極的な抗議を行って展示を止めさせたのは日本の民間グループだった。

同じく毎年フランスで行われているジャパンエキスポでも、韓国のブースがいくつもあって、韓国は韓流促進に余念がない。ジャパンエキスポでありながら、韓流があふれかえるようなことがあっては意味がない。無論これは商業的な大会であるから国が口出しをすることではないが、もし韓国がこうした場所でもジャパンバッシングを行うようなことがあったら、日本大使は断固たる抗議をすべきである。しかし、アングレームのように、反日出展が決まってしまってから騒ぐのではなく、こういう場所において韓国がするに違いない反日運動について、常々日本側は見張っている必要がある。

韓国によるジャパンバッシングに日本政府がおとなしく対応していてはだめだ。日本ばかりが悪者にされる政策は賢い外交と言えない。日本はプロパガンダ作戦にも勝たなければならない。


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ドイツ東部、ナンミンによる男性殺害に立ち上がった一般市民を「極右翼」や「ネオナチ」と報道する世界のフェイクニュース

もう一週間くらい前になるが、ドイツ東部のケメネッツという町で35歳のドイツ人男性がシリア人とイラク人の二人組に殺害されるという事件が起きた。これに対して地元市民が追悼の意味も込めて最初は100人ぐらいが集まって集会を開いていたが、翌日になるとその数は数百になり、日を重ねるにつれて数千人に膨れ上がり、一週間後の昨日はすでに一万人の抗議者が集まりデモ行進は止む気配をみせない。

これに対してカウンターデモと称し、いつも通り左翼ファシスト暴力団「アンティファ」の連中が数百人やってきて小競り合いが起き負傷者や逮捕者が数人出た。「アンティファ」はドイツで生まれた極左翼ファシスト暴力団で、奴らの手口はそれこそナチスのブラウンシャツと同じで、アメリカ支部よりずっと暴力的である。

地元民は似非ナンミンによる度重なる犯罪に堪忍袋の緒が切れたという状態で集まっているのだが、ドイツのメディアは定番通り、デモをやっているのは「極右翼」や「ネオナチ」だと言い張る。日本のメディアも自分らで取材もせず、現場に行って市民の声を聴くでもなく、ドイツ大本営放送の受け売りを報道している。

「難民が独男性を刺殺 ネオナチデモが激化」--毎日新聞
「ドイツ東部で極右デモ激化、移民めぐる緊張浮彫り、メルケル首相決断から3年」ーー産経ニュース
「ドイツで極右が大規模集会、『カウンター』とにらみ合い殺人事件に反発」--ライブドア
毎日新聞の記事から読んでみよう。

事件は8月26日午前3時ごろ、ケムニッツ繁華街で発生。家具職人のキューバ系ドイツ人男性(35)が男2人組と口論となった末、刃物で刺された。男性は搬送先の病院で死亡、一緒にいた友人2人も負傷した。 地元警察はイラク人の男(22)とシリア人の男(23)を拘束。独紙ビルトによると、イラク人は2016年、難民申請をしたブルガリアに強制送還されることになったが、実施されずに、ドイツ国内で傷害や覚醒剤所持事件も起こしていた。 ケムニッツがある東部ザクセン州は移民受け入れの経験がほとんどない旧東独州で、ネオナチや反イスラム運動の拠点として知られている。事件後、数千人規模のネオナチ支持者が集まり「(難民でなく)我々が国民だ」などと叫び、法律で禁止されているナチス式敬礼を繰り返した。 事件翌日の27日には暴徒化した一部デモ隊が外国人を暴行する事件も発生。国政最大野党で反イスラムを掲げる「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント党首は独公共放送で「ナチ式敬礼は正しくないが、人々が怒るのは当然」と述べ、メルケル首相の難民受け入れ政策を事件と関連付けて批判した。

私が観た多くの映像では、抗議者たちがナチス敬礼をしているものなど一つもなかった。無論ビデオはどうにでも編集できるのでビデオ掲載者が敬礼部分を削除した可能性はある。だが、左翼メディアにそんなアジェンダはない。もし人々が本当にそんなことを繰り返していたのなら、何故フェイクニュースはその場面を大々的に第一面の写真で公開しないのだ?私が観た写真のなかで白人男性が片腕を振り上げているものはあったが、それは単にこぶしを振り上げていたのであり、およそナチス敬礼の手を伸ばすものではなかった。

ドイツ在住のフリージャーナリストという熊谷徹(@ToruKumagai)のこのツイートは非常に面白い。強調はカカシ。

ケムニッツ事件で驚かされるのは、ネオナチの動員力。警察はネオナチが千人しか集まらないと見て、警察官を600人しか投入しなかった。ところがネオナチはツイッターで他の町からも同志を招集。6000人の極右がケムニッツで行進し、一部が外国人狩りを行った。

集まった人間がすべてネオナチだと思うからこういう不思議な感想が出てくるのだ。ドイツ在住でも地元民に直接インタビューにも出向かないで、ドイツ大本営放送のプロパガンダをそのままツイートしているなんて、よくもそれで恥かしくもなくジャーナリストだなどと名乗れるものだ。

この市はドイツでも保守派が多く先の選挙でも25%がメルケルの無制限移民政策に反対しているドイツの選択肢党AfDを支持したという。AfDはネオナチではない。私が観た限り、ごく普通の人たちがナンミンに殺された被害者の写真を掲げて行進していたり、嘘ばかり報道するリポーターの回りを囲んで何故真実を報道しないんだと詰め寄ったりしているものだった。下記はイギリスの体当たりジャーナリスト、ケイティ・ホプキンスのツイッターより。

これがネオナチの集まりに見えるかどうかは、読者諸氏の判断に任せよう。


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スエーデンが世界一幸せな国というイメージは本物だったのだろうか?

非常に長い間、スエーデンは世界でもっとも幸せな国だというイメージがあった。それというのもスエーデンは「揺り籠から墓場まで」福祉が整っていて、国が国民の面倒を一生見てくれるすばらしい国で、犯罪もほとんど起きない平和で豊かな国というのがスエーデンの売り物だったからだ。しかし、社会福祉が行き届いている国が必ずしも幸せな国とは言えない。いや、社会福祉が行き届くということは、それなりに税金も高いし、犯罪が少ないというのも、個人の生活を規制する法律が厳しいからともいえる。それでも人口が少なく、単一民族であるうちは国家は機能する。たとえ政府がかなりの独裁政権だったとしても、国民が政府の方針に概ね同意している場合には国民は政府の理不尽さになど気が付かない。だが、国内に異文化の移民が増え、人々の考えが多種多様になってきたらどうなるのか?政府の方針が多くの国民の意志に反する方向に向かった場合にはどうなるのか?

そうなって初めて、スエーデンの国民はスエーデンが平和で豊かな国というのが幻想だったことを知ったのである。

デイリーコーラーのこの記事によると、先日スエーデンの公共放送Sveriges Television (SVT)がスエーデンで強姦及び強姦未遂で有罪となった犯人の58%が外国出身者であるという調査結果を発表した。また、犯人と被害者に面識がなかった場合のみを見ると、犯人が外国人である率はずっと高く、10人中8人は外国人であり、そのうちの4人までがスエーデンに来てまだ1~2年という統計が出ている。有罪となった半数以上はヨーロッパ以外の場所で生まれており、40%が中東及びアフリカ出身者だった。これが傷害になると127件のうち97件がヨーロッパ外出身者たちによるものだった。

これまで多くの人たちがスエーデンの犯罪率の急増は国による無責任な移民政策が原因だと指摘していたことが証明されたのである。同時に犯罪率の増加と移民とは無関係と言っていた政府が嘘をついていたことも。

これに関して英国のBBCが、スエーデンは本当にパラダイスだったのだろうかというニュース特集をしていた、そのBBCのドキュメンタリーはこちら。イギリスも他国の批判をしている余裕はない。スエーデンの間違いから学んで早急に自国の移民政策を見直すべきだろう。

ところでツイッターで何故今頃スエーデンメディアがこのリポートについて報道したのだろうと書いたところ、スエーデンメディアが報道したというより、調査したのは民間企業だと答えた人が居た、誰が調査したにしろ公共放送が報道したということに意義がある。スエーデンはいつまでも真実を隠しておくことが出来なくなったのだから。


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SNSプラットフォームのBAN祭りがもたらすもの

この間私が登録しているKAZUYAさんのユーチューブチャンネルが一時凍結された。彼以外にも保守派ユーチューバーのチャンネルが多々凍結されたり削除されたりしているが、KAZUYAさんがそれについてやはり凍結された竹田恒泰(たけだつねやす)さんとそれについて話しているのを見た。竹田氏はユーチューブの内容について検閲しているのは日本人スタッフではなくてアメリカ勤務の日本語が多少わかる外国人スタッフによるものなのではないかという話をしていた。それで保守派ユーチューバーの動画について左翼や共産主義者が集中的に苦情を提出した場合、内容をきちんと把握できていない検閲スタッフがいい加減な判断で口座一時停止や凍結などをしているのではないかということだ。

そして本日、私はジョーダン・ピーターソン教授がスティーブン・クラウダーのチャンネルでこの件について語っていた。最近アメリカで極右翼運動家のアレックス・ジョーンズの口座がフェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、グーグルから同時に一斉に凍結されるという出来事があった。ジョーンズは著名だったため色々と話題になったが、これまでにもマイロ・イヤナポリスなど保守派の口座があちこちで凍結されている。これについてジョーダン教授は、ユーチューブは検閲という多大なる課題に取り組んでしまった。莫大な量の中身をすべて検閲するとなると多大な検閲者が必要となる。AIやアルゴリズムで検閲していけば、多くの人々の口座が訳も分からずに凍結されてしまうだろう。そうなった場合、これらのSNSは今の形のままで続くとは考えにくい。

ユーチューブ及び、フェイスブックやツイッターが左よりなのは周知の事実。はっきり言ってこれまで保守派たちは、こうしたプラットフォームに甘え過ぎていた。これらが自分たちのためにサービスを提供してくれることが当たり前のようにふるまってきた。クラウダーも指摘しているが、これらの会社は民営企業であり、自分たちが掲載したくない投稿にサービス提供する義理はない。フェイスブックは偏向だとかユーチューブは不公平だとかいくら文句を言ってみても、彼らにはそうする権利があるのだ。

では我々保守派はどうしたらいいのか?

答えは簡単。保守派専門、もしくは偏向のない自分らのプラットフォームを作ることだ。フェイスブックにしろユーチューブにしろ、誰かが資金を出し技術を投入して作り上げたサービスだ。それにいつまでも便乗できると思うことが甘いのだ。もうすでに保守派の間ではインターネットのバンドウィズを買って、登録料を取ってビデオを提供している人たちが結構いる。先のクラウダーなどもその一人。左派のすべてのプラットフォームから締め出されてから解決法を考えるのではなく、そうなる前に自分らのプラットフォームを自分らで作っていくしかない。

たしかにユーチューブは市場を独占しているかに見えるが、ユーチューブが人気が出たのはせいぜい過去10年くらいのことだ。保守派も地道に自分らのプラットフォームを作っていく。それが大事なのだ。


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人気料理番組司会者の自殺と被害者を気取ってたミートゥー運動率先者の不思議な関係

先日、ハリウッドのミートゥー運動を率先していた女優/監督のアジア・アージェントが実は数年前に当時17歳だった未成年の俳優に無理やり性交を強制したという記事がこともあろうにニューヨークタイムスに掲載された。私は最初から彼女が悪名高いハリウッドプロデューサーに「強姦」されたという話は胡散臭いと思っていた。何故かと言うと彼女はその後、自分を「強姦」したとするワインスタインと数年にも渡り関係を続けており、アメリカにおける彼女の映画監督としてのキャリアにワインスタインは少なからず貢献していたからである。これはセクハラではなく単なる枕営業なのではないか、と私は思ったわけ。そんな彼女が犠牲者ぶってミートゥー運動の率先者的活動をしていたことを胡散臭く思っていたのは私だけではない。

今回の事件が公になる二か月ほど前に、実は全く別の事件によってアージェントの人柄を批判する記事をリア・マックスィーニーという人が書いていた。題して“Can We Talk About Toxic Femininity?”(毒ある女について話してもいい?)というもの。

皆さんはアンソニー・ボーデインという料理評論家をご存知だろうか?彼は二か月前まで人気テレビ旅番組の司会をしていた。この番組はボーデインが世界各国を旅してまわり、その土地の地元料理を色々紹介するというもので非常に人気があった。その彼が二か月前、番組制作中のロケ地のホテルで自殺しているのが発見された。彼の突然の死にアメリカのファンたちは非常なショックを受けた。元々彼は薬物依存症だった過去もあり鬱(うつ)病に悩んでいたという話もあるので、ストレスがたまっていたのかもしれないという憶測は色々されたが、直接の原因が何だったのかは想像の域を出ない。しかし、彼の死はその当時彼が付き合っていた女性とその友達と深くかかわりがあるとマックスィーニーは言う。

実はこの時ボーデインが付き合っていた女性というのが誰あろうアジア・アージェントで、その親友というのがローズ・マックガワン。二人とも去年10月にニューヨーカーで掲載されたハリウッド大物プロデューサー、ハービー・ワインスタインのセクハラや強姦の犠牲者になった13人の中に名前が連なって記されていた。その後二人はミートゥー運動の筆頭者として活発に活動していた。ボーデインの死後、メディアは何故彼が自殺したのかという話よりも、彼の恋人とその友達のアージェントとマクガワンがいかにしてフェミニストの代表者になったのかという話に焦点を当てるようになっていった。それはボーデインをさんざん利用した挙句に裏切り、今も彼の死を利用し続けている二人の毒女たちにはふさわしくない扱いだとスィーニーは言う。

アージェントはイタリアはローマで生まれ、イタリアでも指折りの芸術家族の中で育った。父は有名な映画監督で脚本家のダリオ・アージェント。母は有名な女優ダリア・ニコローディ。そのほかにも有名な歌手や作曲家が親戚にいくらも居る。

ニューヨーカーに載った彼女のワインスタインとの体験談にしても、アージェントは自分が制作する映画についてワインスタインに相談に行った時に、ワインスタインからオーラルセックスを受けたというもの。しかも彼女は早く終わってほしいと思ってオルガズムを演じたという。彼女自身も認めているように、彼女は別に脅迫されたわけでも暴力で強制されたわけでもない。しかもその後数年間何度もワインスタインとデートを重ねている。いくらなんでもこれを「強姦」と言うのはおかしいだろう。彼女が20年間沈黙を守った理由は、その話をすれば自分はワインスタインに潰されると思ったからだと語っているが、もともと彼女はイタリアで活躍しており、有名監督の娘でもあり、コネはいくらでもあっただろう。いくらワインスタインが力のあるプロデューサーでもそう簡単につぶせるような立場の女性ではない。彼女が20年間沈黙していたのは、ワインスタインにはまだまだ利用価値があると思ったからだろう。

それが20年後の今日、自分を犠牲者とすることで、サバイバー(生存者)として颯爽と脚光を浴びるに至ったのだ。

ボーデインとアージェントが出会ったのは2年前、ボーデインの番組にアージェントがゲスト出演した時だ。長年連れ添って娘も居た妻と別居中だったボーデインは即座にアージェントに恋をした。自分のSNSには何枚も彼女の写真が愛のこもったコメントと共に掲載されていたそうで、ボーデインがアージェントにぞっこんだったことは誰の目にもあきらかだった。

ボーデインは人気司会者というだけでなく芸能界ではかなり影響力のある人だったようで、アージェントのキャリアにも積極的に応援し、彼女がテレビ歌謡コンテストの審査員の座を得るのを援助したり、自分の番組のエピソードを監督させたりしていた。また彼女とマックガワンのミートゥー運動も大いに力を貸していた。

しかし、ボーデインが自殺する数日前、40代のアージェントが28歳というずっと年下の若い男といちゃついている写真がゴシップ誌に掲載されてしまったのだ。アージェントは必至にこの写真を取り消させようとしたが無駄だった。その直後、アージェントはシッド・ビシャスの絵のついたTシャツを着て写真を撮り、”Fuck Everyone”(みんな死んじまえ、のような意味)「誰のことかわかるでしょ!」と添えて自分のインスタグラムにアップした。その数時間後ボーデインは首を吊った。アージェントはすぐに写真を削除した。

ボーデインの自殺がアージェントに裏切られたことによるものだとするのは言い過ぎだろう。失恋ごときで大の大人が自殺などすべきではない。だが、もともと鬱で悩んでいたボーデインがこの裏切りによって落ち込んだことは間違いないわけで、それが最後の一藁だった可能性は否めない。

ボーデインの死が確認された数時間後、アージェントは恋人を失った悲劇のヒロインよろしく自分のSNSにボーデインについて書き連ねた。これがアメリカメディアにも大々的に取り上げられた。何故、たった一年ちょっとしか付き合っていない彼女にばかり同情が集まり、別居していたとはいえ11歳の娘までいる未亡人は無視されるのか。アージェントはボーデインの死の話を恋人を失った自分の話へとすり替えようとしていた。自分の名声のために彼の死まで悪用していたのだ。

この記事を書いたマックスィーニーは「犠牲者を責めている!」「セカンドレイプだ!」などとかなりの批判を受けた。しかし実際にアージェントがどんな毒女だったかは、その二か月後の今日、被害者気取りのアージェントこそが加害者だったという事実の発覚によって明らかになったのだ。

アージェントは数年前に未成年の俳優に強制的に性行為を施し、口止め料を払っていたことが暴露された。これにたいするアージェントの行動というのがまたまた卑怯なのだ。アージェントは自分と青年との間に性関係はない、だがスキャンダルを恐れたボーデインが自分のために青年に支援金という形でお金を払っただけだと、死んで言い訳の出来ないボーデインにすべての罪を擦り付けようとしている。

こんな女が代表面していたミートゥー運動なんて、もう誰も注意を払わなくなるだろう。そろそろみんな疲れて来たしね。ハリウッドてのは本当に偽善者の集まりだ。

 

 

 


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プラスチックストローは駄目!でも麻薬とホームレスは大歓迎なサンフランシスコ

トランプが第三諸国のことを肥溜め国と言ったとか言わないとかいう話があったが、今やサンフランシスコ(SF)は文字通り肥溜め町になりつつある。連邦政府の法律を無視して違法移民の聖域だと宣言したサンフランシスコには近年違法移民が大量に住み着くようになり、ホームレスの数が急上昇。それに加えて市は麻薬中毒者の健康を心配して清潔な麻薬用の注射器を無料で配給している。その結果麻薬中毒者が街中で平然と麻薬を打ち使用済み注射器をその辺に捨てるは、ホームレスが所かまわず便や尿を垂れ流すはで、サンフランシスコは町中が危険な肥溜めと化しているのだ。

サンフランシスコは真っ青な(青は民主党左翼寄り、赤は共和党保守寄り)カリフォルニア州(加州)の中でも特に青い街で、加州でもいち早くプラスチックの買い物袋を廃止した町。こういう状況のなかでSF市は環境保全のためと銘打って小学生四年生による非常に高度な科学的調査に乗っ取ってプラスチックのストローを町から廃絶するという素晴らしい方針を施行。おかげでSFではストローは違法だが麻薬は合法という訳の解らない状態になっている。

誰が行くんだこんな街?

♪心をサンフランシスコに残してきたあ~♪

なんて言ってた時代はもうはるか昔となってしまった。

慰安婦像騒ぎで大阪から姉妹都市関係を止めるとかなんとか言われていた前市長の急死により、新しく市長となったロンドン・ブリード市長は、市街視察の際に町があまりにも汚いことを嘆き、清掃員の数を増やしたりしているが、ホームレス逮捕や違法移民摘発などの政策を取る気は全くない。ツイッターで誰かが言っていた通り、「臭い匂いは元から絶たなきゃダメ」なのであって、いくら掃除したって汚す人間を取り除かなければ意味がない。

以前にニューヨークのジュリアーニ元市長が、公共排泄といった軽犯罪を犯す人間を徹底的に取り締まったところ、重犯罪率が減るという結果を得たことがある。重犯罪を犯す人間は軽犯罪も犯す。

ジュリアーニ市長の頃よく言われたのは「壊れた窓の原理」というもの。これは一つでも壊れた窓を修繕せずに放りっぱなしにしておくと、どんどん回りが壊れていくという意味。ささいな破損でもすぐに修繕しないと、誰も気にしないと思って周りにごみを捨てたり壊したりといった行為を連鎖させてしまうという説だ。ぴかぴかに光った道にごみを捨てるのは気が引けるが、ゴミだらけの道だったらもうひとつくらいどうってことはないという気になる。町は汚ければ汚いほど汚くなっていくものなのだ。

ミスター苺とカカシはもう10年以上も毎年クリスマス休みはサンフランシスコ訪問が恒例となっていたが、今年はもう行かないことにした。いくたびに汚くなっていくSFを観るのは忍びないからだ。


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理解しがたいトランスジェンダーの「同性愛」嗜好

ちょっと変な短編映画を二作見てしまった。ユーチューブでたまたま出くわしたので題名も何も覚えてないのだが、二つともテーマが女性から男性に移行した人たちが男性に恋をするというものだったのでちょっとお話したい。

最初の映画の主役はゲイの男性で、男性だと思って付き合いはじめた人物が実は元は女性のいわゆるFTMであることを知って戸惑う話。主人公がFTMの子の友達と会うシーンでは、みんなLGBTQ+の訳の解らない代名詞を使うことを主人公に要求。ゲイの主人公は「僕にはわかんないよ、僕は『正常』な人間だから!」と言うシーンは笑ってしまった。男の人を好きになるゲイの男性が普通というのがトランスの世界なのである。これはもしかしてトランスジェンダーやノンバイナリーとかいう訳の解らん連中をおちょくったパロディ映画だったのかもしれない。

もうひとつの方は、主人公の男性が男と思って付き合った人間が、ゲイバッシングでさんざん殴る蹴るの暴行を受け病院に運ばれる。そこで恋人が実は女だったことが解り主人公は吐いてしまうほどショックを受ける。しかし相手がFTMであることを受け入れた主人公は、再び恋人と付き合うようになるが、いざセックスをしようとしたら実は主人公もFTMであったことが解って今度は恋人の方が拒絶する。その恋人は「僕はずっと普通の人として溶け込みたいと思っていた。」と言って去っていく。

私はこの結末を予測していたので驚きはしなかったが「なんでだよ~!」という気持ちでいっぱいだった。生物学的な女性が男性に魅力を感じるならそれは普通ではないか?男性/女性であるということの基本は異性に対する性欲であるはず。だからこそ同性愛者は異質な存在なのであり少数派として扱われてきたのだ。それが異性に愛情を感じるのに自分は異性だと思い込むというのはどういうことだろう?しかも「普通の人間として溶け込みたい」人が、わざわざ社会が異質と思う性転換という行為に及ぶというのはどういうことなのか?異性が好きならそのままの状態で異性と付き合えばいいだけの話。そうすれば普通の人間として社会に溶け込むことが出来るではないか。それが普通なんだから。

ところで最初の映画で主人公と恋人がどのようにセックスすればいいのかを悩むシーンがあった。だが、二人は生物学的な男女カップルなので、普通にすれば全く問題ないと思うんだけどね。人間はそういうふうに出来てるんだから。

余談だが、私の美容師はゲイの男性だがもう孫が何人も居るおっさん。それというのも男と思ってナンパした子が実は女性で、一回きりの交渉で女性が妊娠してしまったからなんだそうだ。彼の場合、相手が異性とわかっても特に拒絶反応は起きなかったらしい。その後その女性とは結婚はしなかったが、母子とはずっと家族として付き合ってる。だから孫たちからも慕われている。

自称トランスの人々は、どうして生まれたままの性を受け入れることができないのだろう?同性に愛情を感じるというのは感情の問題なのでどうしようもないが、自分が女性/男性として生まれたことは単にそれを受け入れるだけで何の弊害も生まれない。好きな人が同性でも異性でも今の時代特に問題はない。異性のような恰好をしたいならすればいい。制服などで規制されている場合は臨機応変に対応し社会になるべく迷惑のかからないプライベートな時に男装なり女装なりを楽しめばいいではないか。

私が同性愛者に関しては全く嫌悪感を覚えないのにトランスジェンダーを受け入れられないのは、彼/彼女たちが自分らの異質な嗜好を他者に押し付け拒絶されると、ありのままの自分を受け入れてくれない、といって駄々をこねるからである。

ありのままの自分を最初に拒絶したのは誰あろう自分たちなのに。


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山火事と地球温暖化は関係あるの?

暑中お見舞い申し上げます。

今年の夏は北半球どこもかしこも酷暑のようである。カカシ在住の南カリフォルニアも連日45度を超える暑さ。ツイッターでも日本やヨーロッパなどからも「暑い、暑い」というツイートが連発されている。皆さまくれぐれも熱中症にはお気をつけあそばせ。

夏といえばカリフォルニアは山火事の季節。日本と違って砂漠気候のカリフォルニアは夏が乾燥期。今年もあっちこっちで大規模な山火事が発生している。フェイスブック友達のバリバリ左翼教師のDは毎日のように、山火事は人為的地球温暖化が原因だあ、という記事をアップし、EPAというアメリカの環境庁の権限を減少させようとしているトランプ大統領を批判しまくっている。しかし山火事の原因は本当に地球温暖化なのか?

無論、そうであるはずがない。

山火事の原因は実は1994年にクリントン(民主党)大統領が環境保全という名目で始めた伐木規制にあると語るのは森林専門の科学者ボブ・ザイバック(Bob Zybach)教授。ザイバック教授は1990年代から大学院学長を務める以前20年間森林再生専門の仕事をしていた。1994年、クリントン大統領は絶滅の危機というフクロウの生息地を守るという理由でカリフォルニア及び西部アメリカの森林伐木を極端に規制した。実は森林火事を予防するには適度な伐木が必要。常に生えすぎの木々を取り除き、時には人為的にちいさな火事を起こして大火事になった時の火の通り道を塞ぐ対策は山火事防止に必要不可欠なのである。

クリントン政権は森林を人の手をなるべくつけない自然状態にしておくべきという政策を取ったが、ザイバック教授はその頃から、それは大火事を誘発することになると強く警告していた。

1952年から1987年まで、西オレゴン州において一万エーカー以上を燃やすような大火事は一回しか起きていない。だがこの平和だった時期は1987年に起きた10万エーカーの大火事で終わりを告げた。その後もオレゴン州では大火事がいくつも発生。現在13の火事が18万5千エーカーを燃やしている。カリフォルニアでは9つの大火事が57万7千エーカーに渡って広がっている。しかも、火事の起きる場所のほとんどが政府の森林管理管轄内の地域ばかりなのである。

ザイバック教授によれば、これは起こるべくして起こった人災だという。長年に渡る自然対策という森林管理局の任務放置により、森林には枯れた木や倒木が放ったらかしにされ雑草も生え放題になっている。つまり火事に必要な燃料が貯まっており、爆弾が火種を待っている状態が何年も続いているということだ。

で、これが地球温暖化と関係があるのかという議論だが、カリフォルニアのばりばり自然主義過激派左翼のジェリー・ブラウン知事は、この状態は地球温暖化による新しい普通の状態だと言い張る。だが、温暖化は多少関係あるかもしれないとしながらも、本質的な理由は長年の森林無対策にあると言うのはワシントン大学の環境科学者のクリフ・マス教授。それに、マス教授によれば西海岸北部の気温は近年特に上がっていないと付け加える。

確かに今年の夏は暑いが、それは周期的に巡ってくるエル二ニョのせいであり、地球温暖化とは関係がない。こういう夏は歴史的に何度も来たが、その度に火事が増えるというわけでもない。政治家やメディアが火事が多いのは温暖化のせいだという間違った説を広めているが、それは正しくないとマス教授は言う。

ザイバック教授も歴史をたどって多々の資料を集めて研究した結果、山火事のパターンはここ何百年それほど変わっていないと語る。

では何が変わったのか。それは森林管理対策だ。連邦政府管轄地域における伐木の大幅減少により、活発だった伐木産業が衰退したばかりでなく、火事防止のための伐木も統括焼却などもされず、森林の拡大が野放し状態になってしまったのだ。

山火事や森林火事は自然の状態だから放っておけばいいというのは、文明社会を無視した無責任な考えである。最近の調査によれば、アメリカ西部で山火事の危険にさらされている住宅の数は1940年に比べて1000倍にもある6百70万戸にも及ぶ。火事のパターンは変わらずとも、危険にさらされる人々の数は大幅に増えているのだ。

ではこれに関してトランプ政権はどのような対策を取っているのだろうか。トランプ大統領は今年三月に火事防止のための予算を増やす法律に署名した。しかしザイバックに言わせれば、まだまだ足りないという。政府はもっと積極的に火事防止対策に取り組む必要がある。そのためには自然破壊という汚名を着せられて衰退した伐木産業の復活こそが理想だとザイバック教授は言う。

トランプ大統領はEPAの権限を見直すと言っているが、これに関して先に紹介した私のフェイスブックフレンドのような自称自然保護主義者(実は環境破壊主義左翼)どもは断固反対している。彼らはトランプがアメリカの自然を破壊すると喚き散らしている。だが、EPAこそが環境の敵だ。トランプ大統領にはぜひぜひ頑張ってEPAをつぶしてもらいたいものだ。

 


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ファシストイギリス政権が作り上げた殉教者トミー・ロビンソン

ザ・ガーディアン紙に数日前に載ったこの記事では、いかにして一介のサッカーフーリガンだったトミー・ロビンソンが極右翼の「殉教者」となったのかを説明している。ご存知のようにザ・ガーディアンと言えばイギリスでも悪名高いバリバリ左翼新聞だが、左翼であるがゆえに同紙はロビンソンが右翼保守達を元気づける影響力を正確に把握している。

以前にも書いたようにトミー・ロビンソンは自分が生まれ育った町ルートンがモスレム暴力団によってどんどん乗っ取られていくことを憂い、2009年にイギリス防衛団(English Defense League – EDL)という市民運動団体を設立した。EDLは融和しないモスレム移民たちへの抗議運動として何度も行進を催し、その度に何千何万という参加者を集めた。しかしそのうちに白人至上主義者やネオナチなどの暴力的な危険分子が行進に参加するようになり、平和的な抗議運動を求めていたロビンソンは内部争いに負けて2013年に自らが設立したEDLを脱退した。

その後2016年にトミーはドイツ発の反モスレム移民運動ペギーダをイギリスに広めるべく運動を始めるが、創設時の参加者はわずか数百人とぱっとせず、トミーの活動家としてのキャリアは終わったかに見えた。私がトミーを知ったのはこの頃だ。トミーの一時間に渡る演説を聞いたのもこの頃だったかもしれない。

トミーは元々不動産関係の会社を営んで結構成功していた。しかしEDLのデモ行進の影響力を恐れたイギリス当局はデモ開催の前日になるとトミーを逮捕し2~3日拘束しては証拠不十分で釈放を繰り返していた。それでも動じないトミーに対し、政府は不動産業での事務的なミスを詐欺と称してトミーを逮捕。トミーは四か月の禁固刑を言い渡され受刑中にモスレム受刑者から殴る蹴るの暴力を受けて死に損なった。

トミーの事業は完全崩壊。妻子や親兄弟にまでイギリス政府からの嫌がらせが続き、トミーは家族ともまともに付き合えなくなる。しかしここでトミーはひるむどころかかえってイギリスのために戦わねばならないと試練に燃える。

この演説を聞いた時、イギリス当局はなんて馬鹿なんだろうと私は思った。トミーはたんなるサッカーフーリガン。始めた政治活動も内部争いに負けて追い出されており、放っておけばそのまま自然消滅するような取るに足らない存在だった。それを彼の仕事を破壊し家族にまで亀裂を生じさせ、かえってトミーの革命への意欲を促進させてしまったのだ。

トミーはその後カナダの保守派メディアのエズラ・ラバントのレベルメディアに入社。レベルメディアのイギリス支部担当のジャーナリストとして活動を始める。そして2017年にモスレム暴力団による少女強制売春の件で裁判所の外で報道をしていたトミーは法廷侮辱罪とやらで逮捕された。イギリスでは法廷に入る被告の姿を撮影するのは違法だという話だが、これは単なる口実だろう。なにしろこの逮捕の仕方がえげつなかった。普通に考えて、もしも市民がしらずに法律を破っていた場合、この場合で言えば裁判所の建物の外の階段に立ってリポートをするという行為、警察官が警告して立ち退かせる程度で済むはずである。よしんば逮捕するほどの重罪だったとしても、それならその場で拘束し、警告し罰金を課して数時間後には釈放というのが普通だろう。

それがトミーの場合はその翌日の明け方四時に突然重武装のスワットチームがトミーの自宅に押し入り、眠っていた妻子を起こし、幼いトミーの子供たちを怖がらせてトミーを連行するという乱暴な行為に出たのである。レベルメディアが優秀な弁護士を送り込んで数日後には釈放されたものの、一年の執行猶予つきという信じられない重い罰。私はこの時トミーが再び逮捕されるのは時間の問題だと思った。なぜならイギリス当局はその日の気分で勝手に法律を施行するからで、いつ何時どんな行為が違法とみなされるのか全く想像がつかないからだ。

ともかくこの理不尽な逮捕の模様はネットで拡散され、トミーは一躍スターとなった。

そして一年後、今回の逮捕、カンガルー裁判で信じられない速さで13か月の禁固刑に処せられ、しかもこの事実に関する報道を一時禁止。トミーは刑務所のなかで命を狙われ食事もろくにさせてもらえず、この猛暑に冷房も窓もない独房で二か月半の監禁。

イギリス政府がトミーを沈黙させたいと思っていたのだとしたら、トミーの影響力を破壊しようと図ったのだとしたら、これほど馬鹿げたやり方はない。まるでイエス・キリストよろしくトミーを殉教者に仕立て上げてしまったのだから!

トミーを観ていてイエス・キリストを思わない人はいないだろう。私はロイドウエバーのミュージカル、ジーザスクライストスーパースターの「イエスは死すべし」という歌の「彼は危険だ」という部分を思い出さずにいられない。このシーンは人気急上昇のイエスをみて、地元のユダヤ僧侶たちがイエスをどう扱えばいいかという会議をするシーン。

群衆(室外)「ホザナ、スーパースター!、ホザナ、スーパースター!」
アナス「聞いたかあの叫び声を、通りに繰り出す馬鹿な群衆どもだ。らい病患者でのトリックの一つ二つで町全体が沸き上がっている。」
僧侶全員(室内)「奴は危険だ!」
群衆「ジーザス・クライスト・スーパースター!教えてください。あなたは彼らの言う通りの人なのだと」
僧侶2「あの男はたった今も町で支持者を煽っています。」
僧侶3「群衆を煽る行為はやめさせなければなりません。」
僧侶全員「奴は危険だ!」
群衆「ジーザス・クライスト・スーパースター!」
僧侶全員「奴は危険だ!」
ジーザスの人気が上がりすぎて人々が彼を王様として称えるようになったらローマが許さない。そうなってからでは群衆が手に負えない状態になる。そうなる前にジーザスは死なねばならない。という結論に落ち着くわけだ。
トミーが刑務所で受けていた扱いを考えると、彼が13か月もの禁固刑を生き延びたとは思えない。イスラム教徒から命を狙われているトミーにとって13か月の受刑とは死を意味する。イギリス当局はそれを承知でトミーを拘束したのである。しかしローマに殺されたイエスがそうであったように、トミーが殺されたらトミーは必ずや殉教者になっていただろう。いや、死なずして彼はすでに殉教者扱いだ。もうトミーはトミー一人ではない。彼は我々自由を愛する人々の象徴だ。これは彼が好むと好まざるとに拘わらずすでに起きてしまったことだ。
敬虔なキリスト教徒であるトミーなら、逮捕される以前にイエスのことを思ったに違いない。逮捕ちょっと前のユーチューブビデオでトミーはすでに「もうどのくらい長くこういう活動を続けられるか解らない」と言っていた。トミーはイエスがゲッセマネの丘でしたように神の教えを乞うたのだろうか?
何故私は死ななければならないのですか?何故ですか?
私の死が無駄にならないと証明してください。
その偉大な能で少しでもいいから示してください。
主が私を死なせたいと思う理由を教えてください。
主はどこでどのようにははっきりおっしゃるのに、何故かは教えてくださらない。
解りました。死にましょう!
私が死ぬのをご覧ください。
私がどのように死ぬのかお見届けください!

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「国家が死滅する時」トランプは第二のリンカーンに成り得るのか?

保守派作家で映画プロデューサーでもあるディネシュ・デスーザ(Dinesh D’Souza)製作のドキュメンタリー映画、“Death of a Nation”(国家が死滅する時)を観て来た。デスーザ制作のドキュメンタリーはこれで確か四作目だが今までで一番良い出来になっていると思う。

デスーザは過去に「オバマのアメリカ」、「アメリカのない世界」、「ヒラリーのアメリカ」といった保守思想を全面的に押し出した映画製作で有名だ。オバマ前大統領はデスーザの映画にいたく腹を立て、普通なら罰金程度で終わる選挙法違反行為でデスーザを逮捕し禁固刑に処すという行為に出たほどだ。せんだってトランプ大統領はデスーザに恩赦を下し、晴れてデスーザは前科者の汚名を晴らすことが出来た。前作のヒラリーのアメリカはヒラリー・クリントンが大統領選で落選するのにかなりの影響を与えたと言われている。

さて今回の国家が死滅する時は、ファシズムとは何であるのか、そして如何に米民主党がその創設時からファシズムを崇拝してきたかを如実に語っている。デスーザの映画はドキュメンタリーとはいうものの、半分は俳優を使った再現シーンで回を重ねるごとにその質が高まっている。今回もドイツ人俳優を起用してヒットラーやその配下のブラウンシャツ愚連隊による悪行が赤裸々に描写されている。

映画は普段トランプ及び共和党をナチスだのファシストだの人種差別者だのと罵っている米民主党こそが、実はファシズム及び奴隷制度を信念としてきた党であり、彼らがことあるごとに持ち出してくるナチスの政策は実は米民主党の政策をお手本にしていたということを順序だてて証明していく。

読者諸氏のなかでアメリカの奴隷制度や黒人差別法や白人至上主義テロ軍団KKKを固持していた党が現在リベラルを気取る民主党だということをご存知の方がどれだけいるだろうか?ご存知ないとしても気を悪くすることはない。アメリカ国内で特に民主党支持派のなかでこの歴史的事実を知っている人の割合は限りなくゼロに近いのだ。

ヒットラー曰く「大きな嘘は繰り返し語れば信じてもらえるようになる」。民主党は絶対的なファシスト奴隷主義党の過去を隠すために1960年代の人権運動後、自分らこそが少数派の人権を守る正義の味方であり共和党こそが人種差別の党なのだという大嘘をつき続けてきた。そして主流メディアが一緒になってこの嘘を広めたため、多くの人がジム・クロー法のような人種差別法を施行したのが民主党で、白人至上主義テロ団体であるKKKが民主党の手先だったという事実を忘れてしまった。今や大半の黒人は共和党こそが人種差別の党であると信じている。敵ながらあっぱれなプロパガンダ政策である。

だが歴史的事実はこれとは全く正反対。後退派左翼はアメリカが奴隷制度によって設立された国だと言い張るが、アメリカの創設の父たちは奴隷制度を嫌っていた。独立宣言のなかで「すべての人々は平等に創られている」とあるのは文字通り白人も黒人も平等だという意味だった。ではなぜその場で奴隷制度を廃絶しなかったのかと言えば、南部の州(後の民主党)が奴隷制度廃絶をするなら独立運動に参加しないと断固拒否したからなのだ。奴隷貿易を廃止し黒人の価値をゼロと言い張っていた南部に対してその価値を白人の3/5まで引き上げたのも、奴隷制度を固持したい南部と廃止したい北部との妥協だったのだ。しかし、後になって奴隷制度を廃絶することが出来たのは、この「すべての人々は平等」という独立宣言があったからこそなのである。(「すべての白人」としていないことからもそれは明白なはず。)

民主党創設者のアンドリュー・ジャクソン大統領はファシストで奴隷制度主義だった。映画はヒットラーがいかにジャクソンを崇拝し彼の思想をお手本にしていたかを語る。興味深いのはユダヤ人種浄化を図ったナチスでさえ、誰をユダヤ人とみなすかについて、米民主党による『一滴でも黒人の血が混ざっていれば黒人とみなす』という基準はあまりにも人種差別過ぎると判断し、ユダヤ人とみなされるには少なくとも祖父母の三人までがユダヤ人である場合に限るとした点だ。

今や悪の代表として引き合いに出されるナチス党のファシズムだが、アメリカを第一次世界大戦に巻き込んだウッドロー・ウイルソン大統領も、リベラルの神様みたいに崇め奉られているフランクリン・D・ルーズベルト大統領も完全なるファシストだった。ヒットラーは同じファシストのルーズベルトが大統領に選ばれたことを歓迎していたくらいなのだ。(日本が真珠湾攻撃をしたり、ドイツがアメリカに宣戦布告をしたりなどしなかったら、世の中はどれほど変わっていたのか、考えただけでも恐ろしい。)

ファシズムは右翼だと言う人がいるが、これは正しくない。ファシズムとは社会主義の変形であり根本は共産主義と同じだ。共産主義が世界的社会主義であるのに対し、ファシズムは国粋型社会主義である。ナチスという名前にしても原名はNationalsozialistische Deutsche Arbeiterparteiといって国粋社会主義ドイツ労働党という意味である。だからファシズムを右翼と結びつけて共和党は右翼だからファシストだという理屈はこじつけなのである。

同映画はヒットラーがキリスト教徒だったとか保守的だったという神話をことごとく崩していく。たとえばヒットラーがキリスト教会と手を結んでいたということに関しても、ヒットラーは政権を握るまで教会の協力が必要だったから教会を支持しているふりをしていただけで、政権を握ってからはキリスト教徒を弾圧した。またナチスが同性愛者を迫害したということに関しても、ナチス政権下で一般の同性愛者が拘束されたのは事実だが、ナチス党の幹部にはかなり多くの同性愛者が居たことは周知の事実であり、ヒットラーは仕事が出来る人間ならプライベートで何をしていようと関知しないという姿勢を取っていた。つまり社会的にもヒットラーは決して保守派ではなかったのである。

色々な面でナチス党と多くの共通点を持つのは共和党ではなく民主党の方なのだ。いまでも民主党は昔と全く変わっていない。彼らの目指すところはファシズムであり奴隷制度である。

次によく耳にする民主党の大嘘は、確かに民主党は奴隷制度支持で白人至上主義だったが、1960年代以降デキシークラットと呼ばれる人種差別主義の南部民主党員はこぞって共和党に移籍し民主党と共和党は完全に入れ替わったというもの。だが、1964年の人権法によって人種差別法が廃止された後に民主党から共和党に移籍した議員はストローム・サーモンとジェシー・ヘルムスのたった二人である(しかもヘルムスは人権法当時はまだ上院議員ではなかった)。KKKメンバーでビル・クリントン大統領の恩師と言われたロバート・バードは死ぬまで民主党員を貫き通した。クリントンは後にバードのKKK所属に関して、「当時はKKKに所属していなければ民主党員になれなかった」と言っているくらい、KKKと民主党のつながりは深かったののである。だいたい人種差別主義で白人至上主義の民主党員が黒人の人権を守る人権法を推し進めた共和党に移籍するということからして理屈に合わない。今の南部が共和党支持になったのは人権法が通ったずっと後のロナルド・レーガン大統領の頃である。つまり、南部の人種差別者が死に絶えて次の世代の反差別者の時代になってから南部は共和党に移ったのだ。

同映画はこのような歴史的な事実を再現映像で示しながら、現在の自称アンティファや左翼が言うアルトライトの実情にも言及する。自称アンティファ実はファシストどもの暴力的な手段はナチスドイツのブラウンシャツのやり方と全く同じ。アルトライトの象徴のように左翼からもてはやされている白人至上主義ナチス崇拝主義者のリチャード・スペンサーが実は左翼で社会主義者でファシストである事実も映画は暴露する。左翼はあたかもスペンサーがアルトライトを代表するかのように報道するが、スペンサーは左翼だ。決してアルトライトなどではない。同映画のなかで彼は自らその事実を認めている。

ドナルド・トランプ大統領は民主党から敵視されているが、こういうことは昔にもあったとデスーザは言う。奴隷制度廃止のために南北戦争を指揮したエイブラハム・リンカーン大統領の時がそうだった。ファシズムと奴隷制度を固持しようとした南部に勇敢に戦って勝ったリンカーンのように、当時と全く変わらず暴力で国民の自由を奪い奴隷化を目指す民主党に対抗してトランプ大統領は勝利を収めることが出来るであろうか。

拙ブログを長年お読みの諸氏はご存知の通り、カカシはトランプ大統領候補を全く支持していなかった。彼が本質的な共和党員であることを信じていなかったからである。普段から民主党やメディアは信じないと言っていたくせに、左翼連中の大嘘に騙され、トランプは本当の共和党大統領になどなれないと思っていたカカシ。だが、私は間違っていた。トランプは素晴らしい大統領だ。ヒラリーでなくトランプが大統領になってくれて本当に助かった。

今のアメリカは岐路に立たされている。アメリカがファシズムの波に押し流されるかどうかはトランプ政権にかかっているのだ。この戦いは南北戦争と同じぐらい大切な戦いだ。

トランプはリンカーンとなりえるだろうか?私は成り得ると信じる。私はアメリカ国民を信じる。この映画はアメリカ国民に勇気を与えてくれる素晴らしい映画だ。ぜひぜひ多くのアメリカ人に見てもらいたい。特に民主党支持者の方々にお勧めする。

アメリカに神のご加護あれ!God Bless America!


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